Visual Basic における検証関数の構築
更新 : 2007 年 11 月
検証関数は、文字列が一定の要件を満たしているかどうかを調べます。ここでは検証関数の特徴を紹介し、検証関数を作成して使用する方法について説明します。
検証関数の種類
検証の対象となる文字列は、以下の 3 つのカテゴリに分類されます。
おそらく有効。
おそらく無効。
有効か無効かがまったくわからない。
1 つ目と 2 つ目のカテゴリでは、検証関数が文字列を使ってどのような処理を行うかは明確ですが、3 つ目のカテゴリは少し面倒です。
3 つ目のカテゴリで検証関数が文字列をどのように扱うかによって、検証関数が次の 2 つのカテゴリに分類されます。
慎重な検証関数これらの関数は、有効であることが証明できる文字列だけを検証します。
アプリケーションが文字列をセキュリティの目的に使用する場合は、慎重な検証関数を使う必要があります。たとえば、不適切な入力をすべて予想することは困難なので、許可しない要素だけを除去するようなフィルタは作成しないでください。代わりに、フィルタを作成する場合は、受け入れ可能な入力のリストを定義してください。
寛大な検証関数これらの関数は「おそらく無効」な文字列を除くすべての文字列を検証します。
ユーザーのプロファイルの格納など、セキュリティに関連しないすべての状況において、寛大な検証関数を使用できます。この検証関数は、控えめな検証関数よりも柔軟でユーザー フレンドリです。
検証関数での正規表現
.NET Framework の Regex 正規表現クラスを使用すると、文字列が特定のパターンに一致しているか、または特定のパターンを含んでいるかを判断できます。
文字列の検証では、正規表現は ^ の文字で始める必要があります。これによって正規表現エンジンは、指定されたパターンとの照合を文字列の先頭から開始します。
参照
処理手順
方法 : 文字列が有効な電子メール形式であるかどうかを検証する