正規表現と Like 演算子
更新 : 2007 年 11 月
このトピックでは Visual Basic の Like 演算子と .NET Framework の正規表現とを比較します。
構文の違い
Like 演算子のパターン指定言語の構文と、正規表現の構文との比較を次の表にまとめます。
Like 演算子の構文 |
正規表現の構文 |
---|---|
Like 演算子の動作は、Option Compare ステートメントによって決まります。各ソース ファイルの既定の文字列比較メソッドは Option Compare Binary です。 |
正規表現は Option Compare に関係なく同様に動作します。 |
charlist 内の任意の単一文字と照合する場合は、[charlist] を使います。 |
charlist 内の任意の単一文字と照合する場合は、[charlist] を使います。 |
charlist にない任意の単一文字と照合する場合は、[!charlist] を使います。 |
charlist にない任意の単一文字と照合する場合は、[^charlist] を使います。 |
任意の単一数字 (0–9) と照合する場合は、# を使用します。 |
任意の単一数字 (0–9) と照合する場合は、10 進数字の文字クラス \d を使用します。 |
任意の単一文字と照合する場合は、? を使います。 |
任意の単一文字と照合する場合は、[charlist] のcharlist に、同時に指定できない文字クラスを指定します。たとえば、[\s\S] などです。 |
0 個以上の文字と照合する場合は、* を使用します。 |
0 個以上の文字と照合する場合は、[charlist]* の charlist に、同時に指定できない文字クラスを指定します。たとえば、[\s\S]* などです。 |
特殊文字 char と照合する場合は、[char] のように文字を角かっこで囲みます。 |
特殊文字 char と照合する場合は、\char のように文字の前に円記号 (\) を付けます。 |
ある範囲内の任意の文字と照合する場合は、charlist 内でハイフン (–) を使用して範囲の下限と上限を区切ります。 |
ある範囲内の任意の文字と照合する場合は、charlist 内でハイフン (–) を使用して範囲の下限と上限を区切ります。 |