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Oracle データ ソースからデータを取得する方法 (レポート ビルダ 2.0)

Reporting Services で Oracle リレーショナル データベースに接続するには、.NET Framework Managed Provider for Oracle データ処理拡張機能を使用するか、Oracle データ プロバイダを使用する OLE DB データ処理拡張機能を使用します。詳細については、「Reporting Services でサポートされるデータ ソース (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

Oracle データベースをレポートで使用するには、Oracle データ ソース、および 1 つ以上のレポート データセットを定義する必要があります。データ ソースを定義する場合、クライアント コンピュータからデータ ソースにアクセスできるように接続文字列と資格情報を指定する必要があります。

単一のレポートで使用するように埋め込みデータ ソースの定義を作成することも、複数のレポートで使用できる共有データ ソースの定義を作成することもできます。このトピックでは、埋め込みデータ ソースを作成する手順について説明します。共有データ ソースの詳細については、「埋め込みデータ ソースと共有データ ソース (レポート ビルダ 2.0)」および「埋め込みデータ ソースの作成、変更、および削除 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

Oracle データ ソース定義を作成したら、1 つ以上のデータセットを作成できます。データセットを作成すると、そのデータセットの名前がデータ ソースの下のノードとしてレポート データ ペインに表示されます。

レポートをパブリッシュした後、レポートをレポート サーバーで実行するときに、データを取得するための権限が有効であるように、データ ソースの資格情報を変更することが必要になる場合があります。

.NET Managed Provider for Oracle データ処理拡張機能を使用する埋め込みデータ ソースを作成するには

  1. レポート データ ペインのツール バーで、[新規作成][データ ソース] の順にクリックします。

  2. [データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスの [名前] ボックスに名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  3. [埋め込み接続] が選択されていることを確認します。

  4. [型] ボックスの一覧で、[Oracle] を選択します。

  5. Oracle データ ソースに使用する接続文字列を指定します。

    データ ソースに接続するために使用する接続情報および資格情報については、データベース管理者に問い合わせてください。次に示す接続文字列の例では、Unicode を使用して "Oracle9" というサーバー上の Oracle データベースを指定しています。サーバー名は、tnsnames.ora 構成ファイルで Oracle サーバー インスタンス名として定義されたものと一致する必要があります。

    Data Source="Oracle9"; Unicode="True"
    
  6. [資格情報] をクリックします。

  7. データ ソースへの接続に使用する資格情報を設定します。

  8. [OK] をクリックします。

    データ ソースがレポート データ ペインに表示されます。詳細については、MSDN の「.NET Framework Data Provider for Oracle の使用」を参照してください。

OLE DB データ処理拡張機能を使用する埋め込みデータ ソースを作成するには

  1. レポート データ ペインのツール バーで、[新規作成][データ ソース] の順にクリックします。[データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [名前] に名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  3. [埋め込み接続] が選択されていることを確認します。

  4. [型] ボックスの一覧で、[OLE DB] を選択します。

  5. Microsoft OLE DB Provider for Oracle を指定し Oracle データ ソースで使用できる接続文字列を入力します。

    接続情報については、データベース管理者に問い合わせてください。次の接続文字列の例では、"Oracle9" という名前のサーバー上の Oracle データベースに対して、Microsoft OLE DB Provider for Oracle を使用することを指定します。サーバー名は、tnsnames.ora 構成ファイルで Oracle サーバー インスタンス名として定義されたものと一致する必要があります。

    Provider="MSDAORA.1";Data Source="Oracle9"
    
  6. [資格情報] をクリックします。

    データ ソースへの接続に使用する資格情報を設定します。詳細については、「レポート データ ソースの資格情報の指定 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

    注意注意

    データ ソース接続をテストするには、[編集] をクリックします。[接続プロパティ] ダイアログ ボックスで、[接続テスト] をクリックします。テストが成功すると、"接続テストに成功しました。" というメッセージが表示されます。テストが失敗すると、その原因に関する詳しい情報を記載した警告メッセージが表示されます。

  7. [OK] をクリックします。

    データ ソースがレポート データ ペインに表示されます。詳細については、MSDN の「.NET Framework Data Provider for Oracle の使用」を参照してください。

Oracle データ ソースのデータセットを作成するには

  1. レポート データ ペインで、Oracle データ ソースに接続するデータ ソースの名前を右クリックし、[データセットの追加] をクリックします。

  2. [データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスの [クエリ] ページにある [名前] ボックスに名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  3. [データ ソース] ボックスに、右クリックしたデータ ソースの名前が表示されていることを確認します。

  4. [クエリの種類] ボックスで、[テキスト] が選択されていることを確認します。[クエリ デザイナ] をクリックします。テキスト ベースのクエリ デザイナが表示されます。

  5. クエリを入力するか、クリップボードからクエリ ペインに直接貼り付けるか、ファイルまたは別のレポートから既存の SQL クエリをインポートします。詳細については、「テキストベースのクエリ デザイナのユーザー インターフェイス (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

  6. [OK] をクリックします。

    データセットとそのフィールド コレクションがレポート データ ペインのデータ ソース ノードの下に表示されます。