SQL Server 2008 のインストール (SQL Server ビデオ)

適用対象 : Microsoft SQL Server Analysis Services

作成者 : ミシェル ハート、Microsoft Corporation

ナレータ : メアリー ブレナン、Microsoft Corporation

再生時間 : 00:11:51

サイズ : 12,957 KB

種類 : WMV ファイル

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SQL Server 2008 のエディションとコンポーネント

Windows サービス アカウントの設定

SQL Server 構成 - サービス アカウント

用語定義
その他のビデオ :

ビデオの概要

このチュートリアルでは、SQL Server 2008 のインストール方法を学習します。

ビデオの内容

概要

こんにちは。メアリー ブレナンです。Microsoft SQL Server のプログラミング ライタをしています。このビデオでは、インストール ウィザードを使用して、SQL Server 2008 の新しいインスタンスをインストールします。

SQL Server 2008 のインストールには、いくつかのステップがあります。

まず、ハードウェアとソフトウェアの要件を確認し、システム構成チェッカーを実行した後、セキュリティに関する注意点を確認します。次に、インストール センターを使用して、インストール ウィザードを起動します。最後に、すべてのコンポーネントが正しくインストールされたかどうかを確認します。チュートリアルの終わりには、インストールを正しく行うためのヒントをいくつかご紹介します。

インストールの状況は個々のケースで異なりますが、このチュートリアルでは、基本的なインストールについて説明します。

インストール ウィザード

SQL Server インストール ウィザードを使用すると、統合されたインターフェイスですべての SQL Server コンポーネントをインストールできるので、各コンポーネントを個別にインストールする必要がありません。このリストには、AdventureWorks データベースが記載されていませんが、これは、サンプルを別途 CodePlex Web サイトからインストールする必要があるためです。サンプルのダウンロードとインストールについては、別のビデオで説明します。

  1. インストールを開始するには、SQL Server インストール メディアを挿入し、ルート フォルダの setup.exe をダブルクリックします。ネットワーク共有からインストールするには、ネットワーク共有上のルート フォルダに移動し、setup.exe をダブルクリックします。
  2. Microsoft .NET Framework Version 2.0 または Windows インストーラ 4.5 がインストールされていない場合は、今すぐインストールするように求めるメッセージが表示されます。インストールの終了後に、コンピュータの再起動が必要になる場合があります。
  3. 必須コンポーネントがインストールされると、SQL Server インストール センターの [プラン] 画面が開きます。ハードウェア要件およびソフトウェア要件を確認し、セキュリティに関するドキュメントに目を通します。
  4. システム構成チェッカーを実行して、正常なインストールを妨げる可能性のある状態をチェックします。障害がある場合はそれをすべて修正しないと、セットアップを続行できません。
  5. [インストール] をクリックしてインストール ウィザードを開きます。
  6. SQL Server 2008 の新しいインストールを作成するには、[SQL Server の新規スタンドアロン インストールまたは既存のインストールへの機能の追加 (New SQL Server stand-alone installation or add features to an existing installation)] をクリックします。
  7. セットアップ サポート ルール チェッカーによって、コンピュータのシステム状態の確認が行われます。障害がある場合はそれをすべて修正しないと、セットアップを続行できません。
  8. [プロダクト キー] ページで、SQL Server の無償エディションをインストールするか、製品版のキーを持っているかを指定します。
  9. [ライセンス条項] ページで使用許諾契約書を読み、使用許諾条件に同意する場合は対応するチェック ボックスをオンにします。
  10. インストール ウィザードによって、インストールの実行に必要なファイルがインストールされます。障害がある場合はそれをすべて修正しないと、セットアップを続行できません。
  11. [機能の選択] ページで、インストールするコンポーネントを選択します。機能名を選択すると、右側のペインに各コンポーネント グループの説明が表示されます。任意の組み合わせのチェック ボックスをオンにできますが、必要な管理ツールは必ず選択してください。

SQL Server 管理ツール

  • SQL Server 管理ツールは、次のコンポーネントで構成されています。
  • SQL Server Management Studio
  • SQL Server Profiler
  • SQL Server データベース チューニング アドバイザ
  • コマンド プロンプト ツール
  • Business Intelligence Development Studio (BIDS)

コンピュータにインストールされる SQL Server、Analysis Services、または Reporting Services のインスタンス数にかかわらず、インストールされる SQL Server 2008 管理ツールは 1 コピーだけです。

これらの管理ツールは、以前のバージョンの管理ツールと同じコンピュータ上でサイド バイ サイドで実行できます。

SQL Server のインストール時に、Business Intelligence Development Studio は独立したオプションになっているので注意してください。

