Configuration Manager 2007 のログ ファイルの一覧

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

Microsoft System Center Configuration Manager 2007 のすべてのクライアントおよびサイト サーバー コンポーネントでは、処理情報が個別のログ ファイルに記録されます。クライアントおよびサイト サーバーのログ ファイルの情報を使用すると、Configuration Manager 2007 階層で発生する問題のトラブルシューティングに役立ちます。

既定では、Configuration Manager 2007 のクライアントおよびサーバー コンポーネントのログ記録が有効になっています。

クライアント ログ ファイル

Configuration Manager 2007 クライアントのログは、次のいずれかの場所にあります。

  • 管理ポイントとして機能するコンピュータ上では、クライアント ログは %ProgramFiles%\SMS_CCM\Logs フォルダにあります。

  • 他のすべてのコンピュータ上では、クライアント ログ ファイルは %Windir%\System32\CCM\Logs フォルダ、または %Windir%\SysWOW64\CCM\Logs にあります。

次の表に、クライアント ログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

CAS.log

コンテンツ アクセス サービスです。ローカル パッケージのキャッシュを管理します。

CcmExec.log

クライアントと SMS Agent Host サービスのアクティビティを記録します。

CertificateMaintenance.log

Active Directory ディレクトリ サービスと管理ポイントの証明書を管理します。

ClientIDManagerStartup.log

クライアント GUID を作成して管理します。

ClientLocation.log

サイトの割り当てタスクです。

ContentTransferManager.log

バックグラウンド インテリジェント転送サービス (BITS) またはサーバー メッセージ ブロック (SMB) で実行する SMS パッケージのダウンロードまたはアクセスのスケジューリングを行います。

DataTransferService.log

ポリシーまたはパッケージ アクセスのすべての BITS 通信を記録します。

Execmgr.log

実行する提供情報を記録します。

FileBITS.log

すべての SMB パッケージ アクセス タスクを記録します。

Fsinvprovider.log (SMS 2003 のすべてのサービス パックでは FileSystemFile.log に名前を変更)

ソフトウェア インベントリおよびファイル コレクション用の Windows Management Instrumentation (WMI) プロバイダです。

InventoryAgent.log

データ探索レコード (DDR) と、ハードウェアおよびソフトウェアのインベントリ レコードを作成します。

LocationServices.log

管理ポイントと配布ポイントを検索します。

Mifprovider.log

.MIF ファイル用の WMI プロバイダです。

Mtrmgr.log

すべてのソフトウェア メータリング プロセスを監視します。

PolicyAgent.log

データ転送サービスを使用してポリシーを要求します。

PolicyAgentProvider.log

ポリシーの変更を記録します。

PolicyEvaluator.log

新規ポリシーの設定を記録します。

RemoteControl.log

リモート コントロール コンポーネント (WUSER32) が起動された場合に、ログに記録します。

Scheduler.log

すべてのクライアント操作のスケジュール タスクを記録します。

Smscliui.log

コントロール パネルの [Systems Management] ツールの使用を記録します。

StatusAgent.log

クライアント コンポーネントが作成したステータス メッセージをログに記録します。

SWMTRReportGen.log

メータリング エージェントによって収集される使用状況データ レポートを生成します(このデータは、Mtrmgr.log に記録されます)。

サイト サーバーのログ ファイル

Configuration Manager 2007 サイト サーバーのほとんどのログ ファイルは、<インストール パス>\LOGS フォルダにあります。Configuration Manager 2007 は Internet Information Services (IIS) に大きく依存しているため、クライアントの IIS サーバーへのアクセスに関連するその他のエラーについては、IIS のログ ファイルで確認できます。IIS のログ ファイルは、IIS サーバーの %Windir%\System32\Logfiles\W3SVC1 フォルダにあります。

