SOAP メッセージの書式のカスタマイズ

クライアントとの通信に SOAP を使用する ASP.NET Web サービスでは、要求と応答で送信される SOAP メッセージ形式を制御するための高度な機構を利用できます。SOAP では、Web サービスとやり取りする SOAP メッセージの内容は、Body 要素と Header 要素に格納される XML で記述する必要があると規定されています。これらの要素は、名前空間 https://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/ に属する Envelope 要素の子です。ただし、SOAP では XML の形式は限定されていません。

さまざまな形式を使用する Web サービスを作成し利用するために、.NET Framework では SOAP メッセージに含まれる XML 形式を制御する属性ベースの機構が用意されています。また、ネットワーク経由で送信される SOAP の特定の要素名や属性名を指定する属性ベースの機構で、さらに詳細なレベルで SOAP を制御できます。

このトピックのセクションはそれぞれ、該当する属性の使用方法が説明されているトピックを示しています。

このセクションの内容

参照

  • System.Xml.Serialization
    オブジェクトを XML 形式のドキュメントまたはストリームにシリアル化するために使用されるクラスが含まれています。
  • SoapRpcMethodAttribute
    メソッドとやり取りされる SOAP メッセージで RPC 形式を使用するように指定します。
  • SoapDocumentServiceAttribute
    省略可能な SoapDocumentServiceAttribute 属性を XML Web サービスに適用して、Web サービスの Web サービス メソッドとの間で送受信される SOAP 要求と SOAP 応答の既定の形式を設定します。
  • SoapDocumentMethodAttribute
    SoapDocumentMethodAttribute 属性をメソッドに適用して、メソッドとの間で送受信される SOAP メッセージで Document 形式を使用することを指定します。
  • SoapRpcServiceAttribute
    Web サービスの Web サービス メソッドとの間で送受信される SOAP 要求と SOAP 応答の既定の形式を設定します。

関連項目

  • XML Web サービス クライアントの作成
    XML Web サービスの構築に使用されたプラットフォームや技術に関係なく、XML Web サービスのクライアントを作成する方法について詳しく説明します。

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