構成ファイルを使用した Distributed Replay のインストール

SQL Server セットアップには、ユーザー入力およびシステムの既定値に基づいて構成ファイルを生成する機能が用意されています。 管理ツールをインストールするように指定すると、構成ファイルを使用して、3 つの Distributed Replay コンポーネント (管理ツール、Distributed Replay Controller、および Distributed Replay Client) を配置できます。 SQL Server セットアップでは、Distributed Replay Utility コンポーネントのインストール、修復、およびアンインストールがサポートされています。

セットアップでは、コマンド ラインからのみ構成ファイルを使用できます。 以下では、構成ファイルを使用する際のパラメーターの処理順序について説明します。

  • 構成ファイルによって、パッケージの既定値が上書きされます。

  • コマンド ライン値によって、構成ファイル内の値が上書きされます。

構成ファイルの使用方法の詳細については、「構成ファイルを使用した SQL Server 2012 のインストール」を参照してください。

重要な注意事項重要

Distributed Replay をインストールした後、コントローラー コンピューターとクライアント コンピューターのファイアウォール ルールを作成し、対象サーバー上で各クライアント コンピューターの権限を付与する必要があります。 詳細については、「インストール後の手順の実行」を参照してください。

構成ファイルを生成するには

  1. セットアップ ウィザードに従って [インストールの準備完了] ページまで進みます。 構成ファイルのパスは、[インストールの準備完了] ページの [構成ファイルのパス] セクションで指定します。

  2. INI ファイルを生成するには、インストールを実際に完了しなくてもセットアップを取り消します。

構成ファイルを使用して Distributed Replay をインストールするには

  • コマンド プロンプトからインストールを実行し、ConfigurationFile パラメーターを使用して ConfigurationFile.ini を指定します。

サンプル構文

次の例では、コマンド プロンプトで構成ファイルを指定する方法を示しています。

Setup.exe /CTLRSVCPASSWORD="ctlrsvcpswd" /CLTSVCPASSWORD="cltsvcpswd" / ConfigurationFile=ConfigurationFile.INI\
注意

構成ファイルでパスワードを構成することはできないため、コマンドラインで両方のパスワードを指定する必要があります。