次の方法で共有


演算子の優先順位 (Entity SQL)

Entity SQL クエリに複数の演算子がある場合は、演算子の優先順位によって、操作の実行順序が決まります。実行される順序により、クエリ結果の値は大きく変わります。

演算子には、次の表に示す優先順位レベルが定義されています。優先順位が高い演算子は、優先順位が低い演算子よりも前に評価されます。

レベル 演算の種類 演算子

1

プライマリ

. , [] ()

2

単項

! not

3

乗算

* / %

4

加算

+ -

5

順序

< > <= >=

6

等価

= != <>

7

条件付き AND

and &&

8

条件付き OR

or ||

式の中の 2 つの演算子が同じ優先順位レベルである場合は、クエリの中での位置に従って演算子は左から右へと評価されます。たとえば、x+y-z(x+y)-z と評価されます。

クエリの中で演算子の定義済みの優先順位を無効にするには、かっこを使用します。この場合、かっこ内のすべての演算が評価され、1 つの結果が作成されてから、かっこ外の演算子でこの結果が使用されます。たとえば、x+y*z の場合、yz の積に x が加算されますが、(x+y)*z の場合は、xy の和に z が乗算されます。

参照

概念

演算子 (Entity SQL)