アプリケーションへの Reporting Services の統合

Reporting Services は、拡張性のあるオープンなレポート プラットフォームであり、ソリューションを開発するための API の包括的なセットを開発者に提供するように設計されています。

Reporting Services をカスタム アプリケーションに統合するには、レポート サーバー Web サービス (Reporting Services SOAP API)、MicrosoftVisual Studio 2005 の ReportViewer コントロール、および URL アクセスの 3 つのオプションがあります。アプリケーションに Reporting Services を統合する方法は、オプションごとに異なります。

レポート サーバー Web サービス

レポート サーバー Web サービスは、Reporting Services に対して開発を行うための主要なインターフェイスです。レポート カタログを管理するためのコードを開発する場合でも、サポートされている形式でレポートを表示するためのコードを開発する場合でも、Web サービスでは Reporting Services をアプリケーションに統合するために必要なすべての方法が公開されています。そのようなアプリケーションの一例が、Reporting Services に付属のレポート マネージャです。レポート マネージャでは、Web サービスを使用してレポート サーバー データベースを管理します。

Visual Studio 2005 の ReportViewer コントロール

Visual Studio 2005 に付属の ReportViewer コントロールは、レポート表示機能をアプリケーションに統合するために使用されます。コントロールには、Windows フォームベースのアプリケーション用と Web フォームのアプリケーション用の 2 つがあります。どちらのコントロールにも、レポート サーバーに配置されたレポートを表示する機能と、レポート サーバーがインストールされていない環境にあるレポートを表示する機能があります。

URL アクセス

URL アクセスは、ReportViewer コントロールがオプションでない場合にレポート表示機能をアプリケーションに統合するためのもう 1 つのオプションです。たとえば、Visual Studio 2005 より前に提供された Microsoft.NET Framework のバージョンまたはアンマネージ コードで開発されたアプリケーションを使用するアプリケーションを開発する場合は、レポートの表示に URL アクセスを検討する必要があります。URL アクセスは、アプリケーション内でレポートを表示する以外に、電子メールを介してユーザーにレポートへのリンクを送信するために使用できます。

このセクションの内容