Workbook.Unprotect メソッド (2007 System)

[アーティクル]
08/22/2008

更新 : 2007 年 11 月

ブックの保護を削除します。このメソッドは、ブックが保護されていないときには何もしません。

名前空間 : Microsoft.Office.Tools.Excel
アセンブリ : Microsoft.Office.Tools.Excel.v9.0 (Microsoft.Office.Tools.Excel.v9.0.dll 内)

構文

'宣言
Public Sub Unprotect ( _
    Password As Object _
)
'使用
Dim instance As Workbook
Dim Password As Object

instance.Unprotect(Password)

public void Unprotect(
    Object Password
)

パラメータ

Password
型 : System.Object

ブックの保護を解除するために使用するパスワード (大文字と小文字を区別します) です。ブックがパスワードで保護されていない場合、このパラメータは無視されます。パスワードで保護されているブックでこのパラメータを省略すると、メソッドは失敗します。

解説

パスワードを忘れると、ブックの保護を解除できなくなります。パスワードとそれに対応するドキュメント名の一覧を安全な場所に保管することをお勧めします。

省略可能なパラメータ

省略可能なパラメータについては、「Office ソリューションの省略可能なパラメータについて」を参照してください。

例

次のコード例では、Protect メソッドを使用して、パスワード保護を指定せずにブックとブックウィンドウの構造を保護します。次に、Unprotect メソッドを使用して、ブックの保護を解除するよう求めるプロンプトを表示します。

この例は、ドキュメントレベルのカスタマイズ用に作成されています。

Private Sub WorkbookUnprotect()
    MsgBox("Protecting the workbook.")
    Me.Protect(Structure:=True, Windows:=True)

    If DialogResult.Yes = MessageBox.Show( _
        "Unprotect the workbook?", "Custom Unprotect Dialog", _
        MessageBoxButtons.YesNo) Then
        Me.Unprotect()
    End If
End Sub

private void WorkbookUnprotect()
{
    MessageBox.Show("Protecting the workbook.");
    this.Protect(missing, true, true);

    if (DialogResult.Yes == MessageBox.Show("Unprotect the workbook?",
        "Custom Unprotect Dialog", MessageBoxButtons.YesNo))
    {
        this.Unprotect(missing);
    }
}