Configuration Manager でのソフトウェア更新プログラムの操作とメンテナンス

 

適用対象: System Center 2012 Configuration Manager,System Center 2012 Configuration Manager SP1,System Center 2012 Configuration Manager SP2,System Center 2012 R2 Configuration Manager,System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1

System Center 2012 Configuration Manager のソフトウェアを更新するプロセス全体は、同期、対応評価、展開、監視という 4 つの主要な運用フェーズからなります。 同期フェーズは、ソフトウェア更新プログラムのメタデータを Microsoft Update と同期させてからサイト サーバー データベースにインストールするプロセスです。 コンプライアンス評価フェーズは、クライアント コンピューターがソフトウェア更新プログラムのコンプライアンス情報をスキャンして、ソフトウェア更新プログラムのコンプライアンス対応を報告するプロセスです。 展開フェーズは、ソフトウェア更新プログラムを手動または自動でクライアントに展開するプロセスです。 最後に、監視フェーズは、ソフトウェア更新プログラムの展開のコンプライアンスを監視する後続のプロセスです。

System_CAPS_important重要

ソフトウェア更新プログラムのコンプライアンス評価データを Configuration Manager コンソールで確認したり、ソフトウェア更新プログラムをクライアントに展開したりする前に、階層におけるソフトウェアの更新について慎重に計画し、環境のニーズを満たすようにソフトウェア更新プログラムの依存関係を構成する必要があります。 ソフトウェア更新プログラムの計画の詳細については、「Configuration Manager でのソフトウェア更新プログラムの計画」を参照してください。 ソフトウェアの更新の構成の詳細については、「ソフトウェアの更新の構成」を参照してください。

このトピックの次のセクションでは、Configuration Manager におけるソフトウェアの更新に関する運用フェーズについて説明します。

  • ソフトウェア更新プログラムの同期

  • ソフトウェア更新プログラムのダウンロード

  • ソフトウェア更新設定の管理

    • ソフトウェア更新情報の確認

      • ソフトウェア更新プログラムの詳細

      • コンテンツ情報

      • カスタム バンドル情報

      • 更新の置き換えに関する情報

    • ソフトウェア更新設定の構成

      • 最長実行時間の設定

      • ネットワーク アクセス保護 (NAP) 評価の有効化

      • カスタム重要度の設定

  • 更新グループへのソフトウェア更新プログラムの追加

  • ソフトウェア更新プログラムの展開

    • ソフトウェア更新プログラムの手動展開

    • ソフトウェア更新プログラムの自動展開

  • ソフトウェア更新プログラムの監視

ソフトウェア更新プログラムの同期

Configuration Manager におけるソフトウェア更新プログラムの同期は、構成された基準を満たすソフトウェア更新プログラムのメタデータを取得するプロセスです。 中央管理サイトまたはスタンドアロン プライマリ サイトのソフトウェアの更新ポイントは、事前に決定されたスケジュールに従って、Microsoft Update からメタデータを取得します。 または、Configuration Manager コンソールからメタデータの同期を手動で開始することもできます。 中央管理サイトでソフトウェア更新プログラムの同期が完了すると、子プライマリ サイトに同期を開始するように指示する同期要求が送信されます。 ソフトウェア更新プログラムの同期の詳細については、「ソフトウェアの更新プログラムの同期」トピックの「Configuration Manager のソフトウェア更新プログラムの概要」セクションを参照してください。

最上位サイトのソフトウェアの更新ポイントのプロパティの一部として、ソフトウェア更新プログラムの同期がスケジュールに従って実行されるように構成します。 同期スケジュールは、構成した後に通常の運用業務の一環として変更することは一般的にはありません。 ただし、必要な場合は、手動でソフトウェア更新プログラムの同期を開始することができます。 ソフトウェア更新プログラムの同期スケジュールの構成の詳細については、「手順 2: ソフトウェア更新プログラムの同期」トピックの「ソフトウェアの更新の構成」セクションを参照してください。

手動でソフトウェア更新プログラムの同期を開始するには、次の手順に従います。

中央管理サイトでソフトウェア更新プログラムの同期を手動で開始するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで [ソフトウェア更新プログラム] を展開して、[すべてのソフトウェア更新プログラム] または [ソフトウェア更新プログラム グループ] をクリックします。

  3. [ホーム] タブの [作成] グループで、[ソフトウェア更新プログラムの同期] をクリックします。 [はい] をクリックして、同期プロセスの開始を確定します。

同期プロセスを開始した後に、Configuration Manager コンソールを使用して、階層内のすべての更新ポイントの同期プロセスを監視することができます。 ソフトウェア更新プログラムの同期プロセスを監視するには、次の手順に従います。

ソフトウェア更新プログラムの同期プロセスを監視するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[監視] をクリックします。

  2. [監視] ワークスペースで、[ソフトウェアの更新ポイントの同期ステータス] をクリックします。

    Configuration Manager 階層内のソフトウェアの更新ポイントが結果ウィンドウに表示されます。 このビューから、すべてのソフトウェアの更新ポイントの同期ステータスを監視することができます。 同期プロセスの詳細情報を取得するには、各サイト サーバーの <Configuration Manager のインストール パス>\Logs にある wsyncmgr.log ファイルを確認してください。

ソフトウェア更新プログラムのダウンロード

Configuration Manager でソフトウェア更新プログラムをダウンロードする方法はいくつかあります。 自動展開規則を作成する場合、または手動でソフトウェア更新プログラムを展開する場合、ソフトウェア更新プログラムはサイト サーバーのコンテンツ ライブラリにダウンロードされてから、構成済みの展開パッケージに関連付けられている配布ポイントのコンテンツ ライブラリにコピーされます。 ソフトウェア更新プログラムをダウンロードしてから展開する場合は、更新のダウンロード ウィザードを使用できます。 こうすると、ソフトウェア更新プログラムをクライアント コンピューターに展開する前に、そのソフトウェア更新プログラムが配布ポイントで使用可能になっていることを確認できます。

[!メモ]

コンテンツのステータス監視の詳細については、このトピックの「コンテンツのステータスの監視」セクションを参照してください。

ソフトウェア更新プログラムのダウンロード ウィザードを使用してソフトウェア更新プログラムをダウンロードするには、次の手順に従います。

ソフトウェア更新プログラムをダウンロードするには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで、[ソフトウェア更新プログラム] をクリックします。

  3. 次のいずれかの方法で、ダウンロードするソフトウェア更新プログラムを選択します。

    - \[ソフトウェア更新プログラム グループ\] で 1 つまたは複数のソフトウェア更新プログラムを選択し、\[ホーム\] タブの \[更新プログラム グループ\] グループで \[ダウンロード\] をクリックします。
    
    - \[すべてのソフトウェア更新プログラム\] で 1 つまたは複数のソフトウェア更新プログラムを選択し、\[ホーム\] タブの \[更新\] グループで \[ダウンロード\] をクリックします。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P><STRONG>すべてのソフトウェア更新プログラム</STRONG> ノードで Configuration Manager が表示するソフトウェア更新プログラムは、過去 30 日以内にリリースされた、[<STRONG>重大</STRONG>] および [<STRONG>セキュリティ</STRONG>] に分類されたソフトウェア更新プログラムのみです。</P>
    
    
      </div>
    
      <div class="alert">
    
      <table>
      <colgroup>
      <col style="width: 100%" />
      </colgroup>
      <thead>
      <tr class="header">
      <th><img src="images/Hh427340.s-e6f6a65cf14f462597b64ac058dbe1d0-system-media-system-caps-tip(TechNet.10).jpeg" title="System_CAPS_tip" alt="System_CAPS_tip" />ヒント</th>
      </tr>
      </thead>
      <tbody>
      <tr class="odd">
      <td><p>[条件の追加] をクリックして [すべてのソフトウェア更新プログラム] ノードに表示されるソフトウェア更新プログラムを絞り込み、よく使用する検索条件を保存して、保存した検索を [検索] タブで管理します。</p></td>
      </tr>
      </tbody>
      </table>
    
      </div>
    
      **ソフトウェア更新プログラムのダウンロード ウィザード**が開きます。
    
  4. [展開パッケージ] ページで、次の設定を構成します。

    1. 展開パッケージを選択する:展開に含まれるソフトウェア更新プログラムの既存の展開パッケージを使用します。

      [!メモ]

      選択した展開パッケージに既にダウンロードされているソフトウェア更新プログラムは、再ダウンロードされません。

    2. 新しい展開パッケージを作成する:展開に含まれるソフトウェア更新プログラムの新しい展開パッケージを作成して使用します。 次の設定を構成します。

      • [名前]:展開パッケージの名前を指定します。 パッケージには、パッケージの内容を簡潔に説明する一意の名前が必要です。 使用できる文字数は最大で 50 文字です。

      • 説明:展開パッケージの説明を指定します。 パッケージの説明は、パッケージのコンテンツに関する情報を提供するものであり、127 文字以内で指定します。

      • パッケージ ソース:ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルの場所を指定します。 ソースの場所に対応するネットワーク パス (例: \\server\sharename\path) を入力するか、[参照] をクリックして、該当するネットワークの場所を見つけます。 次のページに進む前に、展開パッケージのソース ファイル用の共有フォルダーを作成する必要があります。

        [!メモ]

        指定する展開パッケージのソースの場所を他のソフトウェア展開パッケージで使用することはできません。

        System_CAPS_security セキュリティ メモ

        SMS プロバイダー コンピューター アカウントと、ウィザードを実行してソフトウェア更新プログラムをダウンロードするユーザーには、ダウンロード先に対する書き込み NTFS アクセス許可が必要です。 ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルを攻撃者が改ざんするリスクを減らすため、ダウンロード先へのアクセスを注意深く制限する必要があります。

        System_CAPS_important重要

        Configuration Manager によって展開パッケージが作成された後で、展開パッケージのプロパティで、パッケージ ソースの場所を変更できます。 ソースの場所を変更する場合、最初に、元のパッケージ ソースから新しいパッケージ ソースの場所にコンテンツをコピーする必要があります。

    [次へ] をクリックします。

  5. [配布ポイント] ページで、ソフトウェア更新プログラム ファイルをホストする配布ポイントまたは配布ポイント グループを指定し、[次へ] をクリックします。 配布ポイントの詳細については、「Configuration Manager のコンテンツ管理の計画」を参照してください。

    [!メモ]

    [配布ポイント] ページは、ソフトウェア更新プログラムの新しい展開パッケージを作成する場合にのみ、使用することができます。

  6. [配布の設定] ページで、次の設定を指定します。

    - **配布の優先順位**:展開パッケージの配布の優先度を指定します。 配布の優先度は、展開パッケージが子サイトの配布ポイントに送信されるときに適用されます。 展開パッケージは優先順位に従って送信されます。"**高**"、"**中**"、"**低**" の順です。 パッケージの優先順位が同じ場合は、作成された順に送信されます。 バックログがない場合、パッケージは優先順位に関係なく直ちに処理されます。 既定では、パッケージは優先度 \[中\] で送信されます。
    
    - **このパッケージのコンテンツを優先配布ポイントに配布する**:優先配布ポイントへのオンデマンド コンテンツ配布を有効にします。 この設定を有効にすると、クライアントがパッケージのコンテンツを要求し、それを優先配布ポイントから取得できない場合、配布マネージャーがそのコンテンツをすべての優先配布ポイントに配布するようにするためのトリガーが管理ポイントで作成されます。 優先配布ポイントおよびオンデマンド コンテンツに関する詳細については、「[優先配布ポイントと代替の配布ポイントの計画](gg712321\(v=technet.10\).md)」の「[Configuration Manager のコンテンツ管理の計画](gg712321\(v=technet.10\).md)」を参照してください。
    
