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FileSyncProvider クラス

NTFS、FAT、または SMB ファイル システムのファイル、フォルダー、およびサブフォルダーの同期に使用できる同期プロバイダーです。

名前空間:  Microsoft.Synchronization.Files
アセンブリ:  Microsoft.Synchronization.Files (Microsoft.Synchronization.Files.dll 内)

構文

'宣言
Public Class FileSyncProvider _
    Inherits UnmanagedSyncProviderWrapper _
    Implements IDisposable
'使用
Dim instance As FileSyncProvider
public class FileSyncProvider : UnmanagedSyncProviderWrapper, 
    IDisposable
public ref class FileSyncProvider : public UnmanagedSyncProviderWrapper, 
    IDisposable
type FileSyncProvider =  
    class
        inherit UnmanagedSyncProviderWrapper
        interface IDisposable
    end
public class FileSyncProvider extends UnmanagedSyncProviderWrapper implements IDisposable

説明

ディレクトリ内のすべてのファイルおよびサブフォルダーを同期するには、レプリカ ID およびルート ディレクトリを FileSyncProvider(Guid, String) に渡し、プロバイダーを SyncAgent オブジェクトに渡して同期セッションを処理します。

既定では、同期メタデータは、レプリカのルート ディレクトリにある Metadata Storage Service データベース ファイルに格納されます。このファイルの場所および名前をカスタマイズするには、FileSyncProvider(Guid, String, FileSyncScopeFilter, FileSyncOptions, String, String, String, String) を使用して指定します。

どのファイルおよびフォルダーを同期スコープに含めるかを管理するには、FileSyncScopeFilter を構成し、それをプロバイダーのコンストラクターに渡します。フィルターには、ファイルやフォルダーの一覧を除外したり、属性に基づいてファイルおよびフォルダーを除外したり、ファイルの一覧を明示的に含めたりする場合に使用できるプロパティが含まれています。

構成オプション FileSyncOptions を使用して、同期時のプロバイダーの動作を制御できます。たとえば、削除したファイルをごみ箱に移動するのか、またはファイル システムから完全に削除するのかを指定できます。

アプリケーションでさまざまなイベントを使用し、進行状況を表示したり、セッション時に特定の変更を動的にスキップしたりすることができます。

同期を開始する前に PreviewMode を true に設定して、プロバイダーをプレビュー モードにできます。プレビュー モードでは、すべてのイベントの発生も含め、実際の同期セッションと同様にすべてのアクションがプロバイダーで実行されます。ただしプロバイダーは、同期先レプリカへの変更の適用は行いません。

注意

同じファイル ストアへの同時的な同期処理はサポートされていません。別のプロバイダーのインスタンスが同じレプリカで先に初期化されたが (つまり、ディレクトリ パスとメタデータ ファイル パスが同じ値の場合) まだ解放されていないときには、コンストラクターによってメタデータ ストアから ReplicaMetadataInUseException がスローされます。

継承階層

System. . :: . .Object
  Microsoft.Synchronization. . :: . .SyncProvider
    Microsoft.Synchronization. . :: . .KnowledgeSyncProvider
      Microsoft.Synchronization. . :: . .UnmanagedSyncProviderWrapper
        Microsoft.Synchronization.Files..::..FileSyncProvider

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) のメンバーはスレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

参照

参照

FileSyncProvider メンバー

Microsoft.Synchronization.Files 名前空間