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条件付き書式の追加 (レポート ビルダ 2.0)

レポートのデータに応じてレポートのアイテムやプロパティに異なるスタイルが適用されるようにレポートをデザインできます。条件式は式によってサポートされている機能を使用して作成します。これには、組み込みのレポート関数と集計関数、組み込みコレクション、およびカスタム コードが含まれます。たとえば、負の数値を赤で表示したり、表の背景色を変更したりすることができます。条件に応じてスタイルを変えるには、アイテムのスタイル プロパティに、静的な値ではなく、式を使用します。実行時に、レポート プロセッサが式を評価してその結果をプロパティ値に代入するので、デザイン時に静的な値をプロパティに指定したのと同じ結果になります。レポートがレンダリングされるとき、その時の値が使用されます。

式に含めることのできるアイテムの詳細については、「式の参照について (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

使用例

式に基づいたテキスト色の変更

"利益" というフィールドのテキスト ボックスで負の値を赤で表示するように設定するには、プロパティ ペインを開き、[Color] プロパティに次の式を使用します。

=IIF(Fields!Profit.Value < 0, "Red", "Black")

縞状レポートの作成

表の中の行の背景色を 1 行おきに切り替えるには、行内の各テキスト ボックスの [BackgroundColor] プロパティに同じ条件式を設定します。この手法はグループ化されていない詳細行でしか機能しません。

=IIF(RowNumber(Nothing) MOD 2, "PaleGreen", "White")

円グラフの色の制御

図形グラフの色を指定するには、色がデータ点にマップされる順序を制御するカスタム コードを使用できます。これは複数のグラフで同じカテゴリ グループの色を統一するときに役立ちます。詳細については、「複数の図形グラフで色を統一する方法 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。