アダプティブ ストリーミング

アダプティブ ストリーミングは、Web ページに配信するビデオの品質を変化するネットワーク状況に基づいて調節することで、最適な視聴体験を実現するプロセスです。アダプティブ ストリーミングは、Microsoft Silverlight 2 に導入された変更によって可能になります。

インターネット接続速度は大幅に変動しやすく、各種の接続の速度も多様な状況に応じて変化します。たとえば、ユーザーが ISP に 56 Kbps で接続している場合、常に 56 Kbps の帯域幅を利用できるとは限りません。帯域幅は変動することがあり、56 Kbps で接続していても、最新のネットワーク状況に基づいて速度が増減する可能性があります。また、帯域幅の変動は、ビデオの品質が変動する原因になります。アダプティブ ストリーミングでは、ビデオのビットレートを調整することで、変化するネットワーク状況に対応します。

アダプティブ ストリーミングを使用することで、コンテンツ作成と管理が簡易化され、ストリーミング ビデオの展開も容易になります。そのうえ、一切のコーディングは必要ありません。Silverlight 2 ではなく Microsoft Windows Media Player を使用する視聴者の方には、Windows Media マルチ ビット レート エンコードをご利用いただけます。

アダプティブ ストリーミングを使用するには、Microsoft Expression Encoder 2 Service Pack 1、Microsoft Windows Server 2008、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0、IIS スムーズ ストリーミング モジュール、および Silverlight 2 が必要です。

アダプティブ ストリーミングと Expression Encoder 2

Expression Encoder 2 を使用して、アダプティブ ストリーミング対応のビデオをエンコードする場合、ビデオは IIS スムーズ ストリーミング形式で出力されます。既定では、[出力] タブの [パブリッシュ] セクションで WebDAV パブリッシュ プラグインを使用して、ビデオ ファイルを IIS にパブシッリュできます。パブリッシュされたビデオは、IIS によって Silverlight クライアントに配信され、ユーザーが視聴できるようになります。

ビデオをアダプティブ ストリーミング形式でエンコードするには

  1. [ファイル] をクリックしてエンコードするビデオを参照して選択し、[インポート] をクリックしてエンコードするビデオをインポートします。

  2. [エンコード] パネルの [プロファイル] カテゴリの [ビデオ] ボックスの一覧で、[アダプティブ ストリーミング] をクリックします。

Dd159743.alert_note(ja-jp,Expression.10).gifメモ :

[アダプティブ ストリーミング] プロファイルを選択すると、4 種類のビット レートでビデオがエンコードされます。

  1. [コンテナ] カテゴリの [出力モード] ボックスの一覧で、[IIS スムーズ ストリーミング] をクリックします。

  2. [出力] パネルの [ジョブ出力] カテゴリの [テンプレート] ボックスの一覧で、[Silverlight 2] テンプレートをクリックします。

  3. IIS を実行中でスムーズ ストリーミング モジュールがインストールされている Windows Server にビデオをパブリッシュします。詳細については、「ビデオのパブリッシュ」を参照してください。

関連項目

概念

Microsoft Silverlight および Web 向けビデオのエンコード

ビデオのパブリッシュ