Configuration Manager の電源管理のベスト プラクティス
適用対象: System Center 2012 Configuration Manager,System Center 2012 Configuration Manager SP1,System Center 2012 Configuration Manager SP2,System Center 2012 R2 Configuration Manager,System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1
System Center 2012 Configuration Manager の電源管理には、次のベスト プラクティスを使用してください。
監視段階は代表的な時間帯に実施する
電源管理の監視段階により、組織内のコンピューターの電力消費、電源動作、電源管理機能、および環境影響量に関する情報を得ることができます。監視段階は、代表的な時間に実施してください。たとえば、監視段階を休日に実施した場合、コンピューターの電力使用状況についての現実的なレポートを入手することはできません。
電源プランが適用されていないコンピューターのリストを作成する
コンピュータのコンピューターに電源プランを適用する効果を監視するための 2 つのコレクションを作成します。最初のコレクションには、多数のコンピューターを電源設定を適用して、その他のコレクション (コントロール コレクション) が、残りのコンピューターを含める必要がありますを含める必要があります。大部分のコンピュータを含むコレクションに、必要な電源管理プランを適用します。電力コスト、電力使用量と、電源設定を適用していないコントロール コレクションを使用して電源設定を適用するコンピューターの環境への影響を比較するレポートを行うことができます。
電源管理プランを適用する前に、[電源設定] レポートを実行する。
コンピューターのコレクションに電源管理プランを適用する前に、[電源設定] レポートを実行すると、そのコレクション内のコンピューターで既に構成されている電源管理設定についての理解を深めることができます。既存の設定について調査を行わずに新しい電源管理設定を適用すると、電力消費量が増える結果になる可能性があります。
サーバーを電源管理から除外します。
(ただし、電源の使用状況データを収集すると)、Windows Server を実行しているコンピューターの電源管理がサポートされていません。コレクションにサーバーを追加して、電源管理から除外することを確認します。
管理に適さないコンピューターを除外する
電源管理で管理したくないコンピューターがある場合、これらのコンピューターを特定のコレクションに追加して、そのコレクションを電源管理の対象から除外します。
次のようなコンピューターは、電源管理に適していません。
電源を常にオンにしておく必要のあるコンピューター
ユーザーがリモート デスクトップ接続を使って接続する必要のあるコンピューター
電源管理機能を使用できないコンピューター
コンピューターを配布ポイントのサイト システムの役割を持つ表示します。
キオスク コンピューター、情報表示用コンピューター、監視用コンソールなど、コンピューターおよびモニターを常にオンにしておく必要のある、公共のコンピューター
詳細については、「Configuration Manager の電源管理の構成」をご覧ください。
電源プランは、まずテスト用のコンピューター コレクションに適用する
電源管理プランを多数のコンピューターが含まれるコレクションに適用する前に、テスト用のコレクションに適用して、電源プランの効果をテストします。
Windows XP または Windows Server 2003 を実行するコンピューターに適用された電源設定は、そのコンピューターを電源管理から除外した場合でも、元の値に戻りません。Windows のこれより新しいバージョンでは、電源管理からコンピューターを除外すると、すべての電源設定が元の値に戻ります。個々の電源設定をその元の値に戻すことはできません。
電源プラン設定はそれぞれ個別に適用する
それぞれの設定により目的の効果が得られることを確認するため、電源設定は一度に 1 つずつ適用してその効果を監視します。電源プランの設定の詳細については、次を参照してください。 使用できる電源管理プランの設定 、トピックの「 Configuration Manager で電源プランを作成し適用する方法です。
コンピューターを定期的に監視して、複数の電源プランが適用されていないか確認する
電源管理では、複数の電源プランが適用されているコンピューターを表示するレポートを作成できます。
コンピューターが、それぞれ異なる電源プランが適用されている複数のコレクションのメンバーである場合、次の処理が行われます。
電源プラン:1 台のコンピューターに複数の電源設定値が適用されている場合、最も制限の緩い値が使用されます。
ウェイクアップ時間:デスクトップ コンピューターには、複数のウェイク アップ時間が適用されて、午前 0 時に最も近い時間が使用されます。
詳細については、次を参照してください。 電源プランが複数あるコンピューター 、トピックの「 Configuration Manager で電源管理を監視し計画する方法です。電源管理が競合を解決する方法の詳細については、「Configuration Manager で電源プランを作成し適用する方法」を参照してください。
電源管理の監視段階と計画段階で、電源管理情報を保存またはエクスポートする
日次レポートで使用される電源管理情報は、Configuration Manager サイト データベースに 31 日間保持されます。
月次レポートで使用される電源管理情報は、Configuration Manager サイト データベースに 13 か月間保持されます。
電源管理の監視、計画、コンプライアンス対応評価の段階でレポートを実行する場合、後日 Configuration Manager. によってこれらのレポートが削除された場合にもデータを比較できるよう、すべてのレポートの結果を保存またはエクスポートしておくことをお勧めします。