JScript 8.0 の概要 (JScript プログラマ対象)
更新 : 2007 年 11 月
ここに示す情報は、既に JScript でのプログラミング経験があり、JScript 8.0 で導入された新しい機能について学習することを考えているプログラマを対象としています。
一般的なタスク
プログラムのコンパイル方法
JScript 8.0 コマンド ライン コンパイラは、JScript プログラムから実行可能ファイルとアセンブリを作成します。詳細については、「方法 : コマンド ラインで JScript コードをコンパイルする」を参照してください。"Hello World" プログラムの作成方法
JScript 8.0 バージョンの "Hello World" プログラムは簡単に作成できます。詳細については、「JScript バージョンの Hello World! プログラム」を参照してください。データ型の使用方法
JScript 8.0 では、コロンは変数宣言または関数定義の型を指定します。既定の型は Object で、この型は任意の型を保持できます。詳細については、「JScript の変数と定数」および「JScript の関数」を参照してください。JScript 8.0 には、いくつかの組み込みデータ型 (int、long、double、String、Object、Number など) があります。詳細については、「JScript のデータ型」を参照してください。適切な名前空間をインポートすると、.NET Framework データ型も使用できます。詳細については、「.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス」を参照してください。
名前空間のアクセス方法
名前空間には、import ステートメント (コマンド ライン コンパイラを使用する場合) または @import ディレクティブ (ASP.NET を使用する場合) を使ってアクセスします。詳細については、「import ステートメント」を参照してください。/autoref オプション (既定でオンになっています) を指定すると、JScript .NET プログラムで使用されている名前空間に対応するアセンブリを自動的に参照します。詳細については、「/autoref」を参照してください。型指定された (ネイティブ) 配列の作成方法
型指定された配列のデータ型は、データ型の名前の後に角かっこ ([]) を指定して宣言します。Array コンストラクタで作成した、JScript 配列オブジェクトも使用できます。詳細については、「配列の概要」を参照してください。クラスの作成方法
JScript 8.0 では、独自のクラスを定義できます。クラスには、メソッド、フィールド、プロパティ、静的な初期化子、およびサブクラスを含めることができます。完全に新しいクラスを作成したり、既存のクラスやインターフェイスを継承したりできます。修飾子は、クラス メンバの参照可能範囲、メンバの継承、およびクラス全体の動作を制御します。カスタム属性も使用できます。詳細については、「クラス ベースのオブジェクト」および「JScript の修飾子」を参照してください。
参照
概念
前のバージョンの JScript で作成されたアプリケーションのアップグレード