    - 事前設定済みの配布ポイントの設定:どのようにしてコンテンツを事前設定済みの配布ポイントに配布するかを指定します。 次のいずれかのオプションを選択します。
    
        - **パッケージが配布ポイントに割り当てられたときにコンテンツを自動的にダウンロードする**:事前設定を無視してコンテンツを配布ポイントに配布します。
    
        - **配布ポイントにコンテンツの変更箇所のみダウンロードする**:配布ポイントに対する初期コンテンツを事前設定し、コンテンツの変更内容を配布ポイントに配布します。
    
        - **このパッケージのコンテンツを配布ポイントに手動でコピーする**:配布ポイントのコンテンツを常に事前設定します。 これは、既定の設定です。
    
      配布ポイントへのコンテンツの事前設定の詳細については、「[コンテンツの事前設定](gg712694\(v=technet.10\).md)」トピックの「[Configuration Manager のコンテンツ管理の操作とメンテナンス](gg712694\(v=technet.10\).md)」セクションを参照してください。
    

    [次へ] をクリックします。

  7. [ダウンロード先] ページで、ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルをダウンロードするために Configuration Manager で使用する場所を指定します。 必要に応じて、次のオプションを使用します。

    - **インターネットからソフトウェア更新プログラムをダウンロードする**:ソフトウェア更新プログラムをインターネット上の場所からダウンロードします。 これは、既定の設定です。
    
    - **ネットワーク上の場所からソフトウェア更新プログラムをダウンロードする**:ソフトウェア更新プログラムをローカル フォルダーまたは共有ネットワーク フォルダーからダウンロードします。 ウィザードを実行するコンピューターからインターネットにアクセスできない場合にはこれを使用します。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>この設定を使用する場合は、ソフトウェア更新プログラムをインターネット アクセスが可能な任意のコンピューターからダウンロードし、それから、ウィザードを実行するコンピューターからアクセスできるローカル ネットワーク上の場所にコピーしてください。</P>
    
    
      </div>
    

    [次へ] をクリックします。

  8. [言語の選択] ページで、選択されたソフトウェア更新プログラムをダウンロードする言語を指定して、[次へ] をクリックします。Configuration Manager では、選択した言語で利用できる場合にのみ、ソフトウェア更新プログラムがダウンロードされます。 言語固有でないソフトウェア更新プログラムは、常にダウンロードされます。

  9. [概要] ページで、ウィザードで選択した設定を確認し、[次へ] をクリックして、ソフトウェア更新プログラムをダウンロードします。

  10. [完了] ページで、ソフトウェア更新プログラムが正常にダウンロードされたことを確認し、[閉じる] をクリックします。

ソフトウェア更新設定の管理

ソフトウェア更新プログラムのプロパティは、ソフトウェア更新プログラムと、関連するコンテンツに関する情報を示します。 これらのプロパティを使用して、ソフトウェア更新プログラムの設定を構成することもできます。 複数のソフトウェア更新プログラムのプロパティを開いた場合、[最長実行時間] タブと [カスタム重要度] タブのみが表示されます。 選択したソフトウェア更新プログラムがすべてダウンロード済みの場合、[NAP 評価] タブも表示されます。

ソフトウェア更新プロパティを開くには、次の手順に従います。

ソフトウェア更新プロパティを開くには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで [ソフトウェア更新プログラム] を展開して、[すべてのソフトウェア更新プログラム] をクリックします。

  3. 1 つまたは複数のソフトウェア更新プログラムを選択し、[ホーム] タブの [プロパティ] グループで、[プロパティ] をクリックします。

    [!メモ]

    すべてのソフトウェア更新プログラム ノードで Configuration Manager が表示するソフトウェア更新プログラムは、過去 30 日以内にリリースされた、[重大] および [セキュリティ] に分類されたソフトウェア更新プログラムのみです。

ソフトウェア更新情報の確認

ソフトウェア更新プログラムのプロパティで、ソフトウェア更新プログラムの詳細情報を確認できます。 詳細情報は、複数のソフトウェア更新プログラムを選択した場合は表示されません。 次のセクションでは、選択したソフトウェア更新プログラムについて利用可能な情報を紹介します。

ソフトウェア更新プログラムの詳細

[更新プログラムの詳細] タブで、選択したソフトウェア更新プログラムに関する次の概要情報を確認できます。

  • セキュリティ情報 ID:セキュリティ ソフトウェア更新プログラムに関連するセキュリティ情報 ID を示します。 「Microsoft Security Bulletin Search」Web ページで、セキュリティ ID を使用して検索し、セキュリティ情報の詳細を確認することができます。

  • アーティクル ID:ソフトウェア更新プログラムのアーティクル ID を指定します。 参照記事は、ソフトウェア更新プログラムおよびソフトウェア更新プログラムによって修正または改善される問題の詳細情報を提供します。

  • 変更日付:ソフトウェア更新プログラムが最後に変更された日付を指定します。

  • 最大重要度評価:ソフトウェア更新プログラムに対するベンダー定義の重要度評価を指定します。

  • 説明:ソフトウェア更新プログラムによって修正または改善される状況の概要を示します。

  • 該当言語:ソフトウェア更新プログラムが適用される言語を一覧表示します。

  • 影響を受ける製品:ソフトウェア更新プログラムが適用される製品を一覧表示します。

コンテンツ情報

[コンテンツ情報] タブでは、選択したソフトウェア更新プログラムに関連付けられているコンテンツに関する次の情報を確認します。

  • コンテンツ ID:ソフトウェア更新プログラムのコンテンツ ID を指定します。

  • ダウンロード済み:ソフトウェア更新プログラム ファイルが既に Configuration Manager でダウンロードされたかどうかを示します。

  • 言語:ソフトウェア更新プログラムの言語を示します。

  • ソース パス:ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルへのパスを示します。

  • サイズ (MB):ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルのサイズを指定します。

カスタム バンドル情報

[カスタム バンドル情報] タブでは、ソフトウェア更新プログラムのカスタム バンドル情報を確認します。 選択したソフトウェア更新プログラムに、ソフトウェア更新ファイルに組み込まれるバンドル ソフトウェア更新プログラムが含まれている場合は、[バンドル情報] セクションに表示されます。 [コンテンツ情報] タブに表示されるバンドル ソフトウェア更新プログラム (各種の言語用の更新ファイルなど) は、このタブには表示されません。

更新の置き換えに関する情報

[更新プログラムの置き換えに関する情報] タブでは、ソフトウェア更新プログラムの置き換えに関する次の情報を確認することができます。

  • この更新を置き換える更新:この更新プログラムを置き換えるソフトウェア更新プログラムを示します。つまり、一覧に表示されている更新プログラムの方が新しいことを意味します。 ほとんどの場合、ソフトウェア更新プログラムを置き換えるソフトウェア更新プログラムを展開します。 一覧に表示されているソフトウェア更新プログラムに設定されたハイパーリンクから、ソフトウェア更新プログラムの詳細情報を示す Web ページにアクセスできます。 この更新プログラムが置き換えられない場合は、[なし] と表示されます。

  • この更新に置き換えられる更新:このソフトウェア更新プログラムによって置き換えられるソフトウェア更新プログラムを示します。つまり、この更新プログラムの方が新しいことを意味します。 ほとんどの場合、置き換えられるソフトウェア更新プログラムの代わりに、このソフトウェア更新プログラムを展開します。 一覧に表示されているソフトウェア更新プログラムに設定されたハイパーリンクから、ソフトウェア更新プログラムの詳細情報を示す Web ページにアクセスできます。 この更新プログラムによって置き換えられる他の更新プログラムがない場合は、[なし] と表示されます。

ソフトウェア更新設定の構成

プロパティでは、1 つまたは複数のソフトウェア更新プログラムのソフトウェア更新設定を構成できます。 ほとんどのソフトウェア更新設定は、中央管理サイトまたはスタンドアロン プライマリ サイトでのみ構成できます。 次のセクションでは、ソフトウェア更新設定の構成について説明します。

最長実行時間の設定

[最長実行時間] タブでは、クライアント コンピューターでソフトウェア更新プログラムが完了するまでに割り当てられた最大時間を設定します。 更新が最長実行時間の値を超えると、Configuration Manager によってステータス メッセージが作成され、ソフトウェア更新プログラムのインストールの展開は監視されなくなります。 この設定を構成できるのは、中央管理サイトまたはスタンドアロン プライマリ サイトのみです。

また、Configuration Manager は、この設定を使用して、構成されたメンテナンス期間内でソフトウェア更新プログラムのインストールを開始すべきかどうかを判別します。 最長実行時間の値がメンテナンス期間の利用可能な残り時間を超える場合、ソフトウェア更新プログラムのインストールは、次回のメンテナンス期間が開始するまで延期されます。 構成されたメンテナンス期間 (時間帯) でクライアント コンピューターにインストールされるソフトウェア更新プログラムが複数ある場合は、最大実行時間が最も短いソフトウェア更新プログラムが最初にインストールされ、その後、次に最大実行時間が短いソフトウェア更新プログラムが順にインストールされます。 クライアントは、それぞれのソフトウェア更新プログラムをインストールする前に、使用可能なメンテナンス期間でソフトウェア更新プログラムをインストールするのに十分な時間があるかどうかを確認します。 ソフトウェア更新プログラムのインストールが開始されると、メンテナンス期間が終了してもインストールは続行されます。 メンテナンス期間の詳細については、「メンテナンス期間の構成」トピックの「Configuring Settings for Client Management in Configuration Manager (Configuration Manager のクライアント管理設定の構成)」セクションを参照してください。

[最長実行時間] タブでは、次の設定を確認して構成できます。

  • 最長実行時間:ソフトウェア更新プログラムのインストールを完了するために割り当てられた最大時間 (分単位) を指定します。この時間を過ぎると、Configuration Manager でインストールが監視されなくなります。 この設定は、メンテナンス期間の終了までに更新プログラムをインストールするための十分な時間が残っているかどうかを判断するためにも使用されます。 既定値は、サービス パックが 60 分、その他のすべての種類のソフトウェア更新プログラムが 5 分です。 設定可能な値の範囲は 5 ~ 9999 分です。
System_CAPS_important重要

最長実行時間の値は、構成済みのメンテナンス期間よりも小さくしてください。 そうしないと、ソフトウェア更新プログラムのインストールが開始されません。

ネットワーク アクセス保護 (NAP) 評価の有効化

[NAP 評価] タブの設定を使用して、NAP を使用する場合に、コンプライアンスにソフトウェア更新プログラムが必要かどうかを指定できます。 NAP 評価を有効にすると、NAP ポリシーにソフトウェア更新プログラムを含め、構成されたスケジュールに基づいて、クライアントで有効にすることができます。 ポリシーが有効になると、クライアントでは、選択されたソフトウェア更新プログラムに準拠するまでアクセスが制限されることがあります。 ネットワークの制限と修復の動作は、Windows ネットワーク ポリシー サーバーでのポリシーの構成によって異なります。 この設定を構成できるのは、中央管理サイトまたはスタンドアロン プライマリ サイトのみです。

[NAP 評価] タブでは、次の設定を構成することができます。

  • 選択したすべてのオブジェクトに有効日を設定する:選択したソフトウェア更新プログラムを NAP ポリシーに含めてクライアントで評価するかどうかを指定します。 この設定は、複数のソフトウェア更新プログラムを選択した場合にのみ表示されます。

  • NAP 評価を有効にする:選択したソフトウェア更新プログラムを NAP ポリシーに含めてクライアントで評価するかどうかを指定します。

    • 直ちに:ソフトウェア更新プログラムを NAP ポリシーに含め、直ちにクライアントで有効にします。

    • 日付と時刻:ソフトウェア更新プログラムを NAP ポリシーに含め、指定の日時にクライアントで有効にします。

有効日が現在の日付になったときのクライアントの動作

有効日とは、指定したクライアントで、Configuration Manager NAP ポリシーがアクティブになる日付です。 有効日になると、クライアント コンピューターは、ポリシーに一覧表示されるソフトウェア更新プログラムが必要かどうかを確認して、対応ステータスを評価します。 対応していない場合、必要なソフトウェア更新プログラムを修復によって強制実行できます。 修復が正常に完了するまで、クライアントのネットワーク アクセスが制限される場合があります。 制限と修復は、Microsoft Windows ネットワーク ポリシー サーバーでのポリシーで構成されるポリシーによって制御されます。

