Share via


プロパティ ページ (レポート マネージャー)

現在選択されているレポートのレポート実行プロパティを設定するには、[処理オプション] プロパティ ページを使用します。 これらのオプションでは、レポートのデータ処理を行うタイミングを決定します。 これらのオプションを設定して、オフピーク時間中にレポート データを取得できます。 また、頻繁にアクセスされるレポートがある場合に、複数のユーザーが同時に同じレポートにアクセスしたときの待ち時間をなくすために、そのコピーを一時的にキャッシュすることができます。

注意

レポート履歴、実行スナップショット、およびキャッシュ機能は、すべてのエディションの SQL Server で使用できるわけではありません。 SQL Server の各エディションでサポートされる機能の一覧については、「SQL Server 2012 の各エディションがサポートする機能」を参照してください。

ナビゲーション

ユーザー インターフェイス (UI) のこの場所に移動するには、次の手順に従います。

[処理オプション] プロパティ ページを開くには

  1. レポート マネージャーを開き、処理プロパティを設定するレポートを探します。

  2. レポートの上にマウス ポインターを移動し、下矢印をクリックします。

  3. ドロップダウン メニューの [管理] をクリックします。 この操作により、レポートの [全般] プロパティ ページが開きます。

  4. [処理オプション] タブをクリックします。

オプション

  • [常に最新データを使用して、このレポートを実行する]
    このオプションは、ユーザーがレポートを選択したときにレポート データを取得する場合に使用します。 キャッシュされたレポートのコピーが使用できる場合は、そのコピーがユーザーに返されます。それ以外の場合は、ユーザーがレポートを選択したときにデータの取得と表示が発生します。

    常に最新のデータを使用してレポートを実行するには、[このレポートの一時コピーをキャッシュしない] を選択します。 レポートを開く各ユーザーが、レポートで使用されるデータを含むデータ ソースに対してクエリを実行します。

    ユーザーが最初にレポートを開いたときに、レポートの一時コピーがキャッシュに保存されるようにするには、**[レポートの一時コピーをキャッシュします]**を選択します。 キャッシュ期間内にレポートを実行する後続のユーザーは、レポートのキャッシュされたコピーを受け取ります。 レポートは再度処理されることなくキャッシュから返されるので、通常はキャッシュによってパフォーマンスが向上します。

    キャッシュされたレポートは、最終的に有効期限が切れるようにする必要があります。 キャッシュされたレポートのコピーを保存する時間 (分単位) を指定します。 一時コピーの有効期限が切れると、レポートはキャッシュから返されなくなります。 次にユーザーがレポートを開いたときに、レポート サーバーは、再びレポートを処理し、更新されたレポートのコピーがキャッシュに保存されます。

    また、スケジュールを使用して、分単位ではなく頻度に基づいて、キャッシュされたレポートを有効期限切れにすることもできます。 たとえば、1 日の終わりにキャッシュされたレポートを有効期限切れにするために、夜間のある時間を指定してそのコピーの有効期限が切れるようにすることができます。

  • [このレポートを実行スナップショットから表示する]
    このオプションは、スケジュール設定した時間に、スナップショットとして保存されたレポートを取得するために使用します。 このオプションを選択すると、オフピーク時間中にデータ処理が実行されるようスケジュールできます。 ユーザーがレポートを開くときにキャッシュされた複数のコピーが作成されるのとは違い、1 つのスナップショットが作成され、その後はスケジュールに従って更新されます。 スナップショットには、有効期限がありません。つまり、スナップショットは、新しいバージョンに置き換えられるまで動作します。

    レポート実行設定の結果として生成されたスナップショットは、レポート ヒストリ スナップショットと同じ特徴を持っています。 違いは、レポート実行スナップショットが 1 つであるのに対して、レポート ヒストリ スナップショットは複数であることです。 レポート履歴スナップショットは、レポートの [履歴] ページからアクセスされます。このページには、さまざまな時点で存在した複数のレポートのインスタンスが格納されています。 対照的に、ユーザーはレポート実行スナップショットに、アクティブなレポートにアクセスするのと同じ方法で、フォルダーからアクセスします。 レポート実行スナップショットの場合、レポートがスナップショットであるとユーザーが認識できるような視覚的な手掛かりはありません。

    [適用] をクリックしたときにレポート スナップショットを作成するには、[このページの [適用] ボタンをクリックしたときに、レポート スナップショットを作成します] の関連オプションを選択します。 これにより、レポート スナップショットがすぐに生成され、スケジュール設定された開始時刻より前に利用可能にすることができます。

  • [レポート実行タイムアウト]
    特定の秒数が経過した後、レポート処理をタイムアウトさせるかどうかを指定します。 既定の設定を選択した場合、このレポートには [サイトの設定] ページで指定されているタイムアウトの設定が使用されます。

    この値は、レポート サーバーでのレポート処理に適用されます。 レポートにデータを提供するデータベース サーバーでのデータ処理に対してタイムアウトは設定されません。 ただし、データ処理とレポート処理の両方を十分に完了できる時間を指定する必要があります。 レポート処理のカウントは、レポートを選択したときに開始され、レポートを開くと終了します。

関連項目

参照

レポート マネージャー F1 ヘルプ

概念

レポート処理プロパティの設定

複数のレポートのキャッシュ (SSRS)

スケジュールの作成、変更、および削除