方法 : Visual Basic でファイルを削除する

[アーティクル]
08/16/2008

更新 : 2007 年 11 月

My.Computer.FileSystem オブジェクトの DeleteFile メソッドを使用すると、ファイルを削除できます。削除したファイルをごみ箱に送るかどうか、ファイルを削除することをユーザーに確認するかどうか、ユーザーが操作をキャンセルした場合の処理方法などがオプションとして用意されています。

テキストファイルを削除するには

DeleteFile メソッドを使用してファイルを削除します。次のコードは、test.txt という名前のファイルを削除する方法の例です。
```
My.Computer.FileSystem.DeleteFile("C:\test.txt")
```

ユーザーに確認したうえでテキストファイルを削除するには

DeleteFile メソッドを使用してファイルを削除します。その際、showUI を AllDialogs に設定します。次のコードは、test.txt という名前のファイルを、ユーザーに確認したうえで削除する方法の例です。
```
My.Computer.FileSystem.DeleteFile("C:\test.txt", _
        FileIO.UIOption.AllDialogs, FileIO.RecycleOption.DeletePermanently, FileIO.UICancelOption.DoNothing)
```

テキストファイルを削除してごみ箱に送るには

DeleteFile メソッドを使用してファイルを削除します。その際、recycle パラメータに SendToRecycleBin を指定します。次のコードは、test.txt という名前のファイルを削除してごみ箱に送る方法の例です。
```
My.Computer.FileSystem.DeleteFile("C:\test.txt", _
FileIO.UIOption.AllDialogs, FileIO.RecycleOption.SendToRecycleBin)
```

堅牢性の高いプログラム

次の条件を満たす場合は、例外が発生する可能性があります。

パスが無効な場合。1) 長さが 0 の文字列である、2) 空白だけが含まれている、3) 無効な文字が含まれている、4) デバイスパスである (\\.\ で開始されている)、のいずれかの理由が考えられる (ArgumentException)。
パスが Nothing であるため、有効でない場合 (ArgumentNullException)。
パスがシステムで定義されている最大長を超えている場合 (PathTooLongException)。
パス内のファイル名またはフォルダ名にコロン (:) が含まれているか、または形式が無効な場合 (NotSupportedException)。
ファイルが使用中の場合 (IOException)。
ユーザーがパスを参照するのに必要なアクセス許可がない場合 (SecurityException)。
ファイルが存在しない場合 (FileNotFoundException)
ファイルの削除に必要なアクセス許可がユーザーにないか、またはファイルが読み取り専用の場合 (UnauthorizedAccessException)。
部分信頼の状況でユーザーに十分なアクセス許可がない場合 (SecurityException)。
ユーザーが操作をキャンセルし、onUserCancel が UICancelOption.ThrowException に設定されている場合 (OperationCanceledException)。