レポート定義カスタマイズ拡張機能

Reporting Services は、レポート定義の前処理に使用する組み込みサポートを行うレポート プロセッサの新しい拡張機能をサポートします。 RDC 拡張機能はレポート定義ストリームを入力として受け取り、カスタマイズされたレポート定義ストリームを出力として返します。 カスタマイズは RDL の範囲でのみ有効です。 レポート定義によってユーザー ID、ロケール、またはカルチャが指定されている場合は、RDL で検出した値に基づいてレポート レイアウトやクエリをさらにカスタマイズできます。 たとえば、レポートがフランス語やアラビア語で表示される場合に、レイアウトを変更できます。

RDC 拡張機能は、レポート サーバーの拡張機能の作成に関する専門知識を持つ開発者や RDL のプログラムによる使用方法を理解している開発者向けの高度なプログラミング機能です。

この製品リリースの RDC 拡張機能は、レポートの処理前にレポート定義を変更するカスタム コードをプラグインするための、単純な前処理フックとして使用できます。 カスタマイズを行うために RDL 以外のソースを使用することはできません。また、要求パイプライン内のどこで RDL のカスタマイズが処理されるかを制御することもできません。 前処理は常に、レポート サーバーによる RDC 拡張機能の確認時に、要求パイプライン内の特定の場所でレポートの処理前に実行されます。

RDC 拡張機能は、SharePoint 2010 のネイティブ モードと SharePoint モードの両方、および SharePoint 2013 の SharePoint モードでサポートされています。

RDC 拡張機能を作成するには、次のインターフェイスを実装するカスタム拡張機能を作成して配置する必要があります。

IReportDefinitionCustomizationExtension

IReportContext

IUserContext

IParameter

AuthenticationType

RdceCustomizableElementId