機能プロパティ

機能プロパティは、製品の機能に関連しており、そのほとんどが詳細プロパティです。サーバー インスタンス間のリンクを制御するプロパティが含まれます。

Analysis Services では、次の表に示すサーバー プロパティがサポートされています。 その他のサーバー プロパティとその設定方法の詳細については、「Analysis Services のサーバーのプロパティの構成」を参照してください。

適用対象: 多次元サーバー モードのみ

プロパティ

プロパティ

既定値

説明

ManagedCodeEnabled

1

CLR ストレージ手順が有効かどうかを示す、ブール型プロパティです。

LinkInsideInstanceEnabled

1

リンク オブジェクトを同じサーバー インスタンス内で作成できるかどうかを示す、ブール型プロパティです。

LinkToOtherInstanceEnabled

0

リモート サーバー上のオブジェクトにリンクできるかどうかを示す、ブール型プロパティです。

LinkFromOtherInstanceEnabled

0

他のサーバー インスタンスからオブジェクトにリンクできるかどうかを示す、ブール型プロパティです。

ConnStringEncryptionEnabled

1

接続文字列がサーバー構成ファイル内で暗号化されているかどうかを示す、ブール型プロパティです。

UseCachedPageAllocators

0

キャッシュ ページ アロケーターが有効かどうかを示す、ブール型プロパティです。

ComUdfEnabled

0

COM オブジェクトとして定義されているユーザー定義関数が有効かどうかを示す、ブール型プロパティです。

SQMSupportEnabled

1

エラー レポートおよび機能の使用状況レポートが Microsoft に自動的に送信されるかどうかを示す、ブール型プロパティです。

ResourceMonitoringEnabled

1

内部リソース監視カウンターが有効かどうかを示す、ブール型プロパティです。 既定では、このプロパティは有効です。 有効である場合、このプロパティは、カウンターが CPU、メモリ、および I/O アクティビティに関する使用状況データを収集できるようにします。

内部リソース監視カウンターは、リソース使用状況について報告する動的管理ビュー (DMV) によって使用されます。 このプロパティを無効にすると、DMV クエリは引き続き実行されますが、結果セットは無効になります。 このプロパティに依存するのは、次のような DMV です。

  • DISCOVER_OBJECT_ACTIVITY

  • DISCOVER_COMMAND_OBJECTS

  • DISCOVER_SESSIONS (SESSION_READS、SESSION_WRITES、および SESSION_CPU_TIME_MS の場合)

NUMA アーキテクチャを使用するマルチコア システムでは、このプロパティを無効にすると、特にマルチユーザーのワークロードが高い場合に、クエリのパフォーマンスを向上させることができます。 このプロパティを変更したためにクエリのパフォーマンスが向上したかどうかを判断するには、比較テストを実行する必要があります。 キャッシュの消去、一般的な間違いの回避など、比較テストの実行に関するベスト プラクティスについては、「SQL Server 2008 R2 Analysis Services 操作ガイド」を参照してください。

関連項目

参照

Analysis Services のサーバーのプロパティの構成

概念

Analysis Services インスタンスのサーバー モードの決定

動的管理ビュー (DMV) を使用した Analysis Services の監視