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FORMAT 関数の定義済み数値書式

次の表は、定義済み数値書式の名前を示しています。 これらは、Format 関数のスタイル引数として名前が指定されることがあります。

書式指定

説明

"General Number"

桁区切り記号を付けずに数値を表示します。

"Currency"

必要に応じて、桁区切り記号を付けて数値を表示します。小数点区切り記号の右側に 2 桁の数字を表示します。 出力はシステムのロケール設定に基づきます。

"Fixed"

少なくとも、小数点区切り記号の左側に 1 桁、右側に 2 桁の数字を表示します。

"Standard"

桁区切り記号を付けて数値を表示します。少なくとも小数点区切り記号の左側に 1 桁、右側に 2 桁の数字を表示します。

"Percent"

数値を 100 倍して、右側にパーセント記号 (%) を付けて表示します。小数点区切り記号の右側に、常に 2 桁の数字を表示します。

"Scientific"

標準的な科学的表記法を使用します。有効桁数は 2 桁です。

"Yes/No"

数値が 0 の場合は "No"、それ以外の場合は "Yes" を表示します。

"True/False"

数値が 0 の場合は "False"、それ以外の場合は "True" を表示します。

"On/Off"

数値が 0 の場合は "Off"、それ以外の場合は "On" を表示します。

説明

書式設定文字列は Visual Basic (OLE オートメーション) に基づいており、したがって .NET Framework で使用する書式設定文字列と動作が若干異なる場合があります。 "P" や "x" などの省略形はサポートされていません。 FORMAT 関数の引数として指定したその他の文字列は、カスタム書式を定義するものとして解釈されます。

重要な注意事項重要

value が BLANK() の場合、この関数は空の文字列を返します。

format_string が BLANK() の場合、値は "General Number" の書式に設定されます。

使用例

次のサンプルは、定義済みのさまざまな書式設定文字列を使用して数値を書式設定する方法を示したものです。

FORMAT( 12345.67, "General Number")
FORMAT( 12345.67, "Currency")
FORMAT( 12345.67, "Fixed")
FORMAT( 12345.67, "Standard")
FORMAT( 12345.67, "Percent")
FORMAT( 12345.67, "Scientific")

上の式の結果は、次のようになります。

12345.67 "General Number" は、書式設定しない数値を表示します。

$12,345.67 "Currency" は、通貨ロケールの書式設定で数値を表示します。 このサンプルでは、既定の米国の通貨書式設定が使用されています。

12345.67 "Fixed" は、小数点区切り記号の左側に 1 桁以上、右側に 2 桁の数字を表示します。

12,345.67 "Standard" は、桁区切り記号を付けて、小数点区切り記号の左側に 1 桁以上、右側に 2 桁の数字を表示します。 このサンプルでは、既定の米国の数値書式設定が使用されています。

1,234,567.00 % "Percent" は、数値を 100 倍してパーセンテージとして表示し、数値の右側にスペース 1 文字とパーセント記号を表示します。

1.23E+04 "Scientific" は、小数点以下の桁数が 2 桁の科学的表記法で数値を表示します。

関連項目

参照

FORMAT 関数

FORMAT 関数の定義済み日付/時刻書式

FORMAT 関数のカスタム数値書式