CertProperty (Transact-SQL)

指定した証明書のプロパティの値を返します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

CertProperty ( Cert_ID , '<PropertyName>' )

<PropertyName> ::=
   Expiry_Date | Start_Date | Issuer_Name 
   | Cert_Serial_Number | Subject | SID | String_SID 

引数

  • Cert_ID
    証明書の ID を指定します。Cert_ID のデータ型は int です。

  • Expiry_Date
    証明書の有効期限日を指定します。

  • Start_Date
    証明書が有効となる日付を指定します。

  • Issuer_Name
    証明書の発行者の名前を指定します。

  • Cert_Serial_Number
    証明書のシリアル番号を指定します。

  • Subject
    証明書のサブジェクトを指定します。

  • SID
    証明書の SID を指定します。これは、この証明書にマップされているログインまたはユーザーの SID でもあります。

  • String_SID
    証明書の SID を文字列で指定します。これは、この証明書にマップされているログインまたはユーザーの SID でもあります。

戻り値の型

プロパティは単一引用符で囲んで指定する必要があります。

戻り値の型は、関数の呼び出しで指定されたプロパティによって異なります。すべての戻り値は、戻り値の型 sql_variant でラップされます。

  • Expiry_Date および Start_Date では datetime 型が返されます。

  • Cert_Serial_Number、Issuer_Name、Subject、および String_SID では nvarchar 型が返されます。

  • SID では varbinary 型が返されます。

説明

証明書に関する情報は、sys.certificates カタログ ビューで確認できます。

権限

証明書に対する権限が必要です。呼び出し元で、証明書に対する VIEW DEFINITION 権限が拒否されていないことも条件となります。

次の例では、証明書のサブジェクトを返します。

-- First create a certificate.
CREATE CERTIFICATE Marketing19 WITH 
    START_DATE = '04/04/2004' ,
    EXPIRY_DATE = '07/07/2007' ,
    SUBJECT = 'Marketing Print Division';
GO

-- Now use CertProperty to examine certificate
-- Marketing19's properties.
DECLARE @CertSubject sql_variant;
set @CertSubject = CertProperty( Cert_ID('Marketing19'), 'Subject');
PRINT CONVERT(nvarchar, @CertSubject);
GO