次の表に、サイト サーバー ログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

Adsgdis.log

Active Directory セキュリティ グループ探索の操作を記録します。

Adsysgrp.log

Active Directory システム グループ探索の操作を記録します。

Adsysdis.log

Active Directory システム探索の操作を記録します。

Adusrdis.log

Active Directory ユーザー探索の操作を記録します。

Ccm.log

クライアント構成マネージャのタスクです。

Cidm.log

クライアント インストール データ マネージャ (CIDM) によるクライアント設定の変更を記録します。

Colleval.log

コレクション エバリュエータがコレクションを作成、変更、および削除した場合に、ログに記録します。

Compsumm.log

コンポーネント ステータス サマライザのタスクを記録します。

Cscnfsvc.log

媒体使用センダの確認サービス タスクを記録します。

Dataldr.log

Configuration Manager 2007 データベースの管理情報フォーマット (MIF) ファイルおよびハードウェア インベントリを処理します。

Ddm.log

データ探索マネージャによって DDR 情報を Configuration Manager 2007 データベースに保存します。

Despool.log

受信サイトからサイトへの通信転送を記録します。

Distmgr.log

パッケージの作成、圧縮、デルタ レプリケーション、および情報の更新を記録します。

Hman.log

サイト構成の変更を記録し、Active Directory ドメイン サービスでサイト情報を発行します。

Fspmgr.log

フォールバック ステータス ポイント サイト システムの役割のアクティビティを記録します。

Inboxast.log

管理ポイントから対応する SMS\INBOXES フォルダに移動したファイルを記録します。

Inboxmgr.log

ファイルの保守を記録します。

Invproc.log

クライアント インベントリ ファイルからの データローダー コンポーネントのデルタ MIF ファイル処理を記録します。

Mpcontrol.log

WINS への管理ポイントの登録を記録します。また管理ポイントの利用可能性を 10 分おきに記録します。

Mpfdm.log

クライアント ファイルを対応する SMS\INBOXES フォルダに移動する、管理ポイント コンポーネントです。

MPMSI.log

管理ポイントの .msi インストール ログです。

MPSetup.log

管理ポイントのインストール ラッパー処理を記録します。

Netdisc.log

ネットワーク探索の操作を記録します。

Ntsvrdis.log

NT サーバー探索を記録します。

Offermgr.log

提供情報の更新を記録します。

Offersum.log

提供情報ステータス メッセージの概要を記録します。

Policypv.log

クライアントの設定または提供情報の変更を反映した、クライアント ポリシーの更新を記録します。

Replmgr.log

サイト サーバー コンポーネントとスケジューラ コンポーネント間のファイルのレプリケーションを記録します。

Rsetup.log

レポート ポイントのセットアップ ログです。

Sched.log

サイト間のジョブとパッケージのレプリケーションを記録します。

Sender.log

他の子サイトおよび親サイトに送信されたファイルを記録します。

Sinvproc.log

Microsoft SQL Server のサイト データベースに対して処理される、クライアント ソフトウェアのインベントリ データを記録します。

Sitecomp.log

インストールされたサイト コンポーネントの保守を記録します。

Sitectrl.log

Sitectrl.ct0 ファイルに対するサイト設定の変更を記録します。

Sitestat.log

すべてのサイト システムの監視処理を記録します。

Smsdbmon.log

データベースの変更を記録します。

Smsexec.log

すべてのサイト サーバー コンポーネントのスレッド処理を記録します。

Smsprov.log

WMI プロバイダのサイト データベースへのアクセスを記録します。

Smsfspsetup.log

フォールバック ステータス ポイントのインストールによって生成されたメッセージを記録します。

SMSReportingInstall.log

レポート ポイントのインストールを記録します。このコンポーネントはインストール タスクを起動し、構成の変更を処理します。

Srvacct.log

サイトで標準セキュリティを使用する場合に、アカウントの保守を記録します。

Statmgr.log

すべてのステータス メッセージをデータベースに書き込みます。

Swmproc.log

メータリング ファイルを処理し、設定を保持します。

管理 UI のログ ファイルは、<インストール パス>\AdminUI\ にあります。次の表に、管理 UI ログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

RepairWizard.log

修復ウィザードの実行処理に関するエラー、警告、および情報を記録します。

ResourceExplorer.log

リソース エクスプローラの実行に関するエラー、警告、および情報を記録します。

SMSAdminUI.log

Configuration Manager 2007 サイトに接続する場合に、ローカルの Configuration Manager 2007 コンソール タスクを記録します。

管理ポイントのログ ファイル

サイト階層に管理ポイントがインストールされている場合、管理ポイントのログ ファイルは、管理ポイント コンピュータの SMS_CCM\Logs フォルダに保存されます。次の表に、管理ポイント ログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

