読み込み時にクライアント アプリケーションのパフォーマンスを向上するための最適化手法
更新 : 2007 年 11 月
MFC に静的にリンクするレギュラー DLL を動的にリンクするレギュラー DLL に変更すると、ファイルを小型化できます。
DLL にエクスポート関数が多数ある場合は、__declspec(dllexport) ではなく .def ファイルを使用して関数をエクスポートします。エクスポートする関数ごとに NONAME 属性を指定します。DLL のエクスポート テーブルに序数値だけが入り、関数名が格納されないので、ファイル サイズが小さくなります。
アプリケーションを読み込むと、暗黙にリンクされている DLL も一緒に読み込まれます。読み込み時のパフォーマンスを向上するには、この DLL を複数に分割します。呼び出し側アプリケーションが読み込み直後に使用する関数だけを 1 つの DLL にまとめ、アプリケーションに暗黙にリンクします。呼び出し側アプリケーションですぐには必要でないその他の関数は、別の DLL に読み込み、アプリケーションをその DLL に明示的にリンクします。詳細については、「リンク方式の使い分け」を参照してください。