次の方法で共有


方法 : エージェントで IP 切り替えを使用する

更新 : 2007 年 11 月

IP 切り替えを使用すると、エージェントで異なる IP アドレスの範囲を使用してサーバーに要求を送信できます。これにより、異なるクライアント コンピュータからの呼び出しをシミュレートできます。IP 切り替えは、負荷分散 Web ファームをテストする場合に重要です。ほとんどの負荷分散機能では、クライアントと特定の Web サーバーとの間の関係を確立するのに、クライアントの IP アドレスを使用します。すべての要求が単一のクライアントから送信されているように見える場合、負荷分散機能は負荷の分散を実行しません。Web ファームで適切な負荷分散を得るには、要求が一定の範囲の IP アドレスから送信されることが重要です。

ms404667.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

IP 切り替えは、Team Test Load Agent でのみ使用できます。詳細については、「コントローラ、エージェント、およびリモート テスト マシン群」を参照してください。

IP 切り替えの構成

IP 切り替えは、[エージェント プロパティ] ダイアログ ボックスで構成します。

ms404667.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ネットワーク カードを構成するため、エージェント サービスは管理者資格情報で実行する必要があります。

IP 切り替えを構成するには

  1. [テスト] メニューの [テスト コントローラの管理] をクリックします。

    [テスト コントローラの管理] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [コントローラ] ボックスの一覧でコントローラを選択します。

  3. [エージェント] 一覧で、エージェントを選択します。

  4. [プロパティ] をクリックします。

    [エージェント プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [IP 切り替えを有効にする] をクリックして、エージェントの IP 切り替えを有効にします。

  6. IP 切り替えを構成するには、次のプロパティを設定します。

    • NIC

      ms404667.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

      NIC を指定できるほか、[(すべて未割り当て)] を使用すると、現在使用されていない NIC が自動的に選択されます。

    • ベース アドレス

    • 開始範囲

    • 終了範囲

    • サブネット マスク

IP 切り替えの検証

IP 切り替えを構成したら、正常に動作することを検証します。検証するには、Web サーバーで IIS ログを有効にします。IIS ログ機能を使用して、構成した IP アドレスから要求が送信されていることを検証できます。

参照

処理手順

方法 : リモート テスト マシン群を管理する

概念

コントローラ、エージェント、およびリモート テスト マシン群の概要

コントローラとエージェントの機能の設定