データベース ミラーリングの削除

データベース所有者は、いずれのパートナーでもデータベース ミラーリング セッションをいつでも手動で停止できます。

ミラーリングの削除による影響

ミラーリングが削除されると、次のような動作が発生します。

  • パートナー間および各パートナーとミラーリング監視サーバー間にリレーションシップがある場合、それらのリレーションシップが完全に解除されます。

    セッションが停止した時点でパートナーどうしが通信している場合、そのリレーションシップは両方のコンピュータですぐに解除されます。パートナーどうしが通信していない場合、つまり停止時点でデータベースが DISCONNECTED 状態である場合は、ミラーリング停止処理を実行した側のパートナーではリレーションシップがすぐに解除されます。もう一方のパートナーは、再接続を試行したときに、データベース ミラーリング セッションが停止していることがわかります。

  • セッションの一時停止の場合と異なり、ミラーリング セッションについての情報は削除されます。ミラーリングは、プリンシパル データベースとミラー データベースの両方から削除されます。sys.databases では、mirroring_state 列およびその他すべてのミラー化に関する列が NULL に設定されます。詳細については、「sys.database_mirroring (Transact-SQL)」を参照してください。

  • 各パートナー サーバー インスタンスには、データベースの個別のコピーが保持されます。

  • ミラー データベースは復元中の状態になります (sys.databasesstate 列を参照)。これは、ミラー データベースが RESTORE WITH NORECOVERY を使用して作成されているためです。この時点で、古いミラー データベースを削除するか、WITH RECOVERY を使用して復元できます。データベースを復元すると、古いプリンシパル データベースから分岐が行われます。これは、復旧によって新しい復旧分岐が開始されるためです。復旧分岐の詳細については、「復旧パス」を参照してください。

注意

セッション停止後もミラー化を続行するには、新しいデータベース ミラーリング セッションを確立する必要があります。ミラー化の停止後にログ バックアップを作成する場合は、ミラー化を再開する前にミラー データベースにそのログ バックアップを適用してください。ミラー化の開始方法の詳細については、「データベース ミラーリング セッションを構成する方法 (SQL Server Management Studio)」または「データベース ミラーリングの設定」を参照してください。