Entity Data Model ウィザードを使用する方法 (Entity Framework)

このトピックでは、エンティティ データ モデル ウィザードを使用して、AdventureWorks Sales エンティティ データ モデル (EDM) を定義するマッピング ファイルを生成する方法と、エンティティ フレームワーク を使用するように Visual Studio プロジェクトを構成する方法を示します。このモデルと構成は、タスク関連の エンティティ フレームワーク トピック全般で使用されます。

エンティティ データ モデル ウィザードは、Visual Studio 2008 Service Pack 1 (SP1) 以降、Visual Studio のコンポーネントになっています。詳細については、「Entity Data Model ウィザード」を参照してください。

エンティティ データ モデル ウィザードを使用する代わりに、EDM を手動で作成し、エンティティ フレームワーク を使用するようにプロジェクトを構成できます。詳細については、「Entity Data Model を手動で定義する方法 (Entity Framework)」および「Entity Framework プロジェクトを手動で構成する方法」を参照してください。

ADO.NET Entity Data Model アイテム テンプレートを追加するには

  1. [プロジェクト] メニューの [新しい項目の追加] をクリックします。

  2. [テンプレート] ペインの [ADO.NET Entity Data Model] を選択します。

  3. モデル名として「AdventureWorks.edmx」と入力し、[追加] をクリックします。

    Entity Data Model ウィザードの先頭ページが表示されます。

EDM ファイルを生成するには

  1. [モデルのコンテンツの選択] ダイアログ ボックスで [データベースから生成] を選択します。その後、[次へ] をクリックします。

  2. [新しい接続] をクリックします。

  3. [接続のプロパティ] ダイアログ ボックスで、サーバー名を入力し、認証方式を選択します。データベース名として「AdventureWorks」と入力し、[OK] をクリックします。

    指定したデータベース接続の設定に従って [データ接続の選択] ダイアログ ボックスが更新されます。

  4. [エンティティ接続設定に名前を付けて App.Config に保存] チェック ボックスがオンになっていて、値が AdventureWorksEntities に設定されていることを確認します。その後、[次へ] をクリックします。

  5. [データベース オブジェクトの選択] ダイアログ ボックスで、すべてのオブジェクトを選択解除し、[テーブル] を展開して、次のテーブル オブジェクトを選択します。

    • Address

    • Contact

    • Product

    • SalesOrderHeader

    • SalesOrderDetail

  6. [完了] をクリックしてウィザードを終了します。

    このウィザードは、次の操作を行います。

    • System.Data.EntitySystem.Runtime.Serialization、および System.Security の各名前空間への参照を追加します。

    • EDM を定義する AdventureWorks.edmx ファイルを生成します。

    • EDM に基づいて生成されたクラスを含むソース コード ファイルを作成します。ソース コード ファイルを確認するには、ソリューション エクスプローラで .edmx ファイルを展開します。

    [!メモ]

    Visual Basic プロジェクトのソース コード ファイルを確認するには、ソリューション エクスプローラ[すべてのファイルの表示] をクリックする必要があります。

    • App.Config ファイルを作成します。
  7. アプリケーションのコード ページで、次の using ステートメント (Visual Basic の場合は Imports) を追加します。

    Imports System
    Imports System.Linq
    Imports System.Collections.Generic
    Imports System.Text
    Imports System.Data
    Imports System.Data.Common
    Imports System.Data.Objects
    Imports System.Data.Objects.DataClasses
    ' Prepend with the root namespace for the project.
    Imports AdventureWorksModel
    
    using System;
    using System.Linq;
    using System.Collections.Generic;
    using System.Text;
    using System.Data;
    using System.Data.Common;
    using System.Data.Objects;
    using System.Data.Objects.DataClasses;
    using AdventureWorksModel;
    

参照

概念

クイック スタート (Entity Framework)

その他のリソース

ADO.NET Entity Data Model デザイナ
Entity Data Model を新規作成する方法
ADO.NET Entity Data Model デザイナ