MP_Ddr.log

クライアントからの XML.ddr レコードの変換を記録し、これをサイト サーバーにコピーします。

MP_GetAuth.log

サイトの管理ポイントのステータスを記録します。

MP_GetPolicy.log

ポリシー情報を記録します。

MP_Hinv.log

クライアントからの XML ハードウェア インベントリ レコードを変換し、そのファイルをサイト サーバーにコピーします。

MP_Location.log

Location Manager のタスクを記録します。

MP_Policy.log

ポリシーの通信を記録します。

MP_Relay.log

クライアントから収集されたファイルをコピーします。

MP_Retry.log

ハードウェア インベントリの再試行処理を記録します。

MP_Sinv.log

クライアントからの XML ハードウェア インベントリ レコードを変換し、それらをサイト サーバーにコピーします。

MP_Status.log

クライアントからの XML.svf ステータス メッセージ ファイルを変換し、それらをサイト サーバーにコピーします。

フォールバック ステータス ポイントのログ ファイル

サイト階層にフォールバック ステータス ポイントがインストールされている場合、フォールバック ステータス ポイントのログ ファイルは、フォールバック ステータス ポイント コンピュータの SMS_CCM\Logs フォルダに保存されます。次の表に、フォールバック ステータス ポイントのログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

fspmsi.log

フォールバック ステータス ポイントのインストールによって生成されたメッセージを記録します。

fspisapi.log

フォールバック ステータス ポイント サイト システムの役割のアクティビティを記録します。

モバイル デバイス管理のログ ファイル

サイト階層でモバイル デバイス管理が有効になっている場合、モバイル デバイス管理ポイントのログ ファイルは、通常、モバイル デバイス管理ポイントのコンピュータの <ConfigMgr インストール パス>\Logs フォルダにあります。次の表に、モバイル デバイス管理ポイントのログ ファイルとその説明を示します。

モバイル デバイス管理ポイントのログ

ログ ファイル名 説明

DmClientHealth.log

デバイス管理ポイントと通信する、すべてのモバイル デバイス クライアントの GUID を記録します。

DmClientRegistration.log

ネイティブ モードのモバイル デバイス クライアントからの登録要求を記録し、応答します。

DmpDatastore.log

すべてのサイト データベース接続と、デバイス管理ポイントによって行われるクエリを記録します。

DmpDiscovery.log

デバイス管理ポイントのモバイル デバイス クライアントからの、探索データをすべて記録します。

DmpFileCollection.log

デバイス管理ポイントのモバイル デバイス クライアントからの、モバイル デバイス ファイル コレクション データを記録します。

DmpHardware.log

デバイス管理ポイントのモバイル デバイス クライアントからの、ハードウェア インベントリ データを記録します。

DmpIsapi.log

デバイス管理ポイントのデバイス クライアントからの、モバイル デバイス通信データを記録します。

dmpMSI.log

デバイス管理ポイントのセットアップの Windows インストーラ データを記録します。

DMPSetup.log

モバイル デバイス管理のセットアップ処理を記録します。

DmpSoftware.log

デバイス管理ポイントのモバイル デバイス クライアントからの、モバイル デバイス ソフトウェア配布データを記録します。

DmpStatus.log

デバイス管理ポイントのモバイル デバイス クライアントからの、モバイル デバイス ステータス メッセージ データを記録します。

FspIsapi.log

フォールバック ステータス ポイントのモバイル デバイス クライアントとクライアント コンピュータからの、フォールバック ステータス ポイント通信データを記録します。

モバイル デバイス管理クライアントのログ

管理対象のモバイル デバイスと、モバイル デバイス クライアントの展開に使用されるコンピュータのログ ファイルの場所については、「Windows Mobile および Windows CE デバイスのログの構成方法」を参照してください。次の表に、モバイル デバイス管理クライアントのログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

DmCertEnroll.log

モバイル デバイス クライアントの証明書の登録データを記録します。

DMCertResp.htm (\Temp 内)

モバイル デバイスの登録プログラムがモバイル デバイス クライアントのクライアント認証証明書を要求する場合に、証明書サーバーからの HTML 応答を記録します。

DmClientSetup.log

モバイル デバイス クライアントのクライアント セットアップ データを記録します。

DmClientXfer.log

Windows Mobile Device Center および ActiveSync 展開について、クライアント転送データを記録します。

DmCommonInstaller.log

クライアント コンピュータでモバイル デバイスのクライアント転送ファイルをセットアップする場合に、クライアント転送ファイルを記録します。

DmInstaller.log

DMInstaller が正常に DmClientSetup を呼び出したかどうか、およびモバイル デバイス クライアントの DmClientSetup の終了が成功したか、失敗したかを記録します。

