suspect_pages (Transact-SQL)

軽度の 823 エラーまたは 824 エラーで失敗したページごとに 1 行のデータを格納します。 このテーブルには、問題がある可能性はあるものの、実際には問題がないことも考えられるページが格納されます。 問題があると考えられるページが修復された場合、event_type 列でそのステータスが更新されます。

msdb データベースには、次のテーブル (最大 1,000 行) が格納されます。

列名

データ型

説明

database_id

int

このページが適用されるデータベースの ID。

file_id

int

データベース内のファイルの ID です。

page_id

bigint

問題があると考えられるページの ID。 すべてのページには 32 ビット値のページ ID が付けられており、データベース内のページの場所を識別します。 page_id は 8 KB ページのデータ ファイルに対するオフセットです。 各ページ ID はファイル内で一意です。

event_type

int

エラーの種類。次のいずれかになります。

1 = 問題があると考えられるページ (ディスク エラーなど) の原因となった 823 エラー、または、不正なチェックサムまたは破損ページ (不適切なページ ID) 以外の 824 エラー。

2 = 不正なチェックサム。

3 = 破損ページ。

4 = 復元済み (不正とマークされた後、復元されたページ)。

5 = 修復済み (DBCC で修復されたページ)。

7 = DBCC により割り当て解除。

error_count

int

エラーの発生回数。

last_update_date

datetime

最終更新日時のタイムスタンプ。

権限

suspect_pages テーブル内のデータは、msdb へのアクセス権を持つユーザーであれば、だれでも読み取ることができます。 suspect_pages テーブルに対する UPDATE 権限を持つすべてのユーザーは、そのレコードを更新できます。 msdbdb_owner 固定データベース ロールのメンバーまたは sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーは、レコードの挿入、更新、および削除を行うことができます。

関連項目

参照

Database Suspect Data Page イベント クラス

システム テーブル (Transact-SQL)

概念

ページ復元 (SQL Server)

suspect_pages テーブルの管理 (SQL Server)