有効日を構成するときの考慮事項

ほとんどの Configuration Manager クライアントでは、必要なソフトウェア更新プログラムは、通常のソフトウェア更新プログラムの展開によってインストールされます。 したがって、ソフトウェア更新プログラムの展開の期限後に有効日を設定すると、通常の操作手順でソフトウェア更新プログラムがインストールされないごく一部のコンピューターのための予防措置になります。 ただし、標準のソフトウェア更新プロセスとは異なり、NAP には、Configuration Manager NAP ポリシーに設定されたソフトウェア更新プログラムがインストールされるまで、ネットワーク アクセスを制限する機能があります。

余裕のない有効日を設定すると、次のようなリスクがあります。

  • 修復が正常に完了するまで、複数のクライアントのネットワーク アクセスが制限される場合がある。 これにより、ソフトウェア更新プログラムをホストする配布ポイントや、ソフトウェアの更新ポイントなどの修復サーバーの負荷が増大します。

  • 必要なソフトウェア更新プログラムを含む展開パッケージが、有効日になる前に修復配布ポイントにレプリケートされる時間がないことがある。

Configuration Manager NAP ポリシーで、有効日を将来の日付に構成できます。あるいは、[直ちに] として構成し、すぐに有効にすることもできます。 次のいずれかの条件に該当する場合にのみ、有効日に [直ちに] を選択してください。

  • Windows ネットワーク ポリシー サーバーによって、非対応コンピューターのネットワーク アクセスを制限しない場合。

  • 非対応コンピューターが完全なネットワーク アクセス権を持つリスクが、ネットワーク アクセスが制限され、ソフトウェア更新プログラムが修復配布ポイントにレプリケートされていない場合に修復できないリスクより大きい場合。

カスタム重要度の設定

ソフトウェア更新プログラムのプロパティで、[カスタム重要度] タブを使用して、ソフトウェア更新プログラムのカスタム重要度を構成できます。 この設定は、事前定義された重要度の値が要件に合っていない場合に必要になることがあります。 カスタム値は、Configuration Manager コンソールの [カスタム重要度] 列に表示されます。 定義されているカスタム重要度の値に基づいて、ソフトウェア更新プログラムを並べ替えることができます。また、それらの値に基づいてフィルタリングできるクエリやレポートを作成することもできます。 この設定を構成できるのは、中央管理サイトまたはスタンドアロン プライマリ サイトのみです。

[[カスタム重要度] タブでは、次の設定を構成することができます。

  • カスタム重要度:ソフトウェア更新プログラムに対してカスタム重要度を設定します。 一覧で、[重大]、[重要]、[中程度]、または [低] を選択します。 既定では、カスタム重要度の値は空白です。

更新グループへのソフトウェア更新プログラムの追加

ソフトウェア更新プログラム グループは、ソフトウェア更新プログラムを整理するための有効な手段です。 ソフトウェア更新プログラムをソフトウェア更新プログラム グループに手動で追加したり、自動展開規則を使用して、ソフトウェア更新プログラム グループに自動的に追加したりできます。 また、ソフトウェア更新プログラム グループを手動で展開することも、自動展開規則を使って自動的に展開することもできます。 ソフトウェア更新プログラム グループを展開したら、そのグループに新しいソフトウェア更新プログラムを追加することができます。追加したソフトウェア更新プログラムは、Configuration Manager で自動的に展開されます。 ソフトウェア更新プログラムを新しいソフトウェア更新プログラム グループまたは既存のソフトウェア更新プログラム グループに追加するには、次の手順に従います。

ソフトウェア更新プログラムを新しいソフトウェア更新プログラム グループに追加するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで [ソフトウェア更新プログラム] を展開して、[すべてのソフトウェア更新プログラム] をクリックします。

  3. 新しいソフトウェア更新プログラム グループに追加するソフトウェア更新プログラムを選択します。

  4. [ホーム] タブの [更新] グループで、[ソフトウェア更新プログラム グループの作成] をクリックします。

  5. ソフトウェア更新プログラム グループの名前を指定し、必要に応じて説明を入力します。 名前と説明によって、ソフトウェア更新プログラム グループに含まれているソフトウェア更新プログラムの種類を判別できる情報を指定します。 [作成] をクリックします。

  6. [ソフトウェア更新プログラム グループ] をクリックして、新しいソフトウェア更新プログラム グループを表示します。

  7. ソフトウェア更新プログラム グループを選択し、[ホーム] タブの [更新] グループで [メンバーの表示] をクリックして、グループに含まれているソフトウェア更新プログラムの一覧を表示します。

ソフトウェア更新プログラムを既存のソフトウェア更新プログラム グループに追加するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで [ソフトウェア更新プログラム] を展開して、[すべてのソフトウェア更新プログラム] をクリックします。

  3. 新しいソフトウェア更新プログラム グループに追加するソフトウェア更新プログラムを選択します。

    [!メモ]

    すべてのソフトウェア更新プログラム ノードで Configuration Manager が表示するソフトウェア更新プログラムは、既定では、過去 30 日以内にリリースされた、[重大] および [セキュリティ] に分類されたソフトウェア更新プログラムのみです。

  4. [ホーム] タブの [更新] グループで、[メンバーシップの編集] をクリックします。

  5. ソフトウェア更新プログラムを追加するソフトウェア更新プログラム グループを選択します。

  6. [ソフトウェア更新プログラム グループ] ノードをクリックして、ソフトウェア更新プログラム グループを表示します。

  7. ソフトウェア更新プログラム グループを選択し、[ホーム] タブの [更新] グループで [メンバーの表示] をクリックして、ソフトウェア更新プログラム グループに含まれているソフトウェア更新プログラムの一覧を表示します。

ソフトウェア更新プログラムの展開

ソフトウェア更新プログラムの展開フェーズは、ソフトウェア更新プログラムを展開するプロセスです。 通常、ソフトウェア更新プログラムは、ソフトウェア更新プログラム グループに追加してから、クライアントに展開します。 展開を作成すると、ソフトウェア更新プログラム ポリシーがクライアント コンピューターに送信され、ソフトウェア更新プログラムのコンテンツ ファイルが配布ポイントからクライアント コンピューターのローカル キャッシュにダウンロードされて、ソフトウェア更新プログラムがクライアントでインストールに使用できるようになります。 インターネットに接続されているクライアントは、Microsoft Update からコンテンツをダウンロードします。

[!メモ]

Configuration Manager SP1 から、イントラネットのクライアントで、配布ポイントを利用できない場合に、Microsoft Update からのソフトウェア更新プログラムのダウンロードを構成できるようになりました。

[!メモ]

他の種類の展開とは異なり、すべてのソフトウェア更新プログラムは、クライアントの最大キャッシュ サイズの設定に関係なく、クライアント キャッシュにダウンロードされます。 クライアント キャッシュの設定の詳細については、「Configuration Manager クライアントにクライアントキャッシュを構成する」トピックの「Configuration Manager でクライアントを管理する方法」セクションを参照してください。

必要なソフトウェア更新プログラムの展開を構成すると、ソフトウェア更新プログラムは、スケジュールされた期限に自動的にインストールされます。 または、クライアント コンピューターのユーザーが、期限前にソフトウェア更新プログラムのインストールをスケジュール設定または開始できます。 指定したインストール後、ソフトウェア更新プログラムのインストールが正常に完了したかどうかを報告する状態メッセージがクライアント コンピューターからサイト サーバーに送信されます。 ソフトウェア更新プログラムの展開の詳細については、「ソフトウェア更新プログラムの展開ワークフロー」トピックの「Configuration Manager のソフトウェア更新プログラムの概要」セクションを参照してください。

ソフトウェ更新プログラムを展開するための主なシナリオには、手動展開と自動展開の 2 つがあります。 通常は、最初にソフトウェア更新プログラムを手動で展開してクライアント コンピューター用の基準を作成してから、自動展開を使用してクライアントでソフトウェア更新プログラムを管理します。

次のセクションでは、ソフトウェア更新プログラムの手動展開と自動展開に関する情報および手順を紹介します。

ソフトウェア更新プログラムの手動展開

ソフトウェア更新プログラムの手動展開は、Configuration Manager コンソールでソフトウェア更新プログラムを選択し、展開プロセスを手動で開始するプロセスです。 または、選択したソフトウェア更新プログラムを更新プログラム グループに追加して、手動で更新プログラム グループを展開できます。 通常は、手動展開によって、必要なソフトウェア更新プログラムを適用してクライアント デバイスを最新の状態にした後で、月 1 回の継続的なソフトウェア更新プログラムの展開を管理する自動展開規則を作成します。 また、帯域外のソフトウェア更新プログラムの展開にも手動展開を使用します。 次のセクションでは、ソフトウェア更新プログラムの手動展開の一般的なワークフローについて説明します。

手順 1: ソフトウェア更新プログラムの検索条件を指定する

Configuration Manager コンソールに表示されるソフトウェア更新プログラムの数は、数千個になることがあります。 手動でのソフトウェア更新プログラムの展開のワークフローでは、第一段階として、展開するソフトウェア更新プログラムを特定します。 たとえば、50 を超えるクライアント デバイスで必要であり、「セキュリティ」または「重大」に分類されているすべてのソフトウェア更新プログラムを取得するというような条件を指定できます。

System_CAPS_important重要

1 回のソフトウェア更新プログラムの展開に含めることができるソフトウェア更新プログラムの最大数は、1000 です。

ソフトウェア更新プログラムの検索条件を指定するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで [ソフトウェア更新プログラム] を展開して、[すべてのソフトウェア更新プログラム] をクリックします。 同期済みのソフトウェア更新プログラムが表示されます。

    [!メモ]

    すべてのソフトウェア更新プログラム ノードで Configuration Manager が表示するソフトウェア更新プログラムは、過去 30 日以内にリリースされた、[重大] および [セキュリティ] に分類されたソフトウェア更新プログラムのみです。

  3. 検索パネルで、次の手順のいずれか、または両方を使用して、必要なソフトウェア更新プログラムを絞り込みます。

    - 検索テキスト ボックスに、ソフトウェア更新プログラムを絞り込む検索文字列を入力します。 たとえば、特定のソフトウェア更新プログラムのアーティクル ID やセキュリティ情報 ID を入力するか、複数のソフトウェア更新プログラムのタイトルに使用されている可能性のある文字列を入力します。
    
    - \[条件の追加\] をクリックしてソフトウェア更新プログラムの絞り込みに使用する条件を選択し、\[追加\] をクリックして条件の値を指定します。
    
  4. [検索] をクリックして、ソフトウェア更新プログラムを絞り込みます。

    System_CAPS_tipヒント

    [検索] タブおよび [保存] グループに、フィルター条件を保存するためのオプションがあります。

手順 2:ソフトウェア更新プログラムを含むソフトウェア更新プログラム グループを作成する

ソフトウェア更新プログラム グループは、展開に備えてソフトウェア更新プログラムを整理するための有効な手段です。 ソフトウェア更新プログラムをソフトウェア更新プログラム グループに手動で追加したり、Configuration Manager の自動展開規則を使用して、新規または既存のソフトウェア更新プログラム グループに自動的に追加したりできます。 ソフトウェア更新プログラムを新しいソフトウェア更新プログラム グループに手動で追加するには、次の手順に従います。

ソフトウェア更新プログラムを新しいソフトウェア更新プログラム グループに手動で追加するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで、[ソフトウェア更新プログラム] をクリックします。