DmInvExtension.log

クライアント コンピュータにインベントリ拡張ファイルをセットアップする場合に、インベントリ拡張ファイルのインストールを記録します。

DmSvc.log

モバイル デバイス クライアントのモバイル デバイス管理サービス データを記録します。

オペレーティング システム展開ログ ファイル

次の表に、オペレーティング システム展開ログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

CCMSetup.log

クライアント ベースのオペレーティング システム アクションに関する情報を提供します。

CreateTSMedia.log

タスク シーケンス メディアの作成時にその情報を提供します。このログは、Configuration Manager 2007 管理コンソールを実行するコンピュータで生成されます。

ログ ファイルの場所:

<ConfigMgr インストール パス>\AdminUILog

Dism.log

オペレーティング システムの展開時にインストールされるドライバについて説明します。

Configuration Manager 2007 SP2 では、Windows 自動インストール キット (AIK) 2.0 で展開イメージのサービスと管理 (DISM) ツールを使用してドライバをインストールします。

ログ ファイルの場所:

%Temp%\SMSTSLOG\Dism.log

DriverCatalog.log

ドライバ カタログにインポートされているデバイス ドライバに関する情報を提供します。

MP_ClientIDManager.log

Configuration Manager 2007 管理ポイントがブート メディアまたはブート前実行環境 (PXE) からの Configuration Manager 2007 クライアント ID 要求に応答する場合に、管理ポイントに関する情報を提供します。このログは Configuration Manager 2007 管理ポイントで生成されます。

MP_DriverManager.log

Configuration Manager 2007 管理ポイントがドライバの自動適用タスク シーケンス アクションからの要求に応答する場合に、管理ポイントに関する情報を提供します。このログは Configuration Manager 2007 管理ポイントで生成されます。

MP_Location.log

Configuration Manager 2007 管理ポイントが、状態移行ポイントから要求状態ストアまたはリリース状態ストア要求に応答する場合に、管理ポイントに関する情報を提供します。このログは Configuration Manager 2007 管理ポイントで生成されます。

PkgMgr.log

オペレーティング システムの展開時にインストールされるドライバについて説明します。

Configuration Manager 2007 SP1 では、パッケージ マネージャ ツールを使用してドライバをインストールします。

ログ ファイルの場所:

%Temp%\SMSTSLOG\Pkgmgr.log

Pxecontrol.log

PXE コントロール マネージャに関する情報を提供します。

PXEMsi.log

PXE サービス ポイントに関する情報を提供し、PXE サービス ポイント サイト サーバーの作成時に生成されます。

PXESetup.log

PXE サービス ポイントに関する情報を提供し、PXE サービス ポイント サイト サーバーの作成時に生成されます。

Setupact.log

Setupapi.log

Setuperr.log

Windows Sysprep およびセットアップ ログに関する情報を提供します。

SmpIsapi.log

状態移行ポイントの Configuration Manager 2007 クライアント要求の応答に関する情報を提供します。

Smpmgr.log

状態移行ポイントの正常性チェックと構成変更の結果に関する情報を提供します。

SmpMSI.log

状態移行ポイントに関する情報を提供し、状態移行ポイント サイト サーバーの作成時に生成されます。

Smsprov.log

SMS プロバイダに関する情報を提供します。

Smspxe.log

Configuration Manager 2007 PXE サービス ポイントに関する情報を提供します。

SMSSMPSetup.log

状態移行ポイントに関する情報を提供し、状態移行ポイント サイト サーバーの作成時に生成されます。

Smsts.log

すべてのオペレーティング システム展開およびタスク シーケンス ログ イベントの一般的な場所です。

ログ ファイルの場所:

  • コンピュータにインストールされた Configuration Manager 2007 クライアントと共にフル オペレーティング システムで実行中のタスク シーケンスが完了する場合:<CCM インストール ディレクトリ>\Logs

  • コンピュータにインストールされた Configuration Manager 2007 クライアントなしでフル オペレーティング システムで実行中のタスク シーケンスが完了する場合:%Temp%\SMSTSLOG

