LCase 関数 (Visual Basic)

更新 : 2007 年 11 月

小文字に変換した文字列または文字を返します。

Public Shared Function LCase(ByVal Value As Char) As Char
' -or-
Public Shared Function LCase(ByVal Value As String) As String

パラメータ

  • Value
    必ず指定します。任意の有効な文字列 (String) または文字 (Char) 式。

解説

大文字だけが小文字に変換されます。大文字のアルファベット以外の文字には影響がありません。

この関数は文字列を操作するときにアプリケーションのカルチャ情報を使用するため、大文字小文字がアプリケーションで使用しているロケールに対して正しく変換されます。

セキュリティに関するメモ :

比較処理または大文字/小文字変換処理の結果に基づいてアプリケーションのセキュリティ関連の決定を下す場合は、その処理を String.Compare メソッドで実行し、comparisonType 引数に Ordinal または OrdinalIgnoreCase を渡してください。詳細については、「Visual Basic においてカルチャが文字列に与える影響」を参照してください。

使用例

LCase 関数を使って文字列を小文字に変換する例を次に示します。

' String to convert.
Dim UpperCase As String = "Hello World 1234"
' Returns "hello world 1234".
Dim LowerCase As String = LCase(UpperCase)

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic

モジュール : Strings

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

参照

参照

UCase 関数 (Visual Basic)

その他の技術情報

Visual Basic における文字列

Visual Basic の文字列の概要