  3. 新しいソフトウェア更新プログラム グループに追加するソフトウェア更新プログラムを選択します。

  4. [ホーム] タブの [更新] グループで、[ソフトウェア更新プログラム グループの作成] をクリックします。

  5. ソフトウェア更新プログラム グループの名前を指定し、必要に応じて説明を入力します。 名前と説明によって、ソフトウェア更新プログラム グループに含まれているソフトウェア更新プログラムの種類を判別できる情報を指定します。 [作成] をクリックします。

  6. [ソフトウェア更新プログラム グループ] ノードをクリックして、新しいソフトウェア更新プログラム グループを表示します。

  7. ソフトウェア更新プログラム グループを選択し、[ホーム] タブの [更新] グループで [メンバーの表示] をクリックして、グループに含まれているソフトウェア更新プログラムの一覧を表示します。

手順 3:ソフトウェア更新プログラム グループのコンテンツをダウンロードする

必要に応じて、ソフトウェア更新プログラムを展開する前に、ソフトウェア更新プログラム グループに含めるソフトウェア更新プログラムのコンテンツをダウンロードできます。 この方法を選択すると、ソフトウェア更新プログラムを展開する前に、そのコンテンツが配布ポイントで使用可能になっていることを確認できます。 これにより、コンテンツの配布に関して、予期せぬ問題を回避できます。 この手順は省略することができ、その場合、コンテンツは展開プロセスの過程で配布ポイントにダウンロードされ、コピーされます。 ソフトウェア更新プログラムのコンテンツをソフトウェア更新プログラム グループにダウンロードするには、次の手順に従います。

ソフトウェア更新プログラム グループにコンテンツをダウンロードするには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで [ソフトウェア更新プログラム] を展開して、[ソフトウェア更新プログラム グループ] をクリックします。

  3. コンテンツをダウンロードするソフトウェア更新プログラム グループを選択します。

  4. [ホーム] タブの [更新プログラム グループ] グループで、[ダウンロード] をクリックします。ソフトウェア更新プログラムのダウンロード ウィザードが開きます。

  5. [展開パッケージ] ページで、次の設定を構成します。

    1. 展開パッケージを選択する:ソフトウェア更新プログラムの既存の展開パッケージを展開で使用します。

      [!メモ]

      選択した展開パッケージに既にダウンロードされているソフトウェア更新プログラムは再ダウンロードされません。

    2. 新しい展開パッケージを作成する:ソフトウェア更新プログラムの新しい展開パッケージを作成して展開で使用します。 次の設定を構成します。

      • [名前]:展開パッケージの名前を指定します。 これは、パッケージの内容を説明する一意の名前にする必要があります。 使用できる文字数は最大で 50 文字です。

      • 説明:展開パッケージの説明を指定します。 パッケージの説明は、パッケージのコンテンツに関する情報を提供するものであり、127 文字以内で指定します。

      • パッケージ ソース:ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルの場所を指定します。 ソースの場所に対応するネットワーク パス (例: \\server\sharename\path) を入力するか、[参照] をクリックして、該当するネットワークの場所を見つけます。 次のページに進む前に、展開パッケージのソース ファイル用の共有フォルダーを作成する必要があります。

        [!メモ]

        指定する展開パッケージのソースの場所を他のソフトウェア展開パッケージで使用することはできません。

        System_CAPS_security セキュリティ メモ

        SMS プロバイダー コンピューター アカウントと、ウィザードを実行してソフトウェア更新プログラムをダウンロードするユーザーには、ダウンロード先に対する書き込み NTFS アクセス許可が必要です。 ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルを攻撃者が改ざんするリスクを減らすため、ダウンロード先へのアクセスを注意深く制限する必要があります。

        System_CAPS_important重要

        Configuration Manager によって展開パッケージが作成された後で、展開パッケージのプロパティで、パッケージ ソースの場所を変更できます。 ソースの場所を変更する場合、最初に、元のパッケージ ソースから新しいパッケージ ソースの場所にコンテンツをコピーする必要があります。

    [次へ] をクリックします。

  6. [配布ポイント] ページで、ソフトウェア更新ファイルをホストするために使用されるものとして新しい展開パッケージで定義されている配布ポイントまたは配布ポイント グループを選択し、[次へ] をクリックします。

  7. [配布の設定] ページで、次の設定を指定します。

    - **配布の優先順位**:展開パッケージの配布の優先度を指定します。 配布の優先度は、展開パッケージが子サイトの配布ポイントに送信されるときに適用されます。 配布パッケージは優先順位に従って送信されます。"**高**"、"**中**"、"**低**" の順です。 パッケージの優先順位が同じ場合は、作成された順に送信されます。 バックログがない場合、パッケージは優先順位に関係なく直ちに処理されます。 既定では、パッケージは優先度 \[中\] で送信されます。
    
    - **このパッケージのコンテンツを優先配布ポイントに配布する**:優先配布ポイントへのオンデマンド コンテンツ配布を有効にします。 この設定を有効にすると、クライアントがパッケージのコンテンツを要求し、それを優先配布ポイントから取得できない場合、配布マネージャーがそのコンテンツをすべての優先配布ポイントに配布するようにするためのトリガーが管理ポイントで作成されます。 優先配布ポイントおよびオンデマンド コンテンツの詳細については、「[優先配布ポイントと代替の配布ポイントの計画](gg712321\(v=technet.10\).md)」トピックの「[Configuration Manager のコンテンツ管理の計画](gg712321\(v=technet.10\).md)」セクションを参照してください。
    
    - 事前設定済みの配布ポイントの設定:どのようにしてコンテンツを事前設定済みの配布ポイントに配布するかを指定します。 次のいずれかのオプションを選択します。
    
        - **パッケージが配布ポイントに割り当てられたときにコンテンツを自動的にダウンロードする**:事前設定を無視してコンテンツを配布ポイントに配布します。
    
        - **配布ポイントにコンテンツの変更箇所のみダウンロードする**:配布ポイントに対する初期コンテンツを事前設定し、コンテンツの変更内容を配布ポイントに配布します。
    
        - **このパッケージのコンテンツを配布ポイントに手動でコピーする**:配布ポイントのコンテンツを常に事前設定します。 これは、既定の設定です。
    
      配布ポイントへのコンテンツの事前設定の詳細については、「[コンテンツの事前設定](gg712694\(v=technet.10\).md)」トピックの「[Configuration Manager のコンテンツ管理の操作とメンテナンス](gg712694\(v=technet.10\).md)」セクションを参照してください。
    

    [次へ] をクリックします。

  8. [ダウンロード先] ページで、ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルをダウンロードするために Configuration Manager で使用する場所を指定します。 必要に応じて、次のオプションを使用します。

    - **インターネットからソフトウェア更新プログラムをダウンロードする**:ソフトウェア更新プログラムをインターネット上の場所からダウンロードします。 これは、既定の設定です。
    
    - **ネットワーク上の場所からソフトウェア更新プログラムをダウンロードする**:ソフトウェア更新プログラムをローカル フォルダーまたは共有ネットワーク フォルダーからダウンロードします。 ウィザードを実行するコンピューターからインターネットにアクセスできない場合にはこれを使用します。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>この設定を使用する場合は、ソフトウェア更新プログラムをインターネット アクセスが可能な任意のコンピューターからダウンロードし、それから、ウィザードを実行するコンピューターからアクセスできるローカル ネットワーク上の場所にコピーしてください。</P>
    
    
      </div>
    

    [次へ] をクリックします。

  9. [言語の選択] ページで、選択されたソフトウェア更新プログラムをダウンロードする言語を指定して、[次へ] をクリックします。Configuration Manager では、選択した言語で利用できる場合にのみ、ソフトウェア更新プログラムがダウンロードされます。 言語固有でないソフトウェア更新プログラムは、常にダウンロードされます。

  10. [概要] ページで、ウィザードで選択した設定を確認し、[次へ] をクリックして、ソフトウェア更新プログラムをダウンロードします。

  11. [完了] ページで、ソフトウェア更新プログラムが正常にダウンロードされたことを確認し、[閉じる] をクリックします。

  12. ソフトウェア更新プログラムのコンテンツのステータスを監視するには、Configuration Manager コンソールで [監視] をクリックします。

  13. [監視] ワークスペースで、[配布ステータス] を展開して、[コンテンツのステータス] をクリックします。

  14. ソフトウェア更新プログラム グループにソフトウェア更新プログラムをダウンロードするために、事前に特定したソフトウェア更新パッケージを選択します。

  15. [ホーム] タブの [コンテンツ] グループで、[ステータスの表示] をクリックします。

手順 4:ソフトウェア更新プログラム グループを展開する

展開するソフトウェア更新プログラムを判別してソフトウェア更新プログラム グループに追加したら、ソフトウェア更新プログラム グループ内のソフトウェア更新プログラムを手動で展開できます。 ソフトウェア更新プログラム グループ内のソフトウェア更新プログラムを手動で展開するには、次の手順に従います。

ソフトウェア更新プログラム グループ内のソフトウェア更新プログラムを手動で展開するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで [ソフトウェア更新プログラム] を展開して、[ソフトウェア更新プログラム グループ] をクリックします。

  3. 展開するソフトウェア更新プログラム グループを選択します。

  4. [ホーム] タブの [展開] グループで、[展開] をクリックします。ソフトウェア更新プログラムの展開ウィザードが開きます。

  5. [全般] ページで、次の設定を構成します。

    - \[名前\]:展開の名前を指定します。 展開の名前は、一意であり、展開の目的を示し、Configuration Manager サイト内の他の展開と区別できるものでなければなりません。 既定では、Configuration Manager により、自動的に展開の名前が次の形式で指定されます。**Microsoft Software Updates -** \<*日付*\>\<*時刻*\>
    
    - **説明**:展開の説明を指定します。 この説明は、展開の概要、および、Configuration Manager サイト内の他の展開と区別するのに役立つその他の関連情報を示します。 説明フィールドは省略可能で、256 文字以内で指定する必要があります。既定値は空白です。
    
    - ソフトウェア更新プログラム/ソフトウェア更新プログラム グループ:表示されたソフトウェア更新プログラム グループ、または、ソフトウェア更新プログラムが正しいことを確認します。
    
    - **展開テンプレートの選択**:既に保存されている展開テンプレートを適用するかどうかを指定します。 複数の一般的なソフトウェア更新プログラムの展開プロパティを含む展開テンプレートを構成して、以降、ソフトウェア更新プログラムを展開する際に適用し、同じような展開で整合性を確保したり、時間を節約したりできます。
    
    - **コレクション**:適切に展開のコレクションを指定します。 コレクションのメンバーは、展開で定義されたソフトウェア更新プログラムを受信します。
    
  6. [展開設定] ページで、次の設定を構成します。

    - 展開の種類:ソフトウェア更新プログラムの展開の種類を指定します。 構成されたインストール期限までにソフトウェア更新プログラムがクライアントで自動的にインストールされる必須のソフトウェア更新プログラムの展開を作成するには、\[必須\] を選択します。 ユーザーがソフトウェア センターから入手できるオプションのソフトウェア更新プログラムの展開を作成するには、\[利用可能\] を選択します。
    
      <div class="alert">
    
      <table>
      <colgroup>
      <col style="width: 100%" />
      </colgroup>
      <thead>
      <tr class="header">
      <th><img src="images/Hh221353.s-e6f6a65cf14f462597b64ac058dbe1d0-system-media-system-caps-important(SC.12).jpeg" title="System_CAPS_important" alt="System_CAPS_important" />重要</th>
      </tr>
      </thead>
      <tbody>
      <tr class="odd">
      <td><p>ソフトウェア更新プログラムの展開を作成した後に展開の種類を変更することはできません。</p></td>
      </tr>
      </tbody>
      </table>
    
