XAML とは

Extensible Application Markup Language (XAML) ("ザムル" と読みます) は、Microsoft が開発した XML ベースのマークアップ言語です。HTML が Web ページのビジュアル プレゼンテーションの背後にある言語であるのと同様に、XAML は、Microsoft Expression Blend で開発するアプリケーションのビジュアル プレゼンテーションの背後にある言語です。Expression Blend でアプリケーションを作成する際には、XAML コードを直接記述するか、Expression Blend の [デザイン] ビューでのビジュアル操作を通じて XAML コードを生成することになります。

Cc295302.alert_note(ja-jp,Expression.10).gifメモ :

Expression Blend の [デザイン] ビューで作業を行う場合は、XAML の知識がなくてもアプリケーションを作成できます。詳細については、このユーザー ガイドの「XAML の編集」のトピックにある「Expression Blend のデザイン ビューを使用した XAML の編集」を参照してください。

デザイン アプリケーション間の仲介役として活躍する XAML

Microsoft Expression Design 2 からアート アセットを XAML としてエクスポートし、その XAML を Expression Blend プロジェクトにインポートできます。他のデザイン アプリケーションには、デザイン アセットを XAML に変換するツールを備えているものも一部あります。インターネット上の信頼済みサイトで公開されている変換ツールが見つかれば、それを使用することも可能です。

XAML のインポートの詳細については、このユーザー ガイドの「Expression Design からエクスポートされた XAML のインポート」および「Expression Design 2 からのアセットのインポート」を参照してください。

Silverlight テンプレートを使用して作成された Silverlight 1.0 プロジェクトをインポートして、Microsoft Expression Encoder 2 のビデオ プロジェクトをエンコードすることもできます。また、Expression Blend 2 で Expression Encoder 2 に付属の Silverlight テンプレートを変更することもできます。詳細については、「Expression Encoder 2 からの Silverlight 1.0 サイトのインポート」および「Expression Blend での Expression Encoder 2 の Silverlight テンプレートの変更」を参照してください。

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XAML、Windows Presentation Foundation (WPF)、および Microsoft .NET Framework 3.5

XAML は、Microsoft Windows Presentation Foundation (WPF) の一部です。WPF は、Microsoft .NET Framework 3.5 の、Windows ベースのアプリケーションと Web ブラウザ ベースのクライアント アプリケーションのビジュアル プレゼンテーションを処理する機能のカテゴリです。

WPF ベースのアプリケーションは Windows Vista で実行できます。また、Microsoft .NET Framework 3.5 (および Web ブラウザ ベースのクライアント アプリケーションの場合は Internet Explorer 7.0) がインストールされている場合は、以前のバージョンの Windows でも実行可能です。WPF アプリケーションの要件の詳細については、このユーザー ガイドの「Expression Blend アプリケーションの展開と発行」を参照してください。

WPF では、C# などのプログラミング言語に代わるマークアップ言語として XAML を使用して、魅力的なユーザー インターフェイス (UI) を視覚的に作成できます。コントロール、テキスト、イメージ、シェイプ、アニメーションなどの要素を定義して、XAML だけで複雑な UI ドキュメントを作成できます。ただし、XAML は HTML と同様に宣言型であるため、実行時のロジックをアプリケーションに追加する場合は、コードを追加する必要があります。たとえば、アプリケーションで XAML だけを使用する場合、UI 要素を作成してアニメーション化し、ある程度は (イベント トリガを使用するなどの方法で) ユーザー入力に対して応答するように構成できます。ただし、アプリケーションで計算の実行や計算結果への応答、新しい UI 要素の自動作成などを行うには、コードを追加しなければなりません。XAML アプリケーションのコードは XAML ドキュメントとは別のファイルに保存されます。このように基礎となるコードから UI デザインを操作可能にすることで、開発者とデザイナは互いに相手の作業を妨げることなく、同じプロジェクトで緊密に連携して作業できるようになります。Expression Blend で XAML アプリケーションにコードを組み込む方法については、このユーザー ガイドの「コードの編集および Visual Studio 2008 の相互運用性」を参照してください。

XAML と WPF の詳細については、MSDN の「XAML の概要」を参照するか、Windows Vista デベロッパー センターにアクセスしてください。

WPF とは

Windows Presentation Foundation (WPF) は、Windows 用の統合プレゼンテーション サブシステムで、Microsoft .NET Framework を拡張する Windows Vista 用マネージ コード プログラミング モデルである WinFX で公開されています。WPF は表示エンジンとマネージ コード フレームワークで構成されています。WPF は、Windows でのドキュメント、メディア、ユーザー インターフェイス (UI) の作成、表示、および操作方法を統一したもので、開発者とデザイナは視覚的に優れた独自のユーザー エクスペリエンスを作成できます。

WPF はマネージ コードを基本としていますが、マークアップ言語 (Extensible Application Markup Language (XAML)) を使用して、デザイナがアプリケーションを作成しやすいようになっています。XAML ベースのアプリケーションでは現在、C# と Microsoft Visual Basic .NET をサポートしています。WPF アプリケーション全体を手続きコードで記述する場合、共通言語ランタイム (CLR) 言語を使用できます。

WPF の詳細については、MSDN ライブラリの「Windows Presentation Foundation」を参照するか、このユーザー ガイドの「情報とコミュニティのリソース」を参照してください。

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XAML と Silverlight 1.0

Microsoft Silverlight 1.0 プロジェクトでは、XAML はアプリケーションのビジュアル プレゼンテーションを表すためにも使用されます。ただし、Silverlight 1.0 プロジェクトは WPF を使用しません。詳細については、「Silverlight 1.0 のクイック スタート」を参照してください。

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XAML とコードビハインド ファイルの関係

Expression Blend では、ドキュメントの XAML は .xaml ファイルに保存されます。XAML ドキュメントに基となるコードが存在する場合、このコードは、ドキュメントと同じ名前の .cs または .vb の拡張子が付いたファイルに保存されます。たとえば、XAML ドキュメントの名前が Window1.xaml の場合、コードのプログラミング言語が C# であれば、コードビハインド ファイルの名前は Window1.xaml.cs となります。

Cc295302.alert_note(ja-jp,Expression.10).gifメモ :

Silverlight 1.0 プロジェクトでは、コードビハインド ファイルで使用される言語は JavaScript です。詳細については、「Silverlight 1.0 のクイック スタート」を参照してください。

XAML ドキュメントを単独で、またはコードビハインド ファイルと共に作成する方法については、このユーザー ガイドの「新しいドキュメントまたはプロジェクトの作成」を参照してください。

プロジェクトをビルドする際には、WPF パーサーがそのプロジェクトの .xaml ファイルを読み取り、エラーが見つかった場合はエラー内容を報告します。同様に、Expression Blend で既存のプロジェクトを開くと、XAML パーサーがプロジェクト フォルダに含まれる .xaml ファイルを読み取り、要素群を解析したうえで、[デザイン] ビューのアートボード上にドキュメントを表示します。どちらの場合も、パーサーでエラーが検出された場合はアートボードが使用できない状態になり、Expression Blend がエラー メッセージを表示します。このメッセージ内のリンクをクリックすると [XAML] ビューが開き、該当するエラーを解決できます。解析エラーは [結果] パネルの [エラー] タブにも表示されます。詳細については、このユーザー ガイドの「XAML の編集」、「エラー処理」、および「Expression Blend アプリケーションのデバッグ」を参照してください。個々のコントロールの構文については、「コントロール ライブラリ」を参照するか、「クラス ライブラリ (WPF)」リファレンスで XAML 要素を検索してください (どちらも MSDN ライブラリにあります)。

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