オブジェクトの位置変更/移動

Microsoft Expression Blend でオブジェクトの位置を移動するには、位置変更と移動という 2 つの異なる方法があります。

  • オブジェクトの位置変更は、オブジェクトの配置、余白 (コンテナが Grid の場合)、または上部と左側のプロパティ (コンテナ オブジェクトが Canvas の場合) のみを変更する処理です。

  • 移動は、初期の X、Y、および Z (3 次元オブジェクトのみ) 座標から別の座標位置にオブジェクトを移動する処理です。結果は、元の位置からのオフセットになります。オブジェクトのオフセットは、アートボードの同じ位置に複数のオブジェクトがあり、そのオブジェクトを特定の方向に配置する場合に有効です。たとえば、アートボードで水平方向の直線上にいくつもの円を分散配置する場合は、[プロパティ] パネルの [変換] の下の [平行移動] タブで、X プロパティに増分値を指定できます。

オブジェクトを位置変更するには

  1. [選択内容] Cc295289.2ff91340-477e-4efa-a0f7-af20851e4daa(ja-jp,Expression.10).png ツールまたは [個別選択] Cc295289.6dd6571f-c116-451d-8dd2-1f88b8406362(ja-jp,Expression.10).png ツールを使用して、位置変更するオブジェクトをアートボード上でクリックして選択します。複数のオブジェクトを選択するには、Ctrl キーを押しながら選択します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • [プロパティ] パネルの [レイアウト] で、[HorizontalAlignment]、[VerticalAlignment]、または [余白] ボックスの 1 つ以上に値を入力します。これらのプロパティを変更すると、[高さ] または [幅] ボックスの値についても変更が必要になる場合があります。

    • アートボードでオブジェクトの上にマウス ポインタを移動し、ポインタが小さな 4 方向の矢印 Cc295289.eff911a7-b891-4315-a86c-cc4cd088e647(ja-jp,Expression.10).png に変わったらポインタをドラッグしてオブジェクトを移動します。位置を変更するときに移動方向を X 平面または Y 平面に制限するには、Shift キーを押したまま操作します。

オブジェクトを移動 (オフセット) するには

  1. [選択内容] Cc295289.2ff91340-477e-4efa-a0f7-af20851e4daa(ja-jp,Expression.10).png ツールまたは [個別選択] Cc295289.6dd6571f-c116-451d-8dd2-1f88b8406362(ja-jp,Expression.10).png ツールを使用して、オフセットするオブジェクトをアートボード上でクリックして選択します。複数のオブジェクトを選択するには、Ctrl キーを押しながら選択します。

  2. [プロパティ] パネルの [変換] の下の [RenderTransform] カテゴリで、[平行移動] Cc295289.962807da-746d-41bd-878c-0f89500f3907(ja-jp,Expression.10).png タブをクリックします。

    Cc295289.alert_note(ja-jp,Expression.10).gifメモ :

    [RenderTransform] および [LayoutTransform] 変換カテゴリの詳細については、「変換の基本事項」を参照してください。

  3. X、Y、および Z (3 次元のオブジェクトのみ) の各プロパティのボックスに、目的の値をピクセル単位またはデバイスに依存しない単位 (約 1/96 インチ) で入力します。

Cc295289.alert_note(ja-jp,Expression.10).gifメモ :

スタイルとテンプレートの概要」の「トリガ」でオブジェクトを変更している場合は、オブジェクトの境界ボックスのハンドルを使用してアートボード上でオブジェクトを自由に移動することはできません。