      </div>
    
    - **展開が必要なときに、Wake-on-LAN を使用してクライアントを起動する**:期限になったら Wake On LAN を有効にして、展開の 1 つまたは複数のソフトウェア更新プログラムを必要とするコンピューターにウェイクアップ パケットを送信するかどうかを指定します。 スリープ モードのコンピューターは、ソフトウェア更新プログラムのインストールを開始できるように、インストール期限になるとスリープ解除されます。 展開のソフトウェア更新プログラムを必要としないクライアントは起動されません。 既定では、この設定は無効になっており、\[展開の種類\] が \[必須\] に設定されている場合にのみ使用することができます。
    
      <div class="alert">
    
      <table>
      <colgroup>
      <col style="width: 100%" />
      </colgroup>
      <thead>
      <tr class="header">
      <th><img src="images/JJ906422.s-e6f6a65cf14f462597b64ac058dbe1d0-system-media-system-caps-icon-warning(SC.12).jpeg" title="System_CAPS_warning" alt="System_CAPS_warning" />警告</th>
      </tr>
      </thead>
      <tbody>
      <tr class="odd">
      <td><p>このオプションを使用する前に、コンピューターおよびネットワークを Wake On Lan 用に構成する必要があります。</p></td>
      </tr>
      </tbody>
      </table>
    
      </div>
    
    - **詳細レベル**:クライアント コンピューターによって報告される状態メッセージの詳細レベルを指定します。
    
  7. [スケジュール] ページで、次の設定を構成します。

    - **スケジュールの評価**:使用可能な時間およびインストール期限の時間を UTC と Configuration Manager コンソールを実行するコンピューターのローカル時刻のどちらを使用して評価するかを指定します。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>ローカル時刻を選択し、[ソフトウェアが使用可能な時間] または [インストールの期限] で [直ちに] を選択した場合は、Configuration Manager コンソールを実行しているコンピューターの現在の時刻を使用して、更新プログラムを利用可能にする時間またはクライアントにインストールする時間を評価します。 クライアントのタイム ゾーンが異なる場合は、クライアントの時刻が評価時刻になったときにこれらのアクションが実行されます。</P>
    
    
      </div>
    
    - **ソフトウェアが使用可能な時間**:次の設定のいずれかを選択して、クライアントでソフトウェア更新プログラムを利用可能にする時間を指定します。
    
        - **直ちに**:展開のソフトウェア更新プログラムを直ちにクライアントで実行可能にします。 展開が作成されると、クライアント ポリシーが更新され、クライアントが次回のクライアント ポリシー ポーリング サイクルで展開を認識し、ソフトウェア更新プログラムがインストール可能になります。
    
        - 指定した時間経過後:展開のソフトウェア更新プログラムを特定の日時にクライアントで実行可能にします。 展開が作成されると、クライアント ポリシーが更新され、クライアントが次回のクライアント ポリシー ポーリング サイクルで展開を認識します。 ただし、展開のソフトウェア更新プログラムは、指定した日付と時刻になるまで、インストールに使用できません。
    
    - インストールの期限:次の設定のいずれかを選択して、展開のソフトウェア更新プログラムのインストール期限を指定します。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>インストール期限の設定を構成できるのは、[展開設定] ページで [展開の種類] が [必須] に設定されている場合のみです。</P>
    
    
      </div>
    
        - **直ちに**:展開のソフトウェア更新プログラムを直ちに自動インストールします。
    
        - 指定した時間経過後:展開のソフトウェア更新プログラムを特定の日時に自動インストールします。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>実際のインストール期限は、構成された特定の時刻に 2 時間までの任意の時間が加えられた時刻になります。 そのようにすることで、ターゲット コレクションのすべてのクライアント コンピューターで、同時に展開のソフトウェア更新プログラムがインストールされないようにしています。</P>
      > <P>Configuration Manager&nbsp;SP1 以降、[<STRONG>コンピューター エージェント</STRONG>] クライアント設定で [<STRONG>期限のランダム化を無効にする</STRONG>] を構成して、必要なソフトウェア更新プログラムのインストールの遅延のランダム化を無効にできるようになっています。 詳細については、「<A href="gg682067(v=technet.10).md">コンピューター エージェント</A>」トピックの「<A href="gg682067(v=technet.10).md">Configuration Manager のクライアント設定について</A>」セクションを参照してください。&nbsp;</P>
    
    
      </div>
    
  8. [ユーザー側の表示と操作] ページで、次の設定を構成します。

    - **ユーザーへの通知**:構成された \[ソフトウェアが使用可能な時間\] に、クライアント コンピューターでソフトウェア センターにソフトウェア更新プログラムの通知を表示するかどうか、また、ユーザー通知をクライアント コンピューターで表示するかどうかを指定します。 \[展開設定\] ページで \[展開の種類\] が \[利用可能\] に設定されている場合、\[すべての通知をソフトウェア センターで非表示にし、ユーザーにも通知しない\] を選択することはできません。
    
    - **期限に達したときの操作**:ソフトウェア更新プログラムの展開の期限に達したときに実行する操作を指定します。 展開のソフトウェア更新プログラムをインストールするかどうかを指定します。 また、構成されたメンテナンス期間に関係なく、ソフトウェア更新プログラムのインストール後に、システムの再起動を実行するかどうかを指定します。 メンテナンス期間の詳細については、「[メンテナンス期間の構成](hh427330\(v=technet.10\).md)」トピックの「[Configuring Settings for Client Management in Configuration Manager (Configuration Manager のクライアント管理設定の構成)](hh427330\(v=technet.10\).md)」セクションを参照してください。
    
    - **デバイスの再起動**:ソフトウェア更新プログラムをインストールした後にサーバーおよびワークステーションでシステムの再起動を抑制するかどうか、また、インストールを完了するためにシステムの再起動が必要かどうかを指定します。
    
      <div class="alert">
    
      <table>
      <colgroup>
      <col style="width: 100%" />
      </colgroup>
      <thead>
      <tr class="header">
      <th><img src="images/Hh221353.s-e6f6a65cf14f462597b64ac058dbe1d0-system-media-system-caps-important(SC.12).jpeg" title="System_CAPS_important" alt="System_CAPS_important" />重要</th>
      </tr>
      </thead>
      <tbody>
      <tr class="odd">
      <td><p>システムの再起動を抑制することは、サーバー環境や、ソフトウェア更新プログラムをインストールするコンピューターを、既定では再起動しない場合に役立ちます。 ただし、この場合、コンピューターが安全ではない状態のままになることがあります。一方、強制的に再起動すると、ソフトウェア更新プログラムのインストールをすぐに完了できます。 。</p></td>
      </tr>
      </tbody>
      </table>
    
      </div>
    
    - **Windows Embedded デバイスに対してフィルター処理を書き込む**:Configuration ManagerSP1 のみ: 書き込みフィルターが有効にされた Windows Embedded デバイスにソフトウェア更新プログラムを展開するときに、ソフトウェア更新プログラムを一時オーバーレイにインストールし、変更を後でコミットするか、インストール期限またはメンテナンス期間中に変更をコミットするかを指定できます。 インストールの期限またはメンテナンス期間中に変更をコミットする場合は、再起動が必要になります。再起動すると、デバイスに変更が保持されます。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>ソフトウェア更新プログラムを Windows Embedded デバイスに展開する場合、デバイスが、メンテナンス期間が構成されたコレクションのメンバーであることを確認します。</P>
    
    
      </div>
    

    [期限の動作] と [デバイスの再起動の動作] の設定を構成できるのは、[展開設定] ページで [展開の種類] が [必須] に設定されている場合のみです。

  9. [アラート] ページで、Configuration Manager および System Center Operations Manager で展開のアラートを生成する方法を構成します。 アラートを構成できるのは、[展開設定] ページで [展開の種類] が [必須] に設定されている場合のみです。

    System_CAPS_warning警告

    ソフトウェア更新プログラムに関する最新のアラートは、[ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースの [ソフトウェア更新プログラム] ノードで確認することができます。

  10. [ダウンロードの設定] ページで、次の設定を構成します。

    • クライアントが低速ネットワークに接続している場合、または、代替のコンテンツの場所を使用している場合に、クライアントでソフトウェア更新プログラムをダウンロードしてインストールするかどうかを指定します。

    • ソフトウェア更新プログラムのコンテンツが優先配布ポイントにない場合に、クライアントでソフトウェア更新プログラムを代替の配布ポイントからダウンロードしてインストールするかどうかを指定します。

    • 同じサブネットにある他のクライアントとのコンテンツの共有を許可する:コンテンツのダウンロードで BranchCache の使用を有効にするかどうかを指定します。 BranchCache の詳細については、「BranchCache サポートの計画」トピックの「Configuration Manager のコンテンツ管理の計画」セクションを参照してください。

    • System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降: 配布ポイントでソフトウェア更新プログラムを利用できない場合に、イントラネットに接続しているクライアントで、Microsoft Update からソフトウェア更新プログラムをダウンロードするかどうかを指定します。

    • System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降: クライアントで従量制のインターネット接続を使用している場合に、インストール期限後にクライアントでのダウンロードを許可するかどうかを指定します。 インターネット プロバイダーは、従量制インターネット接続を使用しているときに送受信したデータ量に基づいて課金することがあります。

    [!メモ]

    クライアントは、展開のソフトウェア更新プログラムの管理ポイントからコンテンツの場所を要求します。 ダウンロードの動作は、配布ポイント、展開パッケージ、このページの設定の構成によって異なります。 詳細については、「優先配布ポイントと代替の配布ポイントの計画」トピックの「Configuration Manager のコンテンツ管理の計画」セクションを参照してください。

  11. 「手順 3:ソフトウェア更新プログラム グループのコンテンツをダウンロードする」を実行している場合、[展開パッケージ]、[配布ポイント]、[言語の選択] の各ページは表示されず、ウィザードの手順 15 に進むことができます。

    System_CAPS_important重要

    サイト サーバーのコンテンツ ライブラリに事前にダウンロードしたソフトウェア更新プログラムは、再度ダウンロードされません。 ソフトウェア更新プログラムの新しい展開パッケージを作成した場合でも同様です。 すべてのソフトウェア更新プログラムが既にダウンロードされている場合、ウィザードは [言語の選択] ページ (手順 15) に進みます。

  12. [展開パッケージ] ページで、既存の展開パッケージを選択するか、または、次の設定を構成して新しい展開パッケージを指定します。

    1. [名前]:展開パッケージの名前を指定します。 これは、パッケージの内容を説明する一意の名前にする必要があります。 使用できる文字数は最大で 50 文字です。

    2. 説明:展開パッケージに関する情報を示す説明を指定します。 説明に使用できる文字数は、最大で 127 文字です。

    3. パッケージ ソース:ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルの場所を指定します。 ソースの場所に対応するネットワーク パス (例: \\server\sharename\path) を入力するか、[参照] をクリックして、該当するネットワークの場所を見つけます。 次のページに進む前に、展開パッケージのソース ファイル用の共有フォルダーを作成する必要があります。

      [!メモ]

      指定する展開パッケージのソースの場所を他のソフトウェア展開パッケージで使用することはできません。

      System_CAPS_security セキュリティ メモ

      SMS プロバイダー コンピューター アカウントと、ウィザードを実行してソフトウェア更新プログラムをダウンロードするユーザーには、ダウンロード先に対する書き込み NTFS アクセス許可が必要です。 ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルを攻撃者が改ざんするリスクを減らすため、ダウンロード先へのアクセスを注意深く制限する必要があります。

      System_CAPS_important重要

      Configuration Manager によって展開パッケージが作成された後で、展開パッケージのプロパティで、パッケージ ソースの場所を変更できます。 ソースの場所を変更する場合、最初に、元のパッケージ ソースから新しいパッケージ ソースの場所にコンテンツをコピーする必要があります。

