FIND 関数

1 つ目のテキスト文字列の、2 つ目のテキスト文字列内での開始位置を返します。 FIND では、大文字と小文字が区別されます。

構文

FIND(<find_text>, <within_text>[, [<start_num>][, <NotFoundValue>]])

パラメーター

項目

定義

find_text

検索するテキスト。 二重引用符 (空のテキスト) を使用すると、within_text 内の最初の文字に一致します。

find_text では、ワイルドカード文字 (疑問符 (?) およびアスタリスク (*)) を使用できます。 疑問符は任意の 1 文字に一致し、アスタリスクは任意の文字列に一致します。 疑問符またはアスタリスク自体を検索する場合は、これらの文字の前にチルダ (~) を入力してください。

within_text

検索するテキストを含んでいるテキスト。

start_num

(省略可能) 検索を開始する文字。省略すると、start_num = 1 となります。 within_text の最初の文字は文字番号 1 です。

NotFoundValue

(省略可能) 操作で一致するサブ文字列が見つからなかったときに返される値で、通常は 0、-1、または BLANK()。

プロパティ値/戻り値

検索するテキスト文字列の開始位置を示す数値。

説明

Microsoft Excel には、1 バイト文字セット (SBCS) の言語と 2 バイト文字セット (DBCS) の言語に対応できるように複数のバージョンの FIND 関数がありますが、DAX では Unicode を使用し、同じ方法で各文字をカウントします。したがって、文字の種類に応じてバージョンを使い分ける必要はありません。

この DAX 関数は、配置済みのモデルで使用し、DirectQuery モードでクエリを実行した場合には、異なる結果を返すことがあります。 DirectQuery モードのセマンティックの相違点の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=219171 を参照してください。

使用例

次の式は、製品の説明を含む文字列内で、製品の名称である BMX の最初の文字の位置を見つけます。

=FIND("BMX","line of BMX racing goods")

関連項目

その他の技術情報

文字列関数 (DAX)