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レポート内のデータの並べ替え (Visual Studio レポート デザイナ)

各データ領域 (テーブル、マトリックス、一覧) 内のデータは、フィールドおよび式によって並べ替えることができます。エンドユーザーによる並べ替えをサポートするようにレポートを構成すると、ユーザーはレポートの表示中に並べ替え順を対話形式で変更できます。または、パラメータを使用して、レポートに表示する前にデータを並べ替えることもできます。

データ領域の並べ替えプロパティの設定

データ領域は、データの繰り返し行を表示するために使用される、データ バインド レポート アイテムです。データ領域の並べ替えプロパティを設定すると、行の並べ替え方法および並べ替え順を指定できます。

対話形式での並べ替え

列見出しのプロパティを設定して、パブリッシュされたレポートに対話形式の並べ替え機能を提供できます。並べ替えはテキスト ボックスのプロパティを使用して指定します。同じテーブル、一覧、またはマトリックス内の複数の列について並べ替えを指定したり、入れ子になったデータやグループ化されたデータについて並べ替えを指定したりできます。

対話形式での並べ替えを指定するには、次の操作を行います。

  1. 列見出し (テーブル ヘッダーの列など) を右クリックし、[プロパティ] をクリックして [テキスト ボックスのプロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。

  2. [対話的な並べ替え] タブをクリックします。

  3. [対話的な並べ替えアクションをこのテキスト ボックスに追加する] を選択します。

  4. 並べ替え式を指定するには、並べ替えアクションを定義する対象列に対応するフィールドを選択します (たとえば、列見出しの名前が "Department" の場合は、[=Fields!Department.Value] を選択します。並べ替え式の指定は必須です。

  5. 並べ替えのデータ領域とスコープを選択します。この手順によって、並べ替えアクションをレポートのすべてのデータ領域に適用するか、テキスト ボックスを含んでいるデータ領域に限定するか、または選択する他のデータ領域セットにスコープを限定するかが決定します。

  6. [OK] をクリックします。

並べ替えアクションを確認するには、レポートをプレビューします。対話形式での並べ替えをサポートしている列には、並べ替え順を指示する矢印アイコンが付きます。並べ替えの昇順と降順を切り替えるには、列見出しをクリックします。

パラメータを使用した並べ替え

レポート パラメータを使用して、データ領域またはグループの並べ替えプロパティを変更できます。たとえば、レポート上の Product テーブルの並べ替え式を変更し、製品名または価格で並べ替えが行われるようにすることができます。実行時、ユーザーは、使用する並べ替えフィールドを選択します。

  • ユーザーが選択した並べ替えフィールドを受け入れるために使用するレポート パラメータを作成します。

  • [レポート パラメータ] ダイアログ ボックスで、並べ替えを行うフィールドを選択します。使用できる値はデータセット内のフィールドに対応している必要があります。グループを並べ替える場合は、集計値の並べ替え順を指定できます。データセットまたはデータ領域については、集計値の並べ替えはサポートされていません。

  • ユーザーが使用可能な値から並べ替え順を選択できるように、フォームまたは Web ページ内にドロップダウン リストを追加します。

参照

処理手順

レポートでデータをフィルタ選択する方法 (Visual Studio レポート デザイナ)

概念

レポートでのレポート パラメータの定義 (Visual Studio レポート デザイナ)
レポート内のデータのグループ化 (Visual Studio レポート デザイナ)
マトリックス データ領域の追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
テーブル データ領域の追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
一覧データ領域の追加 (Visual Studio レポート デザイナ)