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復元オプション

Microsoft SQL Server Analysis Services データベースを復元する方法は数多くありますが、どの方法でもサーバー コンピューターと Analysis Services データベースの両方に対する管理者権限が必要です。 Analysis Services データベースを復元するには、SQL Server Management Studio で [データベースの復元] ダイアログ ボックスを開き、このダイアログ ボックスから適切なオプション構成を選択して、復元を実行します。 または、ファイルに既に指定されている設定を使用してスクリプトを作成できます。このスクリプトを保存して、必要に応じて実行できます。 この場合、次のセクションの説明に従って、XMLA を使用して復元を実行します。

XMLA を使用したデータベースの復元

XMLA の Restore コマンドを使用すると、.abf ファイルに基づいて復元を実行することによって復元プロセスを自動化できます。 Restore コマンドには数多くのプロパティがあり、セキュリティの定義、リモート パーティションの保存場所、リレーショナル OLAP (ROLAP) オブジェクトの再配置などを指定できます。 詳細については、「Restore 要素 (XMLA)」を参照してください。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

バックアップ ファイルごとに、復元コマンドを実行するユーザーは、各ファイルに指定されたバックアップ場所から読み取る権限を持っている必要があります。 サーバーにインストールされていない Analysis Services データベースを復元する場合、ユーザーは、その Analysis Services インスタンスのサーバー ロールのメンバーであることも必要です。 Analysis Services データベースを上書きするには、ユーザーは、Analysis Services インスタンスのサーバー ロールのメンバーか、復元するデータベースに対してフル コントロール (管理者) 権限を持つデータベース ロールのメンバーのいずれかである必要があります。

注意

既存のデータベースを復元すると、データベースを復元したユーザーは、復元されたデータベースにアクセスできなくなる可能性があります。 バックアップの実行時に、ユーザーがサーバー ロールのメンバー、またはフル コントロール (管理者) 権限を持つデータベース ロールのメンバーではなかった場合、このようにアクセスできなくなることがあります。

関連項目

参照

[データベースの復元] ダイアログ ボックス (Analysis Services - 多次元データ)

Restore 要素 (XMLA)

概念

Analysis Services データベースのバックアップと復元

データベースのバックアップ、復元、および同期 (XMLA)