レポート サーバーと SharePoint レポート サーバー (レポート ビルダ 2.0)

レポート サーバーは、SQL Server 2008 Reporting Services がインストールされているコンピュータです。また、レポート サーバーと統合された SharePoint サイトである場合もあります。レポート サーバーには、パブリッシュされたレポート、共有データ ソース、共有スケジュール、サブスクリプション、およびその他のリソースが格納されます。レポート サーバーのシステム管理者は、レポート要求を処理するようにレポート サーバーを構成したり、スナップショット履歴を保持したり、レポート、データ ソース、およびサブスクリプションに対する権限を管理することができます。

レポート サーバーまたはレポート サーバーと統合されている SharePoint サイトにレポートを保存すると、レポート サーバーまたは SharePoint サイトに対する適切な権限を持つユーザーがそのレポートを実行できるようになります。さらに、適切な権限がある場合は、レポートを定期的に更新してユーザーに送信できるようにレポートのサブスクリプションを作成できます。適切な権限がない場合は、レポート サーバーのシステム管理者に問い合わせてください。

既定のレポート サーバーまたは SharePoint サイトは、レポート ビルダ 2.0 のインストール時か、[オプション] ダイアログ ボックスで指定できます。詳細については、「レポート サーバーを使用した作業と使用しない作業 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

既定では、レポートを開いた場所と同じ場所にレポートが保存されます。たとえば、レポート サーバーからレポートを開いた場合、既定では、そのレポート サーバーにレポートを保存します。[名前を付けて保存] を使用すると、既定以外の場所に保存できます。

SharePoint サイトへのレポートの保存

レポート ビルダ 2.0 を使用してレポートと関連ファイルを SharePoint ライブラリに保存する場合、ファイルは検証されてから追加されます。SharePoint ライブラリで [アップロード] アクションを使用してレポートと関連ファイルをアップロードする場合、検証チェックは行われません。ファイルが有効かどうかは、管理、編集、または実行のためにレポートにアクセスするまで知ることができません。SharePoint サイトのルート フォルダにレポートを保存することはできません。ドキュメント ライブラリに保存する必要があります。

さらにレポート定義内では、共有データ ソース、サブレポート、および Web ベースの画像などのリソースへの参照を、すべて SharePoint ライブラリへの完全修飾 URL で指定する必要があります。詳細については、「外部アイテムへのパスの指定 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。