このページの下部にあるフィールドを使用して、共有コンポーネント用にカスタム ディレクトリを指定することもできます。

  1. [インスタンスの構成] ページで、既定のインスタンスか名前付きインスタンスのどちらをインストールするかを指定します。
    名前付きインスタンスを指定した場合は、入力した名前がインスタンス ID として使用されます。これは、SQL Server インスタンスのインストール ディレクトリとレジストリ キーを識別するための名前付け規則です。既定のインスタンスの名前と ID は MSSQLSERVER になります。
    SQL Server 2008 のスタンドアロン インスタンスでは、既定のインスタンスの場合も名前付きインスタンスの場合も、[インスタンス ID] の値に既定値を使用するのが一般的です。
    画面の中央に、インスタンスの既定ルート ディレクトリが表示されます。既定以外のルート ディレクトリを指定するには、用意されているフィールドを使用するか、参照ボタン ([...]) をクリックしてインストール先のフォルダを指定します。
    すべての SQL Server Service Pack とアップグレードが、SQL Server のインスタンスの各コンポーネントに適用されます。[次へ] をクリックします。
  2. [必要なディスク領域] ページでは、指定した機能に必要なディスク領域が計算されます。使用できるディスク空き領域が不足していないかどうかも確認されます。
  3. [サーバーの構成][サービス アカウント] ページで、SQL Server サービスのログイン アカウントを指定します。このページで実際にどのサービスが構成されるかは、インストールする機能によって異なります。
    [照合順序] タブでは、データベース エンジンおよび Analysis Services に既定以外の照合順序を指定できます。

アカウントの準備とサービス アカウント

アカウントの準備とサービス アカウントについては、オンライン ブックで詳しく説明しています。構成はインストールごとに異なります。アカウントの準備とサービス アカウントの詳細については、各種のフォーラムやここに示すリンクを使用して調べることをお勧めします。

  1. [データベース エンジンの構成][アカウントの準備] ページでは、[認証モード] を指定します ([Windows 認証モード] が推奨されています)。
    さらに、SQL Server の管理者を少なくとも 1 人指定します。SQL Server セットアップを実行しているアカウントを追加するには、[現在のユーザーの追加 (Add Current User)] をクリックします。
    [データ ディレクトリ] タブでは、既定以外のインストール ディレクトリを指定できます。既定のディレクトリにインストールする場合は、[次へ] をクリックします。
    [FILESTREAM] タブでは、SQL Server インスタンスに対して FILESTREAM を有効に設定できます。

FILESTREAM

次の条件に該当する場合は、FILESTREAM をインストールする必要があります。

  • 格納するオブジェクトの平均的なサイズが 1 MB より大きい。
  • 高速な読み取りアクセスが重要とされる。
  • アプリケーション ロジックに中間層を使用するアプリケーションを開発している。
  1. Analysis Services に対する管理者権限を現在のユーザーに与えて、既定のディレクトリにインストールします。
  2. このチュートリアルでは、Reporting Services についてネイティブ モードの既存の構成をインストールします。
  3. SQL Server の製品強化に役立つ情報をマイクロソフトに送ることにしましょう。
  4. システム構成チェッカーによってもう 1 つルール セットが実行され、指定した SQL Server の機能に対してコンピュータの構成が検証されます。システム構成チェックに合格したので、[次へ (Next)] をクリックします。
  5. インストールの準備が完了しました。選択したインストール オプションが表示されます。内容に間違いがなければ、[インストール] をクリックします。
  6. インストールが終了すると、[完了] ページにインストールの概要ログ ファイルへのリンクと、その他の重要な注意事項が表示されます。セットアップが完了した時点で、インストール ウィザードによるメッセージを確認することが重要です。SQL Server のインストール プロセスを完了するには、[閉じる] をクリックします。
    コンピュータの再起動を求めるメッセージが表示されたら、再起動してください。

インストール センター

インストール センターには、SQL Server のインストール後に使用できる優れたツールがいくつか用意されています。

  1. [メンテナンス] ページでは、インストールのアップグレードや修復を実行できます。
  2. [ツール (Tools)] ページでは、ローカル サーバーにインストールされている SQL Server 2008 の機能の一覧を確認するためのレポートを実行できます。
  3. [リソース (Resources)] ページには、ドキュメント、フォーラム、Developer Center などのリソースへのリンクが豊富に提供されています。
  4. [詳細設定 (Advanced)] ページは、タイプの異なるさまざまなインストールを管理する場合に使用します。
  5. [リソース (Resources)] ページの一番下にあるリンクを使用すると、CodePlex Web サイトに移動してサンプルやサンプル データベースをダウンロードできます。

インストールの確認

最後の作業は、インストールの確認です。

[スタート (Start)] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム (All Programs)][Microsoft SQL Server 2008] の順にポイントします。ここから、構成ツールおよび管理ツール、インストール センター、ドキュメント、チュートリアル、BIDS などにアクセスできます。

ヒント

SQL Server 2008 を正しくインストールするためのヒントをここに記載しました。

  • FILESTREAM をインストールする必要がある場合は、インストール ウィザードで忘れないようにインストール対象に含めます。FILESTREAM は後でインストールすることもできますが、余分なステップになります。
  • コンピュータに Visual Studio がインストールされている場合は、それが最新のバージョンであることを確認します。
  • 既定以外のインストール ディレクトリを指定する場合は、インストール フォルダがこの SQL Server インスタンスに固有のものであることを確認します。SQL Server の他のインスタンスとディレクトリを共有することはできません。
  • ローカル インストールの場合は、管理者としてセットアップを実行する必要があります。SQL Server をリモート共有からインストールする場合は、そのリモート共有に対する読み取り権限と実行権限を持つドメイン アカウントを使用する必要があります。

まとめ

これで、SQL Server 2008 のインストール ビデオ チュートリアルを終了します。チュートリアルをご視聴くださいましてありがとうございました。