次の方法で共有


手順 1: 作業フォルダーと環境変数の作成

このタスクでは、この後のチュートリアル タスクで使用する作業フォルダー (C:\DeploymentTutorial) と新しいシステム環境変数 (DataTransfer および LoadXMLData) を作成します。

作業フォルダーは、C ドライブのルートにあります。別のドライブまたは場所を使用する必要がある場合は、変更してかまいません。ただし、この場所を書き留めておいて、チュートリアルで DeploymentTutorial 作業フォルダーの場所が参照されたときに、該当する場所を使用する必要があります。

この後のレッスンでは、ファイル システムに保存されているパッケージを msdb SQL Server データベースの sysssispackages テーブルに配置します。Integration Services パッケージは別のコンピューターに配置するのが理想的です。これが不可能な場合でも、パッケージをローカル コンピューターの SQL Server のインスタンスに配置してこのチュートリアルを実行すれば、多くのことを学習できます。ローカル コンピューターと配置先コンピューターで使用する環境変数には同じ変数名が付いていますが、変数に格納される値は異なります。たとえば、ローカル コンピューターでは、環境変数 DataTransfer の値は C:\DeploymentTutorial フォルダーを参照しています。一方、配置先コンピューターでは、環境変数 DataTransfer は C:\DeploymentTutorialInstall フォルダーを参照しています。

ローカル コンピューターに配置する場合は、1 つのセットの環境変数を作成するだけで済みます。ただし、ローカルの配置を行う前に、環境変数を適切な値に更新する必要があります。

パッケージを別のコンピューターに配置する場合は、2 つのセットの環境変数を作成する必要があります。1 つはローカル コンピューター用で、もう 1 つは配置先コンピューター用です。現時点では、ソース コンピューター用の変数のみを作成できます。配置先コンピューター用の変数は後で作成しますが、配置先コンピューターにパッケージをインストールする前に、このコンピューターでフォルダーと環境変数が使用可能になっている必要があります。

ローカルの作業フォルダーを作成するには

  1. [スタート] ボタンを右クリックし、[エクスプローラー] をクリックします。

  2. [ローカル ディスク (C:)] をクリックします。

  3. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[フォルダー] をクリックします。

  4. 新規フォルダーの名前を「DeploymentTutorial」に変更します。

ローカルの環境変数を作成するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。

  2. コントロール パネルで、[システム] をダブルクリックします。

  3. [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[詳細設定] タブをクリックし、[環境変数] をクリックします。

  4. [環境変数] ダイアログ ボックスの [システム環境変数] フレームで、[新規] をクリックします。

  5. [新しいシステム変数] ダイアログ ボックスで、[変数名] ボックスに「DataTransfer」と入力し、[変数値] ボックスに「C:\DeploymentTutorial\datatransferconfig.dtsconfig」と入力します。

  6. [OK] をクリックします。

  7. [新規] を再びクリックし、[変数名] ボックスに「LoadXMLData」と入力し、[変数値] ボックスに「C:\DeploymentTutorial\loadxmldataconfig.dtsconfig」と入力します。

  8. [OK] をクリックして [環境変数] ダイアログ ボックスを閉じます。

  9. [OK] をクリックして [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

  10. 必要に応じて、コンピューターを再起動します。コンピューターを再起動しない場合、新しい変数の名前はパッケージ構成ウィザードには表示されませんが、この変数を使用することはできます。

配置先の環境変数を作成するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。

  2. コントロール パネルで、[システム] をダブルクリックします。

  3. [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[詳細設定] タブをクリックし、[環境変数] をクリックします。

  4. [環境変数] ダイアログ ボックスの [システム環境変数] フレームで、[新規] をクリックします。

  5. [新しいシステム変数] ダイアログ ボックスで、[変数名] ボックスに「DataTransfer」と入力し、[変数値] ボックスに「C:\DeploymentTutorialInstall\datatransferconfig.dtsconfig」と入力します。

  6. [OK] をクリックします。

  7. [新規] を再びクリックし、[変数名] ボックスに「LoadXMLData」と入力し、[変数値] ボックスに「C:\DeploymentTutorialInstall\loadxmldataconfig.dtsconfig」と入力します。

  8. [OK] をクリックして [環境変数] ダイアログ ボックスを閉じます。

  9. [OK] をクリックして [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

  10. 必要に応じて、コンピューターを再起動します。

このレッスンの次の作業

手順 2: 配置プロジェクトの作成

Integration Services のアイコン (小) 最新の Integration Services の入手

マイクロソフトが提供する最新のダウンロード、アーティクル、サンプル、ビデオ、およびコミュニティで選択されたソリューションについては、MSDN または TechNet の Integration Services のページを参照してください。

これらの更新が自動で通知されるようにするには、ページの RSS フィードを定期受信します。