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コンパイラにより生成された例外 (C# プログラミング ガイド)

更新 : 2007 年 11 月

例外には、基本操作が失敗すると、.NET Framework の共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) により自動的にスローされるものがあります。次の表は、例外とそのエラー条件の一覧です。

例外

説明

ArithmeticException

DivideByZeroExceptionOverflowException など、算術演算中に発生する例外の基本クラスです。

ArrayTypeMismatchException

要素の実際の型が、配列の実際の型と互換性がないために、要素を配列に格納できなかった場合にスローされます。

DivideByZeroException

整数値を 0 で除算しようとしたときにスローされます。

IndexOutOfRangeException

0 未満のインデックス、または配列の範囲外のインデックスを使用して、配列のインデックス付けをしようとしたときにスローされます。

InvalidCastException

基本型からインターフェイスまたは派生型への明示的変換が、実行時に失敗した場合にスローされます。

NullReferenceException

値が null のオブジェクトを参照しようとするとスローされます。

OutOfMemoryException

new 演算子を使用してメモリを割り当てようとして失敗した場合にスローされます。共通言語ランタイムの使用可能なメモリ容量が不足しています。

OverflowException

checked コンテキストで算術演算がオーバーフローしたときにスローされます。

StackOverflowException

保留状態のメソッド呼び出しが多すぎて、実行スタックに空きがなくなったときにスローされます。一般的には、再帰が深いか、または無限再帰の場合に発生します。

TypeInitializationException

静的コンストラクタが例外をスローし、その例外をキャッチする、対応する catch 句が存在しない場合にスローされます。

参照

概念

C# プログラミング ガイド

参照

例外と例外処理 (C# プログラミング ガイド)

例外処理 (C# プログラミング ガイド)

try-catch (C# リファレンス)

try-finally (C# リファレンス)

try-catch-finally (C# リファレンス)