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VBScript を使用して SQL Server サービスの詳細プロパティを変更する

このセクションでは、コンピューター上で実行されている Microsoft SQL Server のインストール済みインスタンスのバージョンをリストする VBScript プログラムを作成する方法について説明します。

コード例では、コンピューター上で実行されている SQL Server のインスタンスおよびそのバージョンをリストします。

SQL Server のインストール済みインスタンスの名前およびバージョンのリスト表示

  1. Microsoft のメモ帳など、テキスト エディターで新しいドキュメントを開きます。 この手順の後に示すコードをコピーし、.vbs 拡張子を付けてファイルを保存します。 この例の名前を test.vbs とします。

  2. VBScript の GetObject 関数を使用して、コンピューター管理用の WMI プロバイダーのインスタンスに接続します。 この例では、mpc という名前のリモート コンピューターに接続しますが、コンピューター名は省略してローカル コンピューター (winmgmts:root\Microsoft\SqlServer\ComputerManagement) に接続してください。 GetObject 関数の詳細については、VBScript リファレンスを参照してください。

  3. InstancesOf メソッドを使用して、サービスのリストを列挙します。 サービスは、InstancesOf メソッドの代わりに、簡単な WQL クエリと ExecQuery メソッドを使用して列挙することもできます。

  4. ExecQuery メソッドおよび WQL クエリを使用して、SQL Server のインストール済みインスタンスの名前およびバージョンを取得します。

  5. このファイルを保存します。

  6. コマンド プロンプトで「cscript test.vbs」と入力し、スクリプトを実行します。

使用例

set wmi = GetObject("WINMGMTS:\\.\root\Microsoft\SqlServer\ComputerManagement11")
for each prop in wmi.ExecQuery("select * from SqlServiceAdvancedProperty where SQLServiceType = 1 AND PropertyName = 'VERSION'")
WScript.Echo prop.ServiceName & " " & prop.PropertyName & ": " & prop.PropertyStrValue
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