方法 : コマンド ラインからテストを実行する

更新 : 2007 年 11 月

実行可能プログラム MSTest.exe を使用すると、コマンド ラインからテストを実行できます。このプログラムでは、自動的に実行できるすべてのテストを実行できます。つまり、手動テスト以外の任意のテストを実行できます。

コマンド ラインからテストを実行するには

  1. Visual Studio のコマンド プロンプトを開きます。

    これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に [Microsoft Visual Studio 2008] をポイントし、[Visual Studio Tools] をポイントして、[Visual Studio 2005 コマンド プロンプト] をクリックします。

    既定では、Visual Studio コマンド プロンプトで次のフォルダが開きます。

    <ドライブ文字>:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC

    ms182487.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    コマンド プロンプト ウィンドウで既定で開くフォルダを変更するには、[スタート] ボタンをクリックし、[Microsoft Visual Studio 2008] をポイントし、[Visual Studio Tools] をポイントします。次に、[Visual Studio 2008 コマンド プロンプト] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[Visual Studio 2008 コマンド プロンプトのプロパティ] ダイアログ ボックスの [作業フォルダ] ボックスで、既定のフォルダへのパスを変更できます。

  2. ディレクトリをソリューション フォルダに変更します。手順 3 で MSTest.exe プログラムを実行する場合は、メタデータ ファイルまたはテスト コンテナへの完全パスまたは相対パスを指定します。

    ソリューション フォルダを見つけるには、まず Visual Studio の Projects フォルダを見つけます。これを行うには、Visual Studio で [ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[プロジェクトおよびソリューション] をクリックします。[Visual Studio プロジェクトの場所] の下に次のようなパスが表示されます。

    <drive letter>:\Documents and Settings\<user name>\My Documents\Visual Studio\Projects

    通常、ソリューション フォルダは次の例の Bank フォルダのように、この Projects フォルダのサブフォルダです。

    <drive letter>:\Documents and Settings\<user name>\My Documents\Visual Studio\Projects\Bank

  3. MSTest.exe プログラムを実行します。

    MSTest.exe を実行する場合、/testmetadata オプションを使用してテスト メタデータ ファイルを指定するか、/testcontainer オプションを使用してテスト コンテナを指定する必要があります。/testmetadata オプションは一度だけ使用して、1 つのテスト メタデータ ファイルを指定します。/testcontainer オプションは、何度も使用して複数のテスト コンテナを指定できます。

    必要に応じて、メタデータ ファイルまたはテスト コンテナが存在するフォルダへのパスを指定します。テスト メタデータ ファイルはソリューション フォルダに存在します。

    テストの種類に応じて、テスト コンテナは XML ファイル、テスト プロジェクトからビルドされたアセンブリ、またはテスト プロジェクトのフォルダに存在するその他のファイルです。詳細については、「テスト コンテナ」を参照してください。

サンプル

/testmetadata オプションと /testlist オプションを組み合わせて使用することをお勧めします。たとえば、次のコマンドをソリューション フォルダで実行します。テスト メタデータ ファイルも同じフォルダに存在するため、パスは必要ありません。

MSTest /testmetadata:Bank.vsmdi /testlist:balancetests

次のコマンドもソリューション フォルダで実行します。ただし、異なるフォルダに存在するテスト コンテナ、アセンブリを参照しているため、パスが必要です。このコマンドは、指定したテスト コンテナですべてのテストを実行します。

MSTest /testcontainer:testproject2\bin\debug\testproject2.dll

オプションで、他の MSTest コマンド ライン オプションを使用して、実行するテストを個別に指定したり、テスト データを発行したり、画面出力をカスタマイズしたりできます。これらのオプションの詳細については、「MSTest.exe コマンド ライン オプション」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : コマンド ライン テストの結果を取得する

チュートリアル : コマンド ライン テスト ユーティリティの使用

概念

MSTest.exe コマンド ライン オプション

テスト結果を発行するためのコマンド ライン オプション

テスト コンテナ