SET FIPS_FLAGGER (Transact-SQL)

FIPS 127-2 標準に準拠しているかどうかをチェックします。これは ISO 標準を基準にしています。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

SET FIPS_FLAGGER 'level'

引数

  • 'level'
    FIPS 127-2 標準に対してすべてのデータベース操作の準拠性をチェックするレベルを指定します。データベース操作が、選択した ISO 標準のレベルと競合する場合、Microsoft SQL Server では警告が生成されます。

    level の値には次のいずれかを指定します。

    説明

    ENTRY

    ISO エントリレベルの準拠性の標準チェック

    FULL

    ISO 完全準拠性の標準チェック

    INTERMEDIATE

    ISO 中間レベルの準拠性の標準チェック

    OFF

    標準チェックなし

説明

SET FIPS_FLAGGER は、実行時ではなく解析時に設定されます。解析時に設定されるということは、SET ステートメントがバッチまたはストアド プロシージャ内に指定されている場合は、コードが実際にその場所まで実行されるかどうかに関係なく、設定が有効になることを意味します。つまり他のどのステートメントが実行されるよりも前に、SET ステートメントは有効になります。たとえば、絶対に実行されることのない IF...ELSE ステートメント ブロックに SET ステートメントが指定されていたとしても、IF...ELSE ステートメント ブロックは解析されるので、SET ステートメントは有効になります。

SET FIPS_FLAGGER がストアド プロシージャで設定された場合、SET FIPS_FLAGGER の値は、制御がストアド プロシージャから返された後、元に戻されます。したがって、動的 SQL に指定されている SET FIPS_FLAGGER ステートメントは、動的 SQL ステートメントの後にあるステートメントにまったく影響しません。

権限

public ロールのメンバシップが必要です。

関連項目

参照