メディアのパブリッシュ

  • [アーティクル]

Microsoft Expression Encoder でエンコードしたビデオは、[出力] パネルの [パブリッシュ] カテゴリを使用してパブリッシュできます。

[パブリッシュ] カテゴリでは、パブリッシュ先として、Microsoft Silverlight ストリーミング サーバーまたは Web 分散オーサリングとバージョン管理プロトコル (WebDAV) のいずれかを選択できます。WebDAV パブリッシュ プラグインは、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 または 7.0 を実行している Windows Server 2003 や Windows Server 2008 など、WebDAV 対応のサーバーで動作します。

[パブリッシュ] カテゴリには、オンライン ダウンロード用の追加のパブリッシュ プラグインへのリンクが含まれています。

Silverlight ストリーミング サーバーへのパブリッシュ

Windows Live の Silverlight ストリーミング サーバーは、高品質でプラットフォームやブラウザの種類を問わない、メディア対応型で機能豊富なインタラクティブ アプリケーション (RIA) を実現する、無料のストリーミングおよびアプリケーションホスティング ソリューションを提供します。無料のホスティング スペースはサーバーからダウンロードできます。

WebDAV サーバーへのパブリッシュ

HTTP プロトコルの拡張機能である WebDAV によって、リモート サーバーに存在するファイルの編集と管理が行えるようになります。WebDAV パブリッシュ プラグインは、クリック 1 回によるパブリッシュ、マルチサーバー構成、および多様な認証方法に対応しています。WebDAV プラグインは、通信先となるサーバー URL と、そのサーバーで認証されるユーザー名とパスワードを収集します。[パスワードの保存] チェック ボックスをオンにした場合は、ユーザー名とパスワードは暗号化され、ローカルに保存されます。パブリッシュ プロセスが開始すると、ユーザー名とパスワードは、選択した認証方法に基づいてサーバーに送信されます。

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一部の認証方法は安全ではなく、ユーザー名とパスワードを暗号化せずに、または簡単に解読できる形式で送信します。実施している認証方法の暗号化ポリシーで安全性を確認してください。

WebDAV プラグインがサポートするサーバー認証を以下に示します。

  • 匿名   ユーザー名とパスワードを要求せずに、あらゆるユーザーに対してサーバーへのファイルのアップロードを許可します。

  • 基本   サーバーにファイルをアップロードする前に、ユーザー名とパスワードを入力するようにユーザーに要求します。基本認証では、ユーザー名とパスワードは暗号化されていないテキストとして送信されます。

  • ダイジェスト   サーバーにファイルをアップロードする前に、ユーザー名とパスワードを入力するようにユーザーに要求します。ダイジェスト認証は、サーバーに送信する前に、ユーザー名とパスワードにダイジェスト アルゴリズム (暗号化の一種) を適用します。

  • Windows 資格情報   Windows クライアント コンピューターにキャッシュされている資格情報を使用して、サーバーに対するユーザーのアクセス権を検証します。この認証方式は、[パブリッシュ] カテゴリの既定の認証オプションです。

Silverlight ストリーミング サーバーにパブリッシュするには

  1. [出力] タブをクリックします。[出力] タブが表示されていない場合は、[ウィンドウ] メニューの [出力] をクリックします。

  2. [パブリッシュ] カテゴリを展開します。

  3. [パブリッシュ先] メニューで、パブリッシュ対象として [Silverlight ストリーミング] を選択します。

  4. エンコード処理後に Expression Encoder でメディアを自動的にパブリッシュする場合は、[エンコード後にパブリッシュ] を選択します。

  5. 次のオプションは、[設定] セクションに表示されます。次の説明に従ってこれらのオプションを設定します。

    • アプリケーション名 / アカウント ID / アカウント キー   該当するサーバー アカウント情報を入力します。

    • キーの保存   このオプションは、Expression Encoder で [アカウント キー] を保存する場合に選択します。[エンコード後にパブリッシュ] を選択した場合は、エンコード処理の終了後にキーを入力する必要がないため、このオプションは特に便利です。

    • 容量の残量   パブリッシュ用の領域がサーバー上にどの程度残っているか表示します。

    • アプリケーション   サーバーにアップロードしているすべてのメディアを表示します。

    • 更新   クリックすると [アプリケーション] の表示が更新されます。

    • プレビュー   一覧からアプリケーションを選択し、クリックするとメディアのプレビューが表示されます。

    • 削除   一覧からアプリケーションを選択し、その後クリックすると、そのアプリケーションがサーバーから削除されます。

    Ee341429.alert_caution(JA-JP,Expression.30).gif重要 :

    これらのパブリッシュ用オプションを設定するまでは、[パブリッシュ] ボタンをクリックしないでください。オプションの設定前に [パブリッシュ] ボタンをクリックしても、ファイルはパブリッシュされません。

  6. メディアをエンコードします。[エンコード後にパブリッシュ] を選択した場合は、エンコード処理後に Expression Encoder でメディアがパブリッシュされます。メディアを手動でパブリッシュする場合は、[メディア コンテンツ] パネルでパブリッシュする項目を選択してから [パブリッシュ] カテゴリで [パブリッシュ] をクリックします。

WebDAV サーバーにパブリッシュするには

  1. [出力] タブをクリックします。[出力] タブが表示されていない場合は、[ウィンドウ] メニューの [出力] をクリックします。

  2. [パブリッシュ] カテゴリを展開します。

  3. [パブリッシュ先] メニューの [WebDAV] をクリックします。

  4. エンコード処理後に Expression Encoder でメディアを自動的にパブリッシュする場合は、[エンコード後にパブリッシュ] を選択します。

  5. 次のオプションは、[設定] セクションに表示されます。次の説明に従ってこれらのオプションを設定します。

    • サーバー URL  メディアをパブリッシュするサーバーの場所を入力または選択します。

    • ディレクトリ名   フォルダーまたはファイルのパブリッシュ先のディレクトリ名を入力します。ファイル単体ではなくフォルダー全体をアップロードするには、[ジョブ出力フォルダーを使用する] チェック ボックスをオンにします。

    • 認証方式   使用する認証方式を選択します。

    • ユーザー名   使用するユーザー名を選択するか入力します。

    • パスワード   使用するパスワードを入力します。パスワードを保存するには、[パスワードの保存] をクリックします。パスワードを表示するには、[パスワードの表示] をクリックします。

    • 認証   クリックするとサーバーに対する資格情報が検証されます。

    • ディレクトリ   サーバーにアップロードしているすべてのメディアを表示します。

    • 更新   クリックすると [ディレクトリ] の表示が更新されます。

    • プレビュー   一覧からファイルを選択し、クリックすると、メディアのプレビューが表示されます。

    • 削除   一覧からファイルまたはディレクトリを選択しクリックすると、ファイルまたはディレクトリがサーバーから削除されます。

    Ee341429.alert_caution(JA-JP,Expression.30).gif重要 :

    上記の手順で説明したように、パブリッシュ用の設定が入力し終わるまでは [パブリッシュ] ボタンをクリックしないでください。

  6. メディアをエンコードします。[エンコード後にパブリッシュ] を選択した場合は、エンコード処理後に Expression Encoder でメディアがパブリッシュされます。メディアを手動でパブリッシュする場合は、[メディア コンテンツ] パネルでパブリッシュする項目を選択してから [パブリッシュ] カテゴリで [パブリッシュ] をクリックします。