SQL Server Reporting Services で廃止された機能

このトピックでは、SQL Server 2008 で使用できなくなった Reporting Services の機能について説明します。特定のバージョンのオペレーティング システムまたは Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) で廃止されたサポートに関する告知事項は含まれていません。システムの前提条件の詳細については、「SQL Server 2008 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア」を参照してください。

レポート サーバー データベースの手動アップグレード

SQL Server 2005 Service Pack 2 (SP2) 以降は、レポート サーバー サービスがレポート サーバー データベースのバージョンを自動的に検出し、現在のレポート サーバー インスタンスのバージョンに対応するスキーマへとアップグレードできるようになりました。古いバージョンのデータベースが検出されると、アップグレードするように求められます。アップグレードを選択すると、スキーマが新しい形式に更新され、元の形式に戻せなくなります。

自動アップグレード機能が追加されたため、データベース アップグレード スクリプトを作成する必要がなくなり、Reporting Services 構成ツールの手動アップグレード オプションも不要となりました。SQL Server 2008 Reporting Services (SSRS) では、Reporting Services 構成ツールの [データベースのセットアップ] ページから、スクリプトを作成するためのボタンとアップグレードを実行するボタンが削除されています。アップグレードのサポートの詳細については、「レポート サーバー データベースのアップグレード」を参照してください。

Internet Explorer 5.5 のサポート

Reporting Services 2005 Service Pack 2 で、Microsoft Internet Explorer 5.5 のサポートの廃止が発表されました。このバージョンの Internet Explorer は、SQL Server 2008 の Reporting Services ではサポートされていません。

SQL Server 2000 レポート サーバー Web サービス エンドポイント

SQL Server 2000 レポート サーバー Web サービス エンドポイントは、このリリースで廃止されました。現在のエンドポイントの詳細については、SQL Server オンライン ブックの「レポート サーバー Web サービスのエンドポイント」を参照してください。

HTML OWC 表示拡張機能

Office Web コンポーネント (OWC) を含む HTML 表示拡張機能は、このリリースで廃止されました。

HTML 3.2 表示拡張機能

HTML 表示拡張機能の HTML 3.2 形式は、このリリースで廃止されました。Reporting Services インストールには、表示拡張機能が組み込まれなくなりました。

完全信頼モードのみでのレポート ビルダの実行

このリリースでは、ネイティブ モードの Reporting Services で、レポート ビルダを部分信頼モードで実行できなくなりました。ネイティブ モードまたは SharePoint モードの Reporting Services では、レポート ビルダを完全信頼モードでのみ実行できます。

セキュリティ構成ツール

SQL Server 2008 では、セキュリティ構成ツールが廃止されました。詳細については、「旧バージョンとの互換性」を参照してください。

Notification Services

Notification Services は、SQL Server 2008 から削除されました。データ ドリブン サブスクリプションなど、Reporting Services の既存の機能を使用して、以前のバージョンの SQL Server の Notification Services で提供されていた機能の一部を利用できます。