    4. 送信の優先順位:展開パッケージの送信の優先順位を指定します。Configuration Manager は、展開パッケージを配布ポイントに送信する際に展開パッケージの送信の優先順位を使用します。 展開パッケージは優先順位に従って送信されます。"高"、"中"、"低" の順です。 パッケージの優先順位が同じ場合は、作成された順に送信されます。 バックログがない場合、パッケージは優先順位に関係なく直ちに処理されます。

  13. [配布ポイント] ページで、ソフトウェア更新ファイルをホストする配布ポイントまたは配布ポイント グループを指定します。 配布ポイントの詳細については、「Configuration Manager のコンテンツ管理の計画」を参照してください。

  14. [ダウンロード先] ページで、ソフトウェア更新ファイルをインターネットとローカル ネットワークのどちらからダウンロードするかを指定します。 次の設定を構成します。

    • インターネットからソフトウェア更新プログラムをダウンロードする:ソフトウェア更新プログラムを、指定したインターネット上の場所からダウンロードします。 既定では、この設定は有効になっています。

    • ネットワーク上の場所からソフトウェア更新プログラムをダウンロードする:ソフトウェア更新プログラムを、ローカル フォルダーまたは共有ネットワーク フォルダーからダウンロードします。 ウィザードを実行するコンピューターからインターネットにアクセスできない場合は、この設定が役立ちます。 ソフトウェア更新プログラムは、インターネットにアクセス可能な任意のコンピューターから事前にダウンロードし、後でインストールするときにアクセスするローカル ネットワーク上の場所に保存できます。

  15. [言語の選択] ページで、選択したソフトウェア更新プログラムをダウンロードする言語を選択します。 ソフトウェア更新プログラムは、選択した言語で利用できる場合にのみダウンロードされます。 言語固有でないソフトウェア更新プログラムは、常にダウンロードされます。 既定では、ソフトウェアの更新ポイントのプロパティで構成した言語がウィザードで選択されます。 次のページに進む前に、言語を少なくとも 1 つ選択する必要があります。 ソフトウェア更新プログラムでサポートされていない言語のみを選択した場合、ソフトウェア更新プログラムのダウンロードは失敗します。

  16. [要約] ページで、設定を確認します。 設定を展開テンプレートに保存するには、[テンプレートとして保存] をクリックし、名前を入力してテンプレートに含める設定を選択し、[保存] をクリックします。 構成されている設定を変更するには、関連するウィザード ページをクリックして、設定を変更します。

    System_CAPS_warning警告

    テンプレート名は、英数字の ASCII 文字と、\ (円記号) または (一重引用符) で構成されます。

  17. ソフトウェア更新プログラムを展開するには、[次へ] をクリックします。

ウィザードを完了すると、Configuration Manager でソフトウェア更新プログラムがサイト サーバーのコンテンツ ライブラリにダウンロードされ、構成済みの配布ポイントに配布されて、ターゲット コレクション内のクライアントにソフトウェア更新プログラム グループが展開されます。 展開プロセスの詳細については、「ソフトウェア更新プログラムの展開プロセス」トピックの「Configuration Manager のソフトウェア更新プログラムの概要」セクションを参照してください。

ソフトウェア更新プログラムの自動展開

アクティブな展開を含むソフトウェア更新プログラム グループに新しいソフトウェア更新プログラムを追加することにより、または、自動展開規則を使用して、ソフトウェア更新プログラムを自動的に展開することができます。

展開されるソフトウェア更新プログラム グループへのソフトウェア更新プログラムの追加

ソフトウェア更新プログラム グループを作成して展開した後に、ソフトウェア更新プログラムをその更新グループに追加することができ、追加されたソフトウェア更新プログラムも自動的に展開されます。

System_CAPS_important重要

ソフトウェア更新プログラムを展開済みの既存のソフトウェア更新プログラム グループに追加する場合、追加のソフトウェア更新プログラムが展開に追加されるまで数分かかることがあります。

ソフトウェア更新プログラムを既存のソフトウェア更新プログラム グループに追加するには、次の手順に従います。

ソフトウェア更新プログラムを既存のソフトウェア更新プログラム グループに追加するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで、[ソフトウェア更新プログラム] をクリックします。

  3. 新しいソフトウェア更新プログラム グループに追加するソフトウェア更新プログラムを選択します。

  4. [ホーム] タブの [更新] グループで、[メンバーシップの編集] をクリックします。

  5. ソフトウェア更新プログラムをメンバーとして追加する、ソフトウェア更新プログラム グループを選択します。

  6. [ソフトウェア更新プログラム グループ] ノードをクリックして、ソフトウェア更新プログラム グループを表示します。

  7. ソフトウェア更新プログラム グループをクリックし、[ホーム] タブの [更新] グループで [メンバーの表示] をクリックして、グループ内のソフトウェア更新プログラムの一覧を表示します。

自動展開規則の作成

自動展開規則を使用して、ソフトウェア更新プログラムを自動的に承認して展開することができます。 これは、月ごとのソフトウェア更新プログラム (一般的に、月例修正ファイルとして知られています) と、定義の更新の管理の一般的な展開方法です。 自動展開規則を実行すると、ソフトウェア更新プログラムがソフトウェア更新プログラム グループから削除され (既存のグループを使用している場合)、指定した条件に合うソフトウェア更新プログラムがソフトウェア更新プログラム グループに追加され、ソフトウェア更新プログラムのコンテンツ ファイルが配布ポイントにダウンロードされ、コピーされます。このソフトウェア更新プログラムが、ターゲット コレクションのクライアント デバイスに展開されます。

規則が実行されるか、規則によってソフトウェア更新プログラムが既存のグループに追加されるたびにソフトウェア更新プログラムがソフトウェア更新プログラム グループに追加されるようにできます。 規則が実行され、既存のグループにソフトウェア更新プログラムが追加されると、規則によってそのグループからすべてのソフトウェア更新プログラムが削除され、定義されている条件を満たすソフトウェア更新プログラムがグループに追加されます。 たとえば、自動展開規則を実行して、毎日新しくリリースされたソフトウェア更新プログラムを見つけるには、ソフトウェア更新プログラムを既存のグループに追加する代わりに、新しいソフトウェア更新プログラム グループを作成するオプションを選択する必要があります。

System_CAPS_warning警告

初めて自動展開規則を作成する場合は、その前に、ソフトウェア更新プログラムの同期がサイトで完了していることを確認してください。 これは、英語以外の言語の Configuration Manager を実行する場合に特に重要です。ソフトウェア更新プログラムの分類は、初回同期前には英語で表示され、ソフトウェア更新プログラムの同期が完了した後に、ローカライズされた言語で表示されるからです。 ソフトウェア更新プログラムの同期の前に作成された規則は、同期後に、テキスト文字列の不一致が原因で正常に機能しなくなることがあります。

自動展開規則を作成するには、次の手順に従います。

自動展開規則を作成するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[ソフトウェア ライブラリ] をクリックします。

  2. [ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースで、[ソフトウェア更新プログラム] を展開し、[自動展開規則] をクリックします。

  3. [ホーム] タブの [作成] グループで、[自動展開規則の作成] をクリックします。自動展開規則の作成ウィザードが開きます。

  4. [全般] ページで、次の設定を構成します。

    - \[名前\]:自動展開規則の名前を指定します。 名前は、一意であり、規則の目的を示し、Configuration Manager サイト内の他の規則と区別できるものでなければなりません。
    
    - **説明**:自動展開規則の説明を指定します。 この説明は、展開規則の概要と、Configuration Manager サイト内の他の規則と区別し、特定するのに役立つその他の関連情報を示すものにする必要があります。 説明フィールドは省略可能で、256 文字以内で指定する必要があります。既定値は空白です。
    
    - **展開テンプレートの選択**:既に保存されている展開テンプレートを適用するかどうかを指定します。 自動展開規則を作成するときに使用できる、複数の共通のソフトウェア更新プログラムの展開プロパティが含まれる展開テンプレートを構成できます。 これらのテンプレートは、同様の展開で一貫性を保ち、時間を節約する場合に役立ちます。
    
      System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降: 自動展開規則の作成ウィザードで、2 つの組み込みソフトウェア更新プログラムの展開テンプレートから選択できます。 \[**定義ファイルの更新**\] テンプレートは、定義ファイルのソフトウェア更新プログラムを展開するときに使用する一般的な設定を提供します。 \[**月例パッチ**\] テンプレートは、1 か月サイクルでソフトウェア更新プログラムを展開するときに使用する一般的な設定を提供します。
    
    - **コレクション**:展開に使用するターゲット コレクションを指定します。 コレクションのメンバーは、展開で定義されたソフトウェア更新プログラムを受信します。
    
    - ソフトウェア更新プログラムを新しいソフトウェア更新プログラム グループと既存のソフトウェア更新プログラム グループのどちらに追加するか決定します。 ほとんどの場合、自動展開規則を実行する場合には新しいソフトウェア更新プログラム グループを作成します。 ただし、比較的余裕のないスケジュールで規則を実行する場合、既存のグループを使用することもできます。 たとえば、毎日、定義を更新するために規則を実行してから、ソフトウェア更新プログラムを既存のソフトウェア更新プログラム グループに追加する場合などです。
    
    - **この規則の実行後に展開を有効にする**:自動展開規則を実行した後にソフトウェア更新プログラムの展開を有効にするかどうかを指定します。 この指定については、次の事項を考慮します。
    
        - 展開を有効にする場合、規則に定義されている条件に一致するソフトウェア更新プログラムがソフトウェア更新プログラム グループに追加され、ソフトウェア更新プログラムのコンテンツが必要に応じてダウンロードされます。それから、指定された配布ポイントにコンテンツがコピーされ、ソフトウェア更新プログラムがターゲット コレクション内のクライアントに展開されます。
    
        - 展開を有効にしない場合、規則に定義されている条件に一致するソフトウェア更新プログラムがソフトウェア更新プログラム グループに追加され、ソフトウェア更新プログラムの展開ポリシーが構成されますが、ソフトウェア更新プログラムはダウンロードされず、クライアントに展開されません。 この状況では、ソフトウェア更新プログラムを展開する準備を行い、条件に一致するソフトウェア更新プログラムが適切なものであることを確認し、後で展開を有効にするために必要な時間を得られます。
    
  5. [展開設定] ページで、次の設定を構成します。

    - **展開が必要なときに、Wake-on-LAN を使用してクライアントを起動する**:期限になったら Wake On LAN を有効にして、展開の 1 つまたは複数のソフトウェア更新プログラムを必要とするコンピューターにウェイクアップ パケットを送信するかどうかを指定します。 スリープ モードのコンピューターは、ソフトウェア更新プログラムのインストールを開始できるように、インストール期限になるとスリープ解除されます。 展開のソフトウェア更新プログラムを必要としないクライアントは起動されません。 既定では、この設定は無効になっています。
    
      <div class="alert">
    
      <table>
      <colgroup>
      <col style="width: 100%" />
      </colgroup>
      <thead>
      <tr class="header">
      <th><img src="images/JJ906422.s-e6f6a65cf14f462597b64ac058dbe1d0-system-media-system-caps-icon-warning(SC.12).jpeg" title="System_CAPS_warning" alt="System_CAPS_warning" />警告</th>
      </tr>
      </thead>
      <tbody>
      <tr class="odd">
      <td><p>このオプションを使用する前に、コンピューターおよびネットワークを Wake On LAN 用に構成する必要があります。</p></td>
      </tr>
      </tbody>
      </table>
    