  • Windows PE で実行中のタスク シーケンスが完了する場合:<最大の固定パーティション>\SMSTSLOG

注意

<CCM インストール ディレクトリ> は、ほとんどの Configuration Manager 2007 クライアントでは %Windir%\System32\Ccm\Logs になり、Configuration Manager 2007 サイト サーバーでは <Configuration Manager 2007 インストール ドライブ>\SMS_CCM になります。64 ビット オペレーティング システムの場合は、%Windir%\SysWOW64\Ccm\Logs です。

TaskSequenceProvider.log

タスク シーケンスのインポート、エクスポート、編集時にそれらに関する情報を提供します。

USMT Log loadstate.log

ユーザー状態データの復元に関するユーザー状態移行ツール (SMT) についての情報を提供します。

USMT Log scanstate.log

ユーザー状態データのキャプチャに関する USMT についての情報を提供します。

ネットワーク アクセス保護のログ ファイル

既定では、ネットワーク アクセス保護に関するクライアント ログ ファイルは %Windir%\CCM\Logs にあります。管理ポイントでもあるクライアント コンピュータでは、ログ ファイルは、%ProgramFiles%\SMS_CCM\Logs にあります。

次の表に、ネットワーク アクセス保護のログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

Ccmcca.log

Configuration Manager NAP ポリシー処理に基づく対応評価処理のログが記録され、対応に必要な各ソフトウェアの修復処理も含まれます。

CIAgent.log

修復および対応の処理を追跡します。ただし、対応に必要なソフトウェア更新のインストールの詳細については、ソフトウェア更新ログ ファイル Updateshandler.log で提供されます。

locationservices.log

他の Configuration Manager 機能 (クライアントの割り当て済みサイトに関する情報など) で使用されます。ただし、このログには、クライアントの修復時のネットワーク アクセス保護に固有の情報も含まれます。必須の修復サーバー (対応に必要なコンテンツを提供する管理ポイント、ソフトウェアの更新ポイント、および配布ポイント) の名前が記録されます。この情報もクライアントの正常性ステートメントに送信されます。

SDMAgent.log

Configuration Manager の必要な構成管理機能と共有されます。このファイルには、修復および対応の追跡プロセスが含まれます。ただし、対応に必要なソフトウェア更新のインストールの詳細については、ソフトウェア更新ログ ファイル Updateshandler.log で提供されます。

SMSSha.log

Configuration Manager ネットワーク アクセス保護クライアントのメイン ログ ファイルです。このファイルには、ロケーション サービス (LS) および構成対応エージェント (CCA) という 2 つの Configuration Manager コンポーネントから結合された正常性ステートメントが含まれます。

このログ ファイルには、Configuration Manager システム正常性エージェントとオペレーティング システム NAP エージェント間、および Configuration Manager システム正常性エージェントと構成対応エージェントおよびロケーション サービス間の対話に関する情報も含まれます。NAP エージェントが正常に初期化されたかどうかに加え、正常性ステートメントのデータ、および正常性ステートメントの応答に関する情報が提供されます。

システム正常性検証ツール ポイントのログ ファイルは、%systemdrive%\SMSSHV\SMS_SHV\Logs にあります。次の表にその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

Ccmperf.log

システム正常性検証ツール ポイントのパフォーマンス カウンタの初期化に関する情報が含まれます。

SmsSHV.log

システム正常性検証ツール ポイントのメイン ログ ファイルです。初期化の進行状況など、システム正常性検証ツール サービスの基本操作に関するログを記録します。

SmsSHVADCacheClient.log

Active Directory ドメイン サービスからの Configuration Manager 正常性状態の参照取得に関する情報が含まれます。

SmsSHVCacheStore.log

ストアからの読み取りや、ローカル キャッシュ ストア ファイルからのエントリの削除など、Active Directory ドメイン サービスから取得された Configuration Manager NAP 正常性状態の参照を保持するのに使用される、キャッシュ ストアの情報が含まれます。このキャッシュ ストアは構成できません。

SmsSHVRegistrySettings.log

サービスの実行中にシステム正常性検証ツールのコンポーネント構成に加えられた、すべての動的な変更を記録します。

SmsSHVQuarValidator.log

クライアントの正常性ステートメント情報および処理操作を記録します。すべての情報を取得するには、次の場所にあるレジストリ キー LogLevel を 1 から 0 に変更します。

