WITH CHANGE_TRACKING_CONTEXT (Transact-SQL)

実行者 ID などの変更コンテキストをデータの変更時に指定できるようにします。 たとえば、変更の追跡を使用しているときに、アプリケーション自体が行った変更とアプリケーションの外部で行われた変更をアプリケーションで区別することができます。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

WITH CHANGE_TRACKING_CONTEXT ( context )

パラメーター

  • context
    呼び出し元アプリケーションによって提供され、変更追跡情報と共に格納されるコンテキスト情報です。 context のデータ型は varbinary(128) です。

    定数または変数を指定できますが、NULL 値は許可されません。

使用例

次の例では、データ変更の変更追跡コンテキストを設定します。

-- The tracked change is tagged with the specified context 
DECLARE @originator_id varbinary(128);
SET @originator_id = CAST('MyApplicationID' AS varbinary(128));
WITH CHANGE_TRACKING_CONTEXT (@originator_id)
    UPDATE Employees
      SET Salary = 50000
      WHERE EmpID = 1 
-- The change now has an associated change context
SELECT c.EmpID, c.SYS_CHANGE_CONTEXT 
FROM CHANGETABLE(CHANGES Employees, @last_sync_version) AS c;

関連項目

参照

CHANGETABLE (Transact-SQL)

概念

変更追跡関数 (Transact-SQL)

データ変更の追跡 (SQL Server)