レポートをバインドするクリック イベントの追加

ここでは、reportsList コントロールから選択したレポートを表示するように Button コントロールを設定します。このボタンのイベント メソッドでは、選択したレポートに CrystalReportViewer コントロールを再バインドします。

Web プロジェクトで Button のクリック イベント メソッドを作成する

1. Web フォームまたは Windows フォームを開きます。

2. ［表示］メニューの［デザイナ］をクリックします。

3. 表示 Button コントロールをダブル クリックします。

分離コード クラスが表示され、display\_Click() イベント メソッドが自動的に生成されます。

これで、reportsList の値を crystalReportViewer コントロールにバインドするヘルパー メソッドを作成できます。

4. 自動生成された display_Click() イベント メソッドでは、新しい ServerFileReport をインスタンス化します。

``` vb
Dim myServerFileReport As ServerFileReport = New ServerFileReport
```

``` csharp
serverFileReport = new ServerFileReport();
```

5. ServerFileReport インスタンスの ReportPath プロパティを reportsList から選択した値に設定します。

   myServerFileReport.ReportPath = "\" + reportsList.SelectedItem.ToString
   

   serverFileReport.reportPath = @"\" + reportsList.selectedItem.toString();
   

6. ServerFileReport インスタンスの WebServiceUrl プロパティを serverfilereportservice.asmx の URL に設定します。

   myServerFileReport.WebServiceUrl = "https://localhost:80/CrystalReportsWebServices/serverfilereportservice.asmx"
   

   serverFileReport.WebServiceUrl = "https://localhost:80/CrystalReportsWebServices/serverfilereportservice.asmx";
   

7. Web サイトの場合は、レポート変数名を Session 識別子の文字列として使用して、レポートを Session に割り当てます。

   Session("ServerFileReport") = myServerFileReport
   

   Session["ServerFileReport"] = serverFileReport;
   

8. CrystalReportViewer コントロールの ReportSource プロパティを ServerFileReport インスタンスに設定します。

   myCrystalReportViewer.ReportSource = myServerFileReport
   

   crystalReportViewer.ReportSource = serverFileReport;
   

9. ［ファイル］メニューの［すべて保存］をクリックします。

10. ［ビルド］メニューで［ソリューションのビルド］を選択します。

11. ビルド エラーが発生した場合は、ここで修正します。

アプリケーションの実行

1. ［デバッグ］メニューの［開始］をクリックします。
2. DropDownList または ComboBox からレポートを選択します。
3. ［レポートの表示］をクリックして、選択したレポートを表示します。