HKLM\SOFTWARE\Microsoft\SMSSHV\Logging\@GLOBAL

システム正常性検証ツール ポイントのセットアップ情報は、次の表に示すように、ネットワーク ポリシー サーバーを実行しているコンピュータ上のセットアップ ログ ファイルに記録されます。

ログ ファイル名 説明

<ConfigMgr インストール パス>\Logs\SMSSHVSetup.log

システム正常性検証ツール ポイントのインストールの成功または失敗 (および失敗の理由) を記録します。

必要な構成管理ログ ファイル

既定では、Configuration Manager 2007 クライアント コンピュータのログ ファイルは %Windir%\System32\CCM\Logs または %Windir%\SysWOW64\CCM\Logs にあります。管理ポイントでもあるクライアント コンピュータでは、クライアント ログ ファイルは、SMS_CCM\Logs フォルダにあります。次の表に、これらのログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

ciagent.log

割り当て済み構成基準のダウンロード、格納、およびアクセスに関する情報が記録されます。

dcmagent.log

割り当て済み構成基準および必要な構成管理プロセスの評価に関する、詳細な情報が記録されます。

discovery.log

サービス モデリング言語 (SML) プロセスに関する詳細な情報が記録されます。

sdmagent.log

構成項目のコンテンツのダウンロード、格納、およびアクセスに関する情報が記録されます。

sdmdiscagent.log

参照先の構成項目で構成されたオブジェクトおよび設定の評価プロセスに関する、詳細な情報が記録されます。

Wake On LAN のログ ファイル

Wake On LAN に関連する Configuration Manager 2007 サイト サーバー ログ ファイルは、サイト サーバーの <ConfigMgr インストール パス>\Logs フォルダに保存されます。Wake On LAN のログ ファイルはクライアント側にはありません。次の表に、Wake On LAN ログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

Wolmgr.log

提供情報のウェイクアップ時間などのウェイクアップ処理や、Wake On LAN の対象に構成されている展開に関する情報が記録されます。

WolCmgr.log

ウェイクアップ パケットの送信先クライアントや、ウェイクアップ パケットの送信回数、およびウェイクアップ パケットの再試行回数に関する情報が記録されます。

ソフトウェアの更新ポイントのログ ファイル

既定では、Configuration Manager 2007 サイト システムのログ ファイルは <ConfigMgr インストール パス>\Logs にあります。次の表に、サイト システムのソフトウェアの更新ログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

ciamgr.log

ソフトウェアの更新の構成項目の追加、削除、変更に関する情報を提供します。

distmgr.log

ソフトウェアの更新の展開パッケージのレプリケーションに関する情報を提供します。

objreplmgr.log

親サイトから子サイトへのソフトウェアの更新の通知ファイルのレプリケーションに関する情報を提供します。

PatchDownloader.log

ソフトウェアの更新のメタデータで指定されている更新ソースからサイト サーバー上のダウンロード先にソフトウェアの更新をダウンロードするプロセスに関する情報を提供します。

注意

64 ビット オペレーティング システムと、Configuration Manager 2007 がインストールされていない 32 ビット オペレーティング システムでは、サーバーのログ ディレクトリに PatchDownloader.log が作成されます。Configuration Manager 2007 クライアントがインストールされている 32 ビット オペレーティング システムでは、クライアントのログ ディレクトリに PatchDownloader.log が作成されます。

replmgr.log

サイト間でファイルをレプリケートするためのプロセスに関する情報を提供します。

smsdbmon.log

ソフトウェアの更新の構成項目が、挿入、更新、またはサイト サーバー データベースから削除され、ソフトウェアの更新コンポーネントの通知ファイルが作成された日時に関する情報を提供します。

SUPSetup

ソフトウェアの更新ポイントのインストールに関する情報を提供します。ソフトウェアの更新ポイントのインストールが完了すると、Installation was successful がこのログ ファイルに書き込まれます。

WCM.log

ソフトウェアの更新ポイントの構成に関する情報、およびサブスクライブ済みの更新カテゴリ、分類、言語のための Windows Server Update Services (WSUS) サーバーへの接続に関する情報を提供します。

