Number プロパティ (Err オブジェクト)

更新 : 2007 年 11 月

エラーを指定する数値を設定します。値の取得も可能です。読み取り/書き込みプロパティです。

Public Property Number() As Integer

解説

オブジェクトからユーザー定義エラーを返す場合は、エラー コードとして選択した数値を定数 VbObjectError に追加して、Err.Number を設定します。たとえば、次のコードでは、数値の 1051 をエラー コードとして返します。

Err.Raise(Number:=vbObjectError + 1051, Source:="SomeClass")

使用例

エラー処理ルーチンにおける Number プロパティの通常の使用例を次に示します。この例では、エラーを説明するために Description プロパティも使用されています。

' Typical use of Number property.
Sub test()
  On Error GoTo out

  Dim x, y As Integer
  x = 1 / y   ' Create division by zero error.
  Exit Sub
out:
  MsgBox(Err.Number)
  MsgBox(Err.Description)
  ' Check for division by zero error.
  If Err.Number = 11 Then
      y = y + 1
  End If
  Resume Next
End Sub

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic

モジュール : ErrObject

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

参照

参照

Err オブジェクト (Visual Basic)

Description プロパティ (Err オブジェクト)

ErrorToString 関数

HelpContext プロパティ (Err オブジェクト)

HelpFile プロパティ (Err オブジェクト)

LastDllError プロパティ (Err オブジェクト)

Source プロパティ (Err オブジェクト)