ADO.NET Data Services のコンテンツの種類

ADO.NET Data Service では、特定のデータ形式ではなく転送されるデータに合わせて、サービス クライアント側でコードを記述できます。ADO.NET Data Service プロトコルは、Atom や JSON などの多数のシリアル化形式でリソースを交換できるようになっています。

最適な形式は、データ サービスを使用するアプリケーションとその実行環境によって異なります。たとえば、Web ブラウザ内で実行される AJAX ベースのアプリケーションでは、JavaScript オブジェクトとして JSON を使用できるので、JSON 形式が最も使いやすい可能性があります。

EDM プリミティブ型と CLR プリミティブ型間での変換

ADO.NET Data Services はエンティティ データ モデル (EDM) の観点から定義されているので、ADO.NET Data Service クライアント ライブラリを使用していないクライアントは、マッピングによって ADO.NET Data Service と相互運用できます。次の表に、CLR 型と EDM 型間のマッピングを定義します。

EDM 型 CLR 型

Edm.Binary

byte[]

Edm.Boolean

Bool

Edm.Byte

Byte

Edm.DateTime

DateTime

Edm.Decimal

Decimal

Edm.Double

Double

Edm.Guid

Guid

Edm.Int16

Int16

Edm.Int32

Int32

Edm.Int64

Int64

Edm.String

String

参照

概念

ADO.NET Data Services のクエリ オプション
リソースのアドレスを指定する URI 形式 (ADO.NET Data Services フレームワーク)