Reporting Services の SOAP ヘッダーの使用

SOAP を使用した Web サービス メソッドとの通信では、標準形式に従います。この標準形式の一部は、XML ドキュメントでエンコードされるデータです。XML ドキュメントは、ルート Envelope 要素で構成され、さらにその要素は必須の Body 要素および省略可能な Header 要素で構成されます。Body 要素には、メッセージ固有のデータが含まれます。省略可能な Header 要素には、特定のメッセージに直接関連しない追加情報を含めることができます。Header 要素の各子要素は、SOAP ヘッダーと呼ばれます。

SOAP ヘッダーには、メッセージに関連するデータを含めることができますが、一般的には Web サーバー内のインフラストラクチャによって処理される情報が含まれます。

レポート サーバー Web サービスでは、SOAP ヘッダーで使用される 4 つのクラス、つまり BatchHeaderItemNamespaceHeaderServerInfoHeader、および ExecutionHeaderValue を定義します。

このセクションの内容

トピック

説明

メソッドのバッチ処理

BatchHeader を使用して、複数の操作を 1 つのトランザクションにまとめる方法を説明します。

実行状態の識別

Session Header を使用して、Reporting Services でセッション状態を管理する方法について説明します。

GetProperties メソッドのアイテム名前空間の設定

GetProperties メソッドおよび ItemNamespaceHeader SOAP ヘッダーを使用することによって、アイテムのパスまたは ID に基づいたプロパティを取得する方法について説明します。