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失敗したファイルの追加操作のトラブルシューティング (AlwaysOn 可用性グループ)

一部の AlwaysOn 可用性グループの配置では、プライマリ レプリカをホストするシステムとセカンダリ レプリカをホストするシステムのファイル パスが異なります。 ファイルの追加操作のファイル パスがセカンダリ レプリカ上に存在しない場合でも、プライマリ データベース上でのファイルの追加操作は成功します。 ただし、そのようなファイルの追加操作を行うと、セカンダリ データベースが中断します。 セカンダリ データベースが中断すると、セカンダリ レプリカが "同期されていません" 状態になります。

注意

可能であれば、特定のセカンダリ データベースのファイル パス (ドライブ文字を含む) は、対応するプライマリ データベースのパスと一致させることをお勧めします。

問題の解決策

この問題を解決するには、データベース所有者が次の手順を実行する必要があります。

  1. セカンダリ データベースを可用性グループから削除します。 詳細については、「可用性グループからのセカンダリ データベースの削除 (SQL Server)」を参照してください。

  2. 既存のセカンダリ データベースで、WITH NORECOVERY と WITH MOVE (セカンダリ レプリカをホストするサーバー インスタンス上のファイル パスを指定) を使用して、セカンダリ データベースに追加されたファイルを含むファイル グループの完全バックアップを復元します。 詳細については、「データベースを新しい場所に復元する (SQL Server)」を参照してください。

  3. ファイルの追加操作を含むトランザクション ログをプライマリ データベースでバックアップし、WITH NORECOVERY と WITH MOVE を使用して、そのログ バックアップをセカンダリ データベースに手動で復元します。

  4. 可用性グループに再度参加させるセカンダリ データベースを準備します。これは、プライマリ データベースでバックアップした他の未処理のログを、WITH NO RECOVERY で復元することによって行います。

  5. セカンダリ データベースを可用性グループに再度参加させます。 詳細については、「可用性グループへのセカンダリ データベースの参加 (SQL Server)」を参照してください。

関連項目

概念

AlwaysOn 可用性グループの概要 (SQL Server)

可用性グループに対するセカンダリ データベースの手動準備 (SQL Server)

孤立ユーザーのトラブルシューティング (SQL Server)

AlwaysOn 可用性グループの構成のトラブルシューティング (SQL Server)