グラフ、警告、ログ、およびレポートの作成

システム モニタを使用して、SQL Server のインスタンスを監視するためのグラフ、警告、ログ、およびレポートを作成できます。

グラフ

グラフを使用すると、CPU 使用率やディスク I/O など、選択したオブジェクトとカウンタの現在のパフォーマンスを監視できます。システム モニタのオブジェクトやカウンタのさまざまな組み合わせをグラフに追加できます。Microsoft Windows のオブジェクトやカウンタをグラフに追加することもできます。

各グラフは、監視する情報のサブセットを示します。たとえば、1 つのグラフでメモリ使用率の統計を追跡して、もう 1 つのグラフでディスク I/O 統計を追跡できます。

グラフを使用すると、次の作業に役立ちます。

  • コンピュータまたはアプリケーションが遅い原因または非効率な原因を調査します。

  • システムを継続的に監視して、断続的なパフォーマンスの問題を検出します。

  • 処理容量を増加させる必要があるかどうかを判断します。

  • 線グラフで傾向を表示します。

  • ヒストグラムで比較します。

現在発生しているイベントを監視する場合など、ローカル コンピュータまたはリモート コンピュータを短い時間、リアルタイムで監視するのにグラフは便利です。

警告

システム モニタで警告を使用すると、特定のイベントを追跡して、要求に応じてそのイベントを通知できます。警告ログは、SQL Server のオブジェクトに対して選択したカウンタとインスタンスについて現在のパフォーマンスを監視できます。カウンタが指定した値を超えたときに、ログはそのイベントの日付と時刻を記録します。イベントはネットワーク警告を生成することもできます。また、イベントが初めて発生したとき、またはイベントが発生するたびに、特定のプログラムを実行できます。たとえば、警告はすべてのシステム管理者に対して、SQL Server のインスタンスのディスク容量が不足していることを示すネットワーク メッセージを送信できます。

ログ

ログを使用すると、選択したオブジェクトとコンピュータの現在の利用状況について情報を記録し、後にその情報を表示および分析することができます。複数のシステムからデータを収集して、1 つのログ ファイルに記録することもできます。たとえば、さまざまなコンピュータで選択したオブジェクトのパフォーマンスについて情報を蓄積するために、さまざまなログを作成して、後に分析のために使用できます。ファイル名を付けて選択した設定を保存すれば、比較のために同様の情報についてもう 1 つのログを作成するときに再使用できます。

ログ ファイルには、トラブルシューティングやプランニングに役立つ豊富な情報が記録されています。現在の利用状況に関するグラフ、警告、およびレポートが即時のフィードバックを与えるのに対して、ログ ファイルは、長期間にわたってカウンタを追跡できます。このため、情報をより徹底的に検査し、システムのパフォーマンスを文書化することができます。

レポート

レポートを使用すると、選択したオブジェクトに対して、絶えず変化し続けるカウンタ値とインスタンス値を表示できます。値は、各インスタンスの列に表示されます。レポート間隔を調整したり、スナップショットを印刷したり、データをエクスポートすることもできます。raw 番号を表示する必要がある場合には、レポートを使用します。

グラフ、警告、ログ、およびレポートの作成、または Windows オブジェクトとカウンタの詳細については、Windows のマニュアルを参照してください。