      </div>
    
    - **詳細レベル**:クライアント コンピューターによって報告される状態メッセージの詳細レベルを指定します。
    
      <div class="alert">
    
      <table>
      <colgroup>
      <col style="width: 100%" />
      </colgroup>
      <thead>
      <tr class="header">
      <th><img src="images/Hh221353.s-e6f6a65cf14f462597b64ac058dbe1d0-system-media-system-caps-important(SC.12).jpeg" title="System_CAPS_important" alt="System_CAPS_important" />重要</th>
      </tr>
      </thead>
      <tbody>
      <tr class="odd">
      <td><p>定義の更新を展開する場合、詳細レベルを [エラー メッセージのみ] に設定して、クライアントへの定義の更新の配信が失敗した場合にのみ、クライアントで状態メッセージをレポートするようにできます。 そうでない場合、クライアントは、大量の状態メッセージを送信し、サイト サーバーのパフォーマンスに影響が出ることがあります。</p></td>
      </tr>
      </tbody>
      </table>
    
      </div>
    
    - **ライセンス条項の設定**:関連するライセンス条項が含まれるソフトウェア更新プログラムを、自動的に展開するかどうかを指定します。 ソフトウェア更新プログラムの中には、サービス パックなどのように、ライセンス条項が含まれるものもあります。 ソフトウェア更新プログラムを自動的に展開する場合、ライセンス条項は表示されず、ライセンス条項に同意するためのオプションはありません。 関連するライセンス条項に関係なく、すべてのソフトウェア更新プログラムを自動的に展開するか、関連するライセンス条項がないソフトウェア更新プログラムのみを展開するかを選択できます。
    
      <div class="alert">
    
      <table>
      <colgroup>
      <col style="width: 100%" />
      </colgroup>
      <thead>
      <tr class="header">
      <th><img src="images/JJ906422.s-e6f6a65cf14f462597b64ac058dbe1d0-system-media-system-caps-icon-warning(SC.12).jpeg" title="System_CAPS_warning" alt="System_CAPS_warning" />警告</th>
      </tr>
      </thead>
      <tbody>
      <tr class="odd">
      <td><p>ソフトウェア更新プログラムのライセンス条項を確認するには、[ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースの [すべてのソフトウェア更新プログラム] ノードでソフトウェア更新プログラムを選択し、[ホーム] タブの [更新] グループで、[ライセンス条項の確認] をクリックします。</p>
      <p>関連するライセンス条項があるソフトウェア更新プログラムを見つけるには、[すべてのソフトウェア更新プログラム] ノードの結果ウィンドウに [ライセンス条項] 列を追加して、列の見出しをクリックし、ライセンス条項があるソフトウェア更新プログラムを基準にして並べ替えます。</p></td>
      </tr>
      </tbody>
      </table>
    
      </div>
    
  6. [ソフトウェア更新プログラム] ページで、自動展開規則によって取得するソフトウェア更新プログラムに関する条件を構成して、ソフトウェア更新プログラム グループに追加します。

    System_CAPS_important重要

    自動展開規則におけるソフトウェア更新プログラムの上限数は 1000 です。 このページで指定する条件によって取得されるソフトウェア更新プログラムが 1000 を超えないようにするには、[ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースの [すべてのソフトウェア更新プログラム] ノードで同じ条件を設定してみてください。

  7. [評価スケジュール] ページで、自動展開規則をスケジュールに従って有効にするかどうかを指定します。 有効にする場合は、[カスタマイズ] をクリックして、定期スケジュールを設定します。

    System_CAPS_important重要

    ソフトウェアの更新ポイントの同期スケジュールが表示されるので、評価スケジュールの頻度を判断するのに役立ちます。 評価スケジュールの方が、ソフトウェア更新プログラムの同期スケジュールよりも頻度が高くならないように設定してください。 スケジュールの開始時刻の構成は、Configuration Manager コンソールを実行するコンピューターのローカル時刻に基づいて設定されます。

    [!メモ]

    自動展開規則を手動で実行するには、規則を選択し、[ホーム] タブの [自動展開規則] グループで [すぐに実行] をクリックします。 自動展開規則を手動で実行する前に、前回の規則の実行時以降にソフトウェア更新プログラムの同期が実行されたことを確認してください。

    System_CAPS_important重要

    自動展開規則の評価は、1 日に 3 回まで実行できます。

  8. [展開スケジュール] ページで、次の設定を構成します。

    - **スケジュールの評価**:Configuration Manager で、使用可能な時間およびインストール期限の時間を、UTC と、Configuration Manager コンソールを実行するコンピューターのローカル時刻のどちらを使用して計算するかを指定します。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>ローカル時刻を選択し、[ソフトウェアが使用可能な時間] または [インストールの期限] で [直ちに] を選択した場合は、Configuration Manager コンソールを実行しているコンピューターの現在の時刻を使用して、更新プログラムを利用可能にする時間またはクライアントにインストールする時間を評価します。 クライアントのタイム ゾーンが異なる場合は、クライアントの時刻が評価時刻になったときにこれらのアクションが実行されます。</P>
    
    
      </div>
    
    - **ソフトウェアが使用可能な時間**:次の設定のいずれかを選択して、いつ、クライアントでソフトウェア更新プログラムを実行可能にするかを指定します。
    
        - **直ちに**:展開に含まれるソフトウェア更新プログラムを直ちにクライアント コンピューターで使用可能にします。 この設定を選択して展開を作成すると、Configuration Manager でクライアント ポリシーが更新されます。 その後、クライアントが次回のクライアント ポリシー ポーリング サイクルで展開を認識し、インストールに使用できるソフトウェア更新プログラムを取得できます。
    
        - 指定した時間経過後:展開に含まれるソフトウェア更新プログラムを、特定の日時にクライアント コンピューターで使用可能にします。 この設定を有効にして展開を作成すると、Configuration Manager でクライアント ポリシーが更新されます。 その後、クライアントが次回のクライアント ポリシー ポーリング サイクルで展開を認識します。 ただし、展開のソフトウェア更新プログラムは、構成された日付と時刻になるまで、インストールに使用できません。
    
    - インストールの期限:次の設定のいずれかを選択して、展開のソフトウェア更新プログラムのインストール期限を指定します。
    
        - **直ちに**:展開のソフトウェア更新プログラムを直ちに自動インストールします。
    
        - 指定した時間経過後:展開のソフトウェア更新プログラムを特定の日時に自動インストールします。Configuration Manager は、構成された \[**指定した時間経過後**\] の間隔を \[**ソフトウェアが使用可能な時間**\] に加えて、ソフトウェア更新プログラムのインストール期限を決定します。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>実際のインストール期限は、表示される期限の時刻に最大 2 時間の任意の時間が加えられた時刻になります。 そのようにすることで、ターゲット コレクションのすべてのクライアント コンピューターで、同時に展開のソフトウェア更新プログラムがインストールされないようにしています。</P>
      > <P>Configuration Manager&nbsp;SP1 以降、[<STRONG>コンピューター エージェント</STRONG>] クライアント設定で [<STRONG>期限のランダム化を無効にする</STRONG>] を構成して、必要なソフトウェア更新プログラムのインストールの遅延のランダム化を無効にできるようになっています。 詳細については、「<A href="gg682067(v=technet.10).md">コンピューター エージェント</A>」トピックの「<A href="gg682067(v=technet.10).md">Configuration Manager のクライアント設定について</A>」セクションを参照してください。&nbsp;</P>
    
    
      </div>
    
  9. [ユーザー側の表示と操作] ページで、次の設定を構成します。

    - **ユーザーへの通知**:構成された \[ソフトウェアが使用可能な時間\] に、クライアント コンピューターでソフトウェア センターにソフトウェア更新プログラムの通知を表示するかどうか、また、ユーザー通知をクライアント コンピューターで表示するかどうかを指定します。
    
    - **期限に達したときの操作**:ソフトウェア更新プログラムの展開の期限に達したときに実行する操作を指定します。 展開のソフトウェア更新プログラムをインストールするかどうかを指定します。 また、構成されたメンテナンス期間に関係なく、ソフトウェア更新プログラムのインストール後に、システムの再起動を実行するかどうかを指定します。 メンテナンス期間の詳細については、「[メンテナンス期間の構成](hh427330\(v=technet.10\).md)」トピックの「[Configuring Settings for Client Management in Configuration Manager (Configuration Manager のクライアント管理設定の構成)](hh427330\(v=technet.10\).md)」セクションを参照してください。
    
    - **デバイスの再起動**:ソフトウェア更新プログラムをインストールした後にサーバーおよびワークステーションでシステムの再起動を抑制するかどうか、また、インストールを完了するためにシステムの再起動が必要かどうかを指定します。
    
      <div class="alert">
    
      <table>
      <colgroup>
      <col style="width: 100%" />
      </colgroup>
      <thead>
      <tr class="header">
      <th><img src="images/Hh221353.s-e6f6a65cf14f462597b64ac058dbe1d0-system-media-system-caps-important(SC.12).jpeg" title="System_CAPS_important" alt="System_CAPS_important" />重要</th>
      </tr>
      </thead>
      <tbody>
      <tr class="odd">
      <td><p>システムの再始動を抑制することは、サーバー環境や、ソフトウェア更新プログラムをインストールするコンピューターを既定では再起動しない場合に役立ちます。 ただし、この場合、コンピューターが安全ではない状態のままになることがあります。一方、強制的に再起動すると、ソフトウェア更新プログラムのインストールをすぐに完了できます。</p></td>
      </tr>
      </tbody>
      </table>
    
      </div>
    
    - **Windows Embedded デバイスに対してフィルター処理を書き込む**:Configuration Manager SP1 のみ。 書き込みフィルターが有効にされた Windows Embedded デバイスにソフトウェア更新プログラムを展開するときに、ソフトウェア更新プログラムを一時オーバーレイにインストールし、変更を後でコミットするか、インストール期限またはメンテナンス期間中に変更をコミットするかを指定できます。 インストールの期限またはメンテナンス期間中に変更をコミットする場合は、再起動が必要になります。再起動すると、デバイスに変更が保持されます。
    
      <div class="alert">
    
    
      > [!メモ]
      > <P>ソフトウェア更新プログラムを Windows Embedded デバイスに展開する場合、デバイスが、メンテナンス期間が構成されたコレクションのメンバーであることを確認します。</P>
    
    
      </div>
    
  10. [アラート] ページで、Configuration Manager および System Center Operations Manager で展開のアラートを生成する方法を構成します。

    System_CAPS_warning警告

    ソフトウェア更新プログラムに関する最新のアラートは、[ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースの [ソフトウェア更新プログラム] ノードで確認することができます。

  11. [ダウンロードの設定] ページで、次の設定を構成します。

    • クライアントが低速ネットワークに接続している場合、または、代替のコンテンツの場所を使用している場合に、クライアントでソフトウェア更新プログラムをダウンロードしてインストールするかどうかを指定します。

    • ソフトウェア更新プログラムのコンテンツが優先配布ポイントにない場合に、クライアントでソフトウェア更新プログラムを代替の配布ポイントからダウンロードしてインストールするかどうかを指定します。

    • 同じサブネットにある他のクライアントとのコンテンツの共有を許可する:コンテンツのダウンロードで BranchCache の使用を有効にするかどうかを指定します。 BranchCache の詳細については、「BranchCache サポートの計画」トピックの「Configuration Manager のコンテンツ管理の計画」セクションを参照してください。

    • System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降: 配布ポイントでソフトウェア更新プログラムを利用できない場合に、イントラネットに接続しているクライアントで、Microsoft Update からソフトウェア更新プログラムをダウンロードするかどうかを指定します。

    • System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降: クライアントで従量制のインターネット接続を使用している場合に、インストール期限後にクライアントでのダウンロードを許可するかどうかを指定します。 インターネット プロバイダーは、従量制インターネット接続を使用しているときに送受信したデータ量に基づいて課金することがあります。

    [!メモ]

    クライアントは、展開のソフトウェア更新プログラムの管理ポイントからコンテンツの場所を要求します。 ダウンロードの動作は、配布ポイント、展開パッケージ、このページの設定の構成によって異なります。 詳細については、「優先配布ポイントと代替の配布ポイントの計画」トピックの「Configuration Manager のコンテンツ管理の計画」セクションを参照してください。

  12. [展開パッケージ] ページで、既存の展開パッケージを選択するか、または、次の設定を構成して新しい展開パッケージを作成します。

    1. [名前]:展開パッケージの名前を指定します。 これは、パッケージの内容を説明する一意の名前にする必要があります。 使用できる文字数は最大で 50 文字です。

    2. 説明:展開パッケージに関する情報を示す説明を指定します。 説明に使用できる文字数は、最大で 127 文字です。

    3. パッケージ ソース:ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルの場所を指定します。 ソースの場所に対応するネットワーク パス (例: \\server\sharename\path) を入力するか、[参照] をクリックして、該当するネットワークの場所を見つけます。 次のページに進む前に、展開パッケージのソース ファイル用の共有フォルダーを作成する必要があります。

      [!メモ]

      指定する展開パッケージのソースの場所を他のソフトウェア展開パッケージで使用することはできません。

      System_CAPS_security セキュリティ メモ

      SMS プロバイダー コンピューター アカウントと、ウィザードを実行してソフトウェア更新プログラムをダウンロードするユーザーには、ダウンロード先に対する書き込み NTFS アクセス許可が必要です。 ソフトウェア更新プログラムのソース ファイルを攻撃者が改ざんするリスクを減らすため、ダウンロード先へのアクセスを注意深く制限する必要があります。

      System_CAPS_important重要

      Configuration Manager によって展開パッケージが作成された後で、展開パッケージのプロパティで、パッケージ ソースの場所を変更できます。 ソースの場所を変更する場合、最初に、元のパッケージ ソースから新しいパッケージ ソースの場所にコンテンツをコピーする必要があります。

    4. 送信の優先順位:展開パッケージの送信の優先順位を指定します。Configuration Manager は、展開パッケージを配布ポイントに送信する際に展開パッケージの送信の優先順位を使用します。 展開パッケージは優先順位に従って送信されます。"高"、"中"、"低" の順です。 パッケージの優先順位が同じ場合は、作成された順に送信されます。 バックログがない場合、パッケージは優先順位に関係なく直ちに処理されます。

  13. [配布ポイント] ページで、ソフトウェア更新ファイルをホストする配布ポイントまたは配布ポイント グループを指定します。 配布ポイントの詳細については、「Configuration Manager のコンテンツ管理の計画」を参照してください。

    [!メモ]

    このページは、ソフトウェア更新プログラムの新しい展開パッケージを作成する場合にのみ、使用することができます。

  14. [ダウンロード先] ページで、ソフトウェア更新ファイルをインターネットとローカル ネットワークのどちらからダウンロードするかを指定します。 次の設定を構成します。

    • インターネットからソフトウェア更新プログラムをダウンロードする:ソフトウェア更新プログラムを、指定したインターネット上の場所からダウンロードします。 既定では、この設定は有効になっています。

    • ネットワーク上の場所からソフトウェア更新プログラムをダウンロードする:ソフトウェア更新プログラムを、ローカル ディレクトリまたは共有フォルダーからダウンロードします。 ウィザードを実行するコンピューターからインターネットにアクセスできない場合は、この設定が役立ちます。 インターネット アクセスが可能な任意のコンピューターでソフトウェア更新プログラムを事前にダウンロードして、ウィザードを実行しているコンピューターからアクセス可能なローカル ネットワーク上の場所に保存することができます。

  15. [言語の選択] ページで、選択したソフトウェア更新プログラムをダウンロードする言語を選択します。 ソフトウェア更新プログラムは、選択した言語で利用できる場合にのみダウンロードされます。 言語固有でないソフトウェア更新プログラムは、常にダウンロードされます。 既定では、ソフトウェアの更新ポイントのプロパティで構成した言語がウィザードで選択されます。 次のページに進む前に、言語を少なくとも 1 つ選択する必要があります。 ソフトウェア更新プログラムでサポートされていない言語のみを選択した場合、ソフトウェア更新プログラムのダウンロードは失敗します。

  16. [要約] ページで、設定を確認します。 設定を展開テンプレートに保存するには、[テンプレートとして保存] をクリックし、名前を入力してテンプレートに含める設定を選択し、[保存] をクリックします。 構成されている設定を変更するには、関連するウィザード ページをクリックして、設定を変更します。

    System_CAPS_warning警告

    テンプレート名は、英数字の ASCII 文字と、\ (円記号) または (一重引用符) で構成されます。

  17. [次へ] をクリックし、自動展開規則を作成します。

ウィザードの完了後、自動展開規則が実行されます。 指定された条件に一致するソフトウェア更新プログラムがソフトウェア更新プログラム グループに追加されて、ソフトウェア更新プログラムがサイト サーバーのコンテンツ ライブラリにダウンロードされ、構成された配布ポイントに配布されて、ターゲット コレクション内のクライアントに展開されます。 展開プロセスの詳細については、「ソフトウェア更新プログラムの展開プロセス」トピックの「Configuration Manager のソフトウェア更新プログラムの概要」セクションを参照してください。

ソフトウェア更新プログラムの監視

Configuration Manager コンソールには、ソフトウェア更新オブジェクト、プロセス、コンプライアンス情報の監視に役立つ次の項目が表示されます。

  • ソフトウェア更新プログラムのアラート

  • ソフトウェア更新プログラムの同期ステータス

  • ソフトウェア更新プログラムの展開ステータス

  • ソフトウェア更新プログラム レポート

  • ソフトウェア更新プログラム ファイルのコンテンツ配布ステータス

ソフトウェア更新プログラムのアラート

ソフトウェア更新プログラムのアラートを構成して、構成されている割合 (%) よりもソフトウェア更新プログラムの展開のコンプライアンス レベルが低い場合に管理ユーザーに通知できます。 ソフトウェア更新プログラムの展開のアラートは、次の場所で構成することができます。

  • 自動展開規則の設定:自動展開規則の作成ウィザードおよび自動展開規則のプロパティでアラートの設定を構成することができます。

  • 展開の設定:ソフトウェア更新プログラムの展開ウィザードおよび展開プロパティでアラートの設定を構成することができます。

アラートの設定を構成すると、指定されているアラート条件に一致した場合に、Configuration Manager でアラートが生成されます。 ソフトウェア更新プログラムのアラートは、次の場所で確認することができます。

  1. 最新のアラートを確認するには、[ソフトウェア ライブラリ] ワークスペースの [ソフトウェア更新プログラム] ノードを使用します。

  2. 構成されているアラートを管理するには、[監視] ワークスペースの [アラート] ノードを使用します。

ソフトウェア更新プログラムの同期ステータス

同期プロセスを開始した後に、階層内のすべてのソフトウェア更新プログラムの同期プロセスを Configuration Manager コンソールで監視することができます。 ソフトウェア更新プログラムの同期プロセスを監視するには、次の手順に従います。

ソフトウェア更新プログラムの同期プロセスを監視するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[監視] をクリックします。

  2. [監視] ワークスペースで、[ソフトウェアの更新ポイントの同期ステータス] をクリックします。

    Configuration Manager 階層内のソフトウェアの更新ポイントが結果ウィンドウに表示されます。 このビューから、すべてのソフトウェアの更新ポイントの同期ステータスを監視することができます。 同期プロセスの詳細情報を確認するには、各サイト サーバーの <Configuration Manager のインストール パス>\Logs にある wsyncmgr.log ファイルを確認してください。

ソフトウェア更新プログラムの展開ステータス

ソフトウェア更新プログラム グループのソフトウェア更新プログラムを展開した後、または個々のソフトウェア更新プログラムを展開した後に、展開ステータスを監視することができます。 ソフトウェア更新プログラム グループまたはソフトウェア更新プログラムの展開ステータスを監視するには、次の手順に従います。

展開ステータスを監視するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[監視] をクリックします。

  2. [監視] ワークスペースで、[展開] をクリックします。

  3. 展開ステータスを監視するソフトウェア更新プログラム グループ、またはソフトウェア更新プログラムをクリックします。

  4. [ホーム] タブの [展開] グループで、[ステータスの表示] をクリックします。

ソフトウェア更新プログラムのレポート

ソフトウェアの更新の状態メッセージには、ソフトウェア更新プログラムのコンプライアンスに関する情報と、ソフトウェア更新プログラムの展開についての評価と強制実行状態に関する情報が示されます。 ソフトウェア更新プログラム レポートを実行して、これらの状態メッセージを表示できます。 事前定義されたソフトウェア更新プログラム レポートが 30 種類以上用意されています。 レポートは複数のカテゴリに分類され、ソフトウェア更新プログラムと展開に関する特定の情報のレポートに使用できます。 事前に構成されたレポートを使用するだけでなく、企業のニーズに応じて、ソフトウェア更新プログラムのカスタム レポートを作成することもできます。 詳細については、「Configuration Manager のレポートの操作とメンテナンス」をご覧ください。

コンテンツの監視

Configuration Manager コンソールでコンテンツを監視して、関連する配布ポイントについて、すべての種類のパッケージのステータスを確認できます。 たとえば、パッケージのコンテンツのコンテンツ検証ステータス、特定の配布ポイント グループに割り当てられているコンテンツのステータス、配布ポイントに割り当てられているコンテンツの状態、各配布ポイントのオプション機能 (コンテンツ検証、PXE、マルチキャスト) のステータスなどを確認できます。

コンテンツのステータスの監視

[監視] ワークスペースの [コンテンツのステータス] ノードには、コンテンツ パッケージについての情報が表示されます。 パッケージに関する全般情報、パッケージの配布ステータス、およびパッケージに関する詳細なステータス情報を確認することができます。 コンテンツのステータスを表示するには、次の手順に従います。

コンテンツのステータスを監視するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[監視] をクリックします。

  2. [監視] ワークスペースで、[配布ステータス] を展開して、[コンテンツのステータス] をクリックします。 パッケージが表示されます。

  3. 詳細なステータス情報を確認するパッケージを選択します。

  4. [ホーム] タブで [ステータスの表示] をクリックします。 パッケージのステータスの詳細な情報が表示されます。

配布ポイント グループのステータス

[監視] ワークスペースの [配布ポイント グループのステータス] ノードには、配布ポイント グループについての情報が表示されます。 配布ポイント グループに関する全般情報 (配布ポイント グループのステータスやコンプライアンス対応率など) に加え、配布ポイント グループの詳細なステータス情報も確認することができます。 次の手順に従って、配布ポイント グループのステータスを確認します。

配布ポイント グループのステータスを監視するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[監視] をクリックします。

  2. [監視] ワークスペースで、[配布ステータス] を展開して、[配布ポイント グループのステータス] をクリックします。 すると、配布ポイント グループが表示されます。

  3. 詳細なステータス情報を確認する配布ポイント グループを選択します。

  4. [ホーム] タブで [ステータスの表示] をクリックします。 配布ポイント グループの詳細なステータス情報が表示されます。

配布ポイントの構成ステータス

[監視] ワークスペースの [配布ポイントの構成ステータス] ノードには、配布ポイントについての情報が表示されます。 PXE、マルチキャスト、コンテンツの検証など、配布ポイントでどの属性が有効になっているかを確認できます。 また、配布ポイントの詳細なステータス情報も見ることができます。 次の手順に従って、配布ポイント グループの構成ステータスを確認します。

配布ポイントの構成ステータスを監視するには

  1. Configuration Manager コンソールで、[監視] をクリックします。

  2. [監視] ワークスペースで、[配布ステータス] を展開して、[配布ポイントの構成ステータス] をクリックします。 すると、配布ポイントが表示されます。

  3. 配布ポイント ステータス情報を確認する配布ポイントを選択します。

  4. [結果] ウィンドウで、[詳細] タブをクリックします。 すると、配布ポイントのステータス情報が表示されます。