ネイティブ形式、文字形式、または Unicode 形式の使用
ここでは、データの一括エクスポートまたは一括インポートでサポートされているデータ形式について説明します。Microsoft SQL Server では、文字形式またはネイティブ バイナリ形式のデータを使用できます。SQL Server と別のアプリケーション (Microsoft Excel など) または別のデータベース サーバー (Oracle や SQL Server など) との間でデータを移動するときは、文字形式を使用します。SQL Server のインスタンス間でデータを転送する場合にのみ、ネイティブ形式を使用できます。
データ形式の選択
次の表は、データの表現方法や転送元または転送先に基づいて、データ形式を選択するための一般的なガイドラインを示しています。
操作 |
ネイティブ |
Unicode ネイティブ |
文字 |
Unicode 文字 |
|---|---|---|---|---|
拡張文字や 2 バイト文字セット (DBCS) の文字を含まないデータ ファイルを使用して、SQL Server の複数のインスタンス間でデータを一括転送します。フォーマット ファイルを使用する場合を除いて、これらのテーブルは同じように定義されている必要があります。 「ネイティブ形式を使用したデータのインポートまたはエクスポート」を参照してください。 |
○1 |
— |
— |
— |
文字形式や Unicode 形式とは異なり、ネイティブ データ形式では各 sql_variant 値のメタデータが保持されるので、sql_variant 列ではネイティブ データ形式を使用することが最も適しています。 「ネイティブ形式を使用したデータのインポートまたはエクスポート」を参照してください。 |
○ |
— |
— |
— |
拡張文字や DBCS 文字を含むデータ ファイルを使用して、SQL Server の複数のインスタンス間でデータを一括転送します。 「Unicode ネイティブ形式を使用したデータのインポートまたはエクスポート」を参照してください。 |
— |
○ |
— |
— |
別のプログラムで生成されたテキスト ファイルからデータを一括インポートします。 「文字形式を使用したデータのインポートまたはエクスポート」を参照してください。 |
— |
— |
○ |
— |
別のプログラムで使用するテキスト ファイルにデータを一括エクスポートします。 「文字形式を使用したデータのインポートまたはエクスポート」を参照してください。 |
— |
— |
○ |
— |
Unicode データを含み、拡張文字や DBCS 文字は含まないデータ ファイルを使用して、SQL Server の複数のインスタンス間でデータを一括転送します。 「Unicode 文字形式を使用したデータのインポートまたはエクスポート」を参照してください。 |
— |
— |
— |
○ |
1bcp を使用して SQL Server からデータを最も速く一括エクスポートできる方法です。