WSUSCtrl.log

サイトの WSUS サーバーの構成、データベース接続、および正常性に関する情報を提供します。

wsyncmgr.log

ソフトウェアの更新の同期プロセスに関する情報を提供します。

WSUS サーバーのログ ファイル

既定では、ソフトウェアの更新ポイント サイト システムの役割で実行している WSUS のログ ファイルは %ProgramFiles%\Update Services\LogFiles にあります。次の表に、WSUS サーバー ログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

Change.log

変更された WSUS サーバー データベースの情報に関する情報を提供します。

SoftwareDistribution.log

構成された更新ソースから WSUS サーバー データベースに同期されたソフトウェアの更新に関する情報を提供します。

クライアント コンピュータのソフトウェアの更新ログ ファイル

既定では、Configuration Manager 2007 クライアント コンピュータのログ ファイルは %Windir%\CCM\Logs にあります。管理ポイントでもあるクライアント コンピュータでは、ログ ファイルは、%ProgramFiles%\SMS_CCM\Logs にあります。次の表に、ライアント コンピュータのソフトウェアの更新ログ ファイルとその説明を示します。

ログ ファイル名 説明

CIAgent.log

ソフトウェアの更新を含む構成項目の処理に関する情報を提供します。

LocationServices.log

クライアントでスキャンが開始した時点での WSUS サーバーの場所に関する情報を提供します。

PatchDownloader.log

更新ソースからサイト サーバー上のダウンロード先にソフトウェアの更新をダウンロードするプロセスに関する情報を提供します。

このログは、Microsoft 更新プログラム用インベントリ ツールの同期ホストとして構成されたクライアント コンピュータについての情報のみを扱います。

PolicyAgent.log

クライアント コンピュータにポリシーをダウンロード、コンパイル、および削除するためのプロセスに関する情報を提供します。

PolicyEvaluator

ソフトウェアの更新から供給されたポリシーを含め、クライアント コンピュータ上のポリシーを評価するプロセスに関する情報を提供します。

RebootCoordinator.log

ソフトウェアの更新がインストールされた後、クライアント コンピュータでシステムの再起動を調整するプロセスに関する情報を提供します。

ScanAgent.log

ソフトウェアの更新のスキャン要求に関して、スキャン用に要求されたツール、WSUS の場所などの情報を提供します。

ScanWrapper

Systems Management Server (SMS) 2003 クライアントでの Microsoft 更新プログラム用インベントリ ツールに対する前提条件の確認とスキャン プロセスの初期化に関する情報を提供します。

SdmAgent.log

ソフトウェアの更新についての構成項目情報を含むパッケージの検証と圧縮解除のプロセスに関する情報を提供します。

ServiceWindowManager.log

構成されたメンテナンス ウィンドウを評価するプロセスに関する情報を提供します。

smscliUI.log

[Configuration Manager のプロパティ] ダイアログ ボックスからのソフトウェア更新のスキャン サイクルの開始や、プログラム ダウンロード モニタの起動など、Configuration Manager コントロール パネルでのユーザー入力に関する情報を提供します。

SmsWusHandler

SMS 2003 クライアント コンピュータでの Microsoft 更新プログラム用インベントリ ツールに対するスキャン プロセスに関する情報を提供します。

StateMessage.log

ソフトウェアの更新の状態メッセージが作成され、管理ポイントに送信された日時に関する情報を提供します。

UpdatesDeployment.log

ソフトウェアの更新のアクティブ化、評価、強制など、クライアントでの展開に関する情報を提供します。詳細ログ記録は、クライアントのユーザー インターフェイスとの対話に関する詳細情報を表示します。

UpdatesHandler.log

ソフトウェアの更新の対応スキャン、およびクライアントでのソフトウェアの更新のダウンロードとインストールに関する情報を提供します。

UpdatesStore.log

対応スキャン サイクル時に評価されたソフトウェアの更新の対応ステータスに関する情報を提供します。

WUAHandler.log

クライアント上の Windows Update エージェントが、ソフトウェアの更新を検索した日時に関する情報を提供します。

WUSSyncXML.log

Microsoft 更新プログラム用インベントリ ツールの、同期プロセスに関する情報を提供します。

このログは、Microsoft 更新プログラム用インベントリ ツールの同期ホストとして構成されたクライアント コンピュータについての情報のみを扱います。

Windows Update エージェントのログ ファイル

既定では、Windows Update エージェントのログ ファイルは Configuration Manager クライアント コンピュータの %Windir% にあります。次の表に、ログ ファイル名と説明を示します。

ログ ファイル名 説明

WindowsUpdate.log

Windows Update エージェントが WSUS サーバーに接続し、対応の評価のためのソフトウェアの更新を取得した日時、およびエージェント コンポーネントに対する更新が存在するかどうかに関する情報を提供します。

帯域外管理のログ ファイル

Configuration Manager 2007 SP1 以降のみに適用されます。

これらのログ ファイルは、次の場所にあります。

  • 帯域外サービス ポイントのサイト システム サーバー。

  • Configuration Manager コンソールから帯域外管理コンソールを実行する任意のコンピュータ。

  • Configuration Manager 2007 SP1 以降のクライアントを実行し、帯域外管理されているコンピュータ。

次の各セクションでは、Configuration Manager 2007 SP1 以降での帯域外管理に関するログ ファイルについて説明します。

帯域外サービス ポイントのログ ファイル

次の表に示す帯域外サービス ポイント ログ ファイルは、帯域外サービス ポイントの役割を提供するように選択されたサイト システム サーバーの、<ConfigMgr インストール パス>\Logs にあります。

ログ ファイル名 その他の情報

AMTSPSetup.log

帯域外サービス ポイントのインストールの成功または失敗 (および失敗の理由) が記録されます。

Amtopmgr.log

管理コントローラの探索、プロビジョニング、および電源管理コマンドに関する、帯域外サービス ポイントのアクティビティが記録されます。

Amtproxymgr.log

プロビジョニングに関する、次のようなサイト サーバーのアクティビティが記録されます。

  • プロビジョニングされたコンピュータの Active Directory ドメイン サービスへの発行。

  • プロビジョニングされたコンピュータのサービス プリンシパル名の Active Directory ドメイン サービスへの登録。

  • 発行証明機関からの Web サーバー証明書の要求。

帯域外サービス ポイントへの指示ファイルの、次のような送信アクティビティが記録されます。

  • 管理コントローラの探索。

  • プロビジョニング。

  • 電源管理コマンド。

帯域外管理サイトのレプリケーションに関するアクティビティが記録されます。

帯域外管理コンソールのログ ファイル

次の表に示す帯域外管理コンソール ログ ファイルは、Configuration Manager コンソールから帯域外管理コンソールを実行する任意のコンピュータの、<ConfigMgr インストール パス>\AdminUI\AdminUILog にあります。

ログ ファイル名 その他の情報

Oobconsole.log

帯域外管理コンソールの実行に関するアクティビティが記録されます。

帯域外管理クライアント コンピュータのログ ファイル

次の表に示す帯域外管理クライアントのログ ファイルは、Configuration Manager 2007 SP1 以降のクライアントを実行し、帯域外管理されているワークステーション コンピュータの %Windir%\System32\CCM\Logs にあります。

ログ ファイル名 その他の情報

Oobmgmt.log

管理コントローラのプロビジョニングの状態など、ワークステーション コンピュータで実行される帯域外管理アクティビティが記録されます。

電源管理のログ ファイル

Configuration Manager 2007 R3 のみに適用されます。

次の表に示すログ ファイルは、32 ビット ワークステーション コンピュータの %windir%\System32\CCM\Logs フォルダ、および、電源管理クライアント エージェントが有効に設定されている 64 ビット ワークステーション コンピュータの %windir%\SysWOW64\CCM\Logs フォルダにあります。

ログ ファイル名 その他の情報

pwrmgmt.log

クライアント コンピュータ上で実行された電源管理の動作状況が記録されます。これには、電源管理クライアント エージェントによって実行された監視および強制実行の動作状況も含まれます。Windows XP を実行するコンピュータでは、このログにコンピュータの電源設定も記録されます。

PwrProvider.log

Windows Management Instrumentation (WMI) サービスにホストされている電源管理プロバイダ (PWRInvProvider) の動作状況が記録されます。このプロバイダは、サポートされるすべてのバージョンの Windows コンピュータで、ハードウェアのインベントリ中にコンピュータの現在の設定を列挙します。Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 を実行するコンピュータでは、電源プラン設定のコンピュータへの適用もこのプロバイダが行います。

参照:

タスク

コンポーネントのログを有効にする方法