YEARFRAC 関数

2 つの日付の間の日数が 1 年間に対して占める割合を求めます。 このワークシート関数を使用すると、特定の期間に割り当てる、1 年分の手当や負債の割合を求めることができます。

構文

YEARFRAC(<start_date>, <end_date>, <basis>)

パラメーター

項目

定義

start_date

開始日 (datetime 形式)。

end_date

終了日 (datetime 形式)。

basis

(省略可能) 日数計算の方式。 引数はすべて、整数になるように切り捨てられます。

basis

説明

0

30 日/360 日 (NASD 方式)

1

実際の日数/実際の日数

2

実際の日数/360 日

3

実際の日数/365 日

4

30 日/360 日 (ヨーロッパ方式)

戻り値

10 進数。 内部データ型は、IEEE の 64 ビット (8 バイト) 符号付き倍精度浮動小数点数です。

説明

シリアル値として日付を保存する Microsoft Excel とは異なり、DAX では日付および時刻の処理に datetime 形式を使用します。 日付をシリアル値として表示する必要がある場合は、Excel の書式設定オプションを使用できます。

start_date または end_date が有効な日付でない場合、YEARFRAC はエラーを返します。

basis < 0 の場合または basis > 4 の場合、YEARFRAC はエラーを返します。

使用例

次の例では、TransactionDate と ShippingDate の 2 つの列の日付の差で表される期間が 1 年間に対して占める割合が返されます。

=YEARFRAC(Orders[TransactionDate],Orders[ShippingDate])

次の例では、January 1 と March 1 の 2 つの日付の差で表される期間が 1 年間に対して占める割合が返されます。

=YEARFRAC("Jan 1 2007","Mar 1 2007")

予期しない結果が発生しないように、可能な限り 4 桁の年を使用してください。 年を省略した場合、現在の年が使用されます。 日付を省略した場合、その月の 1 日が使用されます。

ここでは 3 番目の引数 basis が省略されています。 したがって、1 年間に対して占める割合は、30 日/360 日標準 (NASD 方式) に従って計算されます。

関連項目

参照

WEEKNUM 関数

YEARFRAC 関数

WEEKDAY 関数

その他の技術情報

日付と時